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未検証

ツールバーが消えた・配置が崩れた

このページで解決できること

Jw_cadのツールバーが画面から消えた、ドラッグしているうちに別の位置に飛び出した、配置が初期状態と違ってしまった ── こうしたツールバーまわりの「見当たらない/崩れた」系のトラブルを、原因別に切り分けて復旧できるようになります。フローティング中のダブルクリックでの復帰、ダイアログからの個別チェック、「初期状態に戻す」での一括リセット、初期では出ていない[進む]ボタンの追加、マルチディスプレイ復帰時の崩れ対処までをまとめて扱います。


こんな症状でお困りの方へ

  • 左側のツールバーが丸ごと消えてしまい、見当たらない
  • ドラッグしている途中でツールバーがどこかへ飛び出して画面外に行ってしまった
  • 「線属性」や「レイヤ」のツールバーが見当たらず、線種の切替ができない
  • フローティング中のツールバーが作図領域の真ん中に居座って邪魔になっている
  • いつのまにか配置がぐちゃぐちゃになり、初期の見た目に戻せない
  • [進む](やり直し)ボタンが見当たらない
  • 外部モニタを外して持ち出した/ノートPC単体で起動したらツールバーの位置がおかしくなった
  • 別ユーザーから引き継いだPCで、自分の見慣れた配置と違っていて使いにくい

背景: Jw_cadのツールバーは、画面端へのドッキングと自由位置のフローティングを行き来できる柔軟な作りになっています。便利な反面、意図せずドラッグして配置を崩したり、フローティング中に「×」ボタンで閉じてしまったりといった事故が起きやすい構造でもあります。仕組み自体は単純なので、原因と復旧手順を一度押さえれば毎回30秒で戻せるようになります。


主な原因

#原因起きる場面
1フローティング中の「×」ボタンを押して非表示にした邪魔だと思って何気なく閉じた/タイトルバーの×を間違って押した
2ドラッグして画面外(または見えない位置)に飛び出したバーをつかんだまま画面端を超えて放した
3「ツールバーの表示」ダイアログでチェックを外した設定をいじっているうちにチェックを外してしまった
4マルチディスプレイ環境でモニタ構成が変わった外部モニタを外した/在宅と出社で構成が違う
5環境設定ファイル jw_win.jwf が前回起動時の異常な配置を記憶している強制終了の直前に変な位置にあった/別PCの jwf を上書きコピーした
6[進む]等の初期非表示コマンドを「消えた」と勘違いしている初期状態でそもそも表示されていない

背景: 上の頻度は、PERSC編集部に届く問い合わせ感覚の順です。中でも「1. フローティング中に×で閉じた」「2. 画面外に飛び出した」「3. ダイアログでチェックを外した」の上位3つで相当数を占める印象があります。多くは「初期状態に戻す」で一発復旧できる軽微なトラブルです。


対処方法

注意: 削除・初期化・解除(ツールバー配置リセット・jw_win.JWF 上書きを含む)を行う前に、必ず以下の 3 ステップ安全手順 を踏んでください:

  1. コピー退避: 現状の jw_win.JWF を別名でコピーバックアップ(例: jw_win.JWFjw_win_backup_2026-05-08.JWF)。可能なら現在のツールバー配置のスクリーンショットも残します
  2. 検証: バックアップを別場所に置いた状態で、配置リセットすべきか他に原因がないかを確認します
  3. 対処: 上記2ステップを踏んだ上で、本記事の対処を実行

配置リセットは元のレイアウトに戻すのが手間です。退避コピーがあれば「環境設定ファイル → 読込み」で元の配置を 永続的損失なし で戻せます。

対処1: フローティング中のツールバーをダブルクリックで戻す

ツールバーがフローティング状態で作図領域の中央付近に居座っている/少しだけ画面端からはみ出している、といった軽微な崩れは、ダブルクリックで一瞬で元のドッキング位置に戻せます。

手順

  1. 戻したいツールバーのタイトルバー(バー上部の細い帯部分)にマウスカーソルを合わせます
  2. タイトルバーをダブルクリックします
  3. ツールバーが直前にドッキングしていた位置へ戻ります

Tips: この方法は1本だけ戻したい時に最速です。複数本まとめて戻したい場合は、後述の「対処4: 初期状態に戻す」のほうが手早く済みます。

要確認: タイトルバーのダブルクリックでドッキング復帰する挙動は、お使いのバージョンで再確認してください。


対処2: 「表示」メニューから個別にチェックを入れて復活させる

「×」ボタンで閉じた/ダイアログでチェックを外したことが原因で消えたツールバーは、同じダイアログで再度チェックを入れれば復活します。

手順

  1. メニューバー「表示」→「ツールバー」を左クリックします
  2. ツールバーの表示」ダイアログが開きます
  3. 復活させたいツールバー名(例:「線属性」「レイヤ」「設定」など)のチェックボックスにチェックを入れます
  4. ダイアログ下部の「OK」ボタンを左クリックします
  5. 画面上に該当ツールバーが再表示されます

注意: 「キャンセル」や右上の「×」で閉じると、チェック変更は破棄されます。必ず「OK」ボタンで確定してください。

Tips: ツールバー上の余白を右クリックしても、表示中のツールバー一覧が出ます。ここからチェックを入れ直すこともできます。ダイアログを開かずに済むので、1本だけの切替なら最速ルートです。

ツールバー個別の表示・非表示の詳しい仕様は ツールバーの表示・非表示 を参照してください。


対処3: 画面外に飛び出したツールバーを呼び戻す

ドラッグしているうちに画面の端を超えて放してしまった、マルチディスプレイ環境で外部モニタを外したらそちら側に行ってしまった ── こうした「あるはずだが見えない」状態の復旧手順です。

手順A: ダイアログでいったん非表示→再表示する

  1. メニューバー「表示」→「ツールバー」でダイアログを開きます
  2. 画面外に飛び出していると思われるツールバー名のチェックを一度外します
  3. OK」を押してダイアログを閉じます
  4. もう一度メニュー「表示」→「ツールバー」を開き、同じツールバー名にチェックを入れ直します
  5. OK」を押すと、ツールバーが画面内の初期位置に戻って再表示されます

手順B: 「初期状態に戻す」で一括復旧(次の対処4を参照)

何本も飛び出している、どれが消えているか把握できない場合は、対処4のリセットが手早いです。

Tips: 手順Aの「いったんOFF→ONで戻る」挙動は、ドッキング前提のバーで安定して効きます。フローティングのまま画面外に飛び出している場合は、一度OFFにしてONにし直すと、デフォルトのドッキング位置に戻ります。


対処4: 「初期状態に戻す」で全ツールバーを一発リセットする

複数のツールバーが同時に消えている/配置がぐちゃぐちゃで一本ずつ直すのが面倒、という場面は、全ツールバーをまとめて初期配置に戻すのが手早い方法です。

手順サマリー(全4ステップ)

#操作所要
1メニュー「表示」→「ツールバー」でダイアログを開く数秒
2「初期状態に戻す」のチェックボックスにチェックを入れる数秒
3「OK」ボタンを左クリック数秒
4全ツールバーが初期配置・初期表示に戻ったことを確認数秒

詳細手順

  1. メニューバー「表示」→「ツールバー」を左クリックして「ツールバーの表示」ダイアログを開きます
  2. ダイアログ下部にある「初期状態に戻す」のチェックボックスを左クリックしてチェックを入れます
  3. ダイアログ下部の「OK」ボタンを左クリックします
  4. ダイアログが閉じ、すべてのツールバーがインストール直後と同じ配置・表示状態に戻ります

PERSCの推奨: ツールバーをドラッグして崩した状態を1本ずつ戻そうとすると時間を溶かしがちです。配置にこだわりが無ければ、「初期状態に戻す」で全部リセットしてからやり直すほうが結果的に早く終わります。「困ったらリセット」を覚えておきましょう。

注意: 「初期状態に戻す」を実行すると、ユーザーバーへ割り当てたコマンド番号(例:[進む]のためのコマンド番号29)の割当そのものは保持される一方で、ユーザーバーの表示位置・チェック状態は初期に戻ります。リセット直後にユーザーバーが見えなくなった場合は、対処2の手順で該当ユーザーバーのチェックを入れ直してください。詳しくは「対処5」と ツールバーの表示・非表示 を参照。

要確認: 「初期状態に戻す」のチェックボックスの正確な文言(「初期状態に戻す」か「初期配置に戻す」か)と、ユーザーバーのコマンド番号がリセット後にも保持されるかは実機で再確認してください。


対処5: [進む]ボタンが「消えた」と感じた時の確認

「以前は出ていた[進む]ボタンが見当たらない」と感じる場合、原因は2つあります。

ケースA: そもそも初期状態では出ていない

Jw_cadの初期状態では、画面上に「戻る」ボタンはありますが、「進む」ボタンは表示されていません。インストール直後やリセット直後に「進むボタンが無い」のは正常な状態です。

ショートカットの Ctrl+Y または Shift+Esc でも進む操作は実行できます。ボタンとして常時表示したい場合は、ユーザーバーに[進む]コマンド(コマンド番号 29)を割り当てます。

手順(ユーザーバーへ[進む]を割り当てる)

  1. メニュー「表示」→「ツールバー」でダイアログを開きます
  2. ダイアログ内の「ユーザーバー設定」ボタンを左クリックします
  3. 開かれた「ユーザー設定ツールバー」ダイアログで、ユーザー(1)〜(6) のいずれかの空き欄に 「29」 を入力します
  4. OK」でダイアログを閉じます
  5. 「ツールバーの表示」ダイアログに戻ったら、番号を入力したユーザーバー(例: ユーザー(6))にチェックを入れます
  6. OK」を押すと、画面上に[進む]ボタンを含むユーザーバーが表示されます
  7. 表示されたユーザーバーを左ドラッグで「戻る」ボタンの隣に配置します

ケースB: 以前自分で配置した進むボタンが消えた

過去に上記の手順で[進む]ボタンを配置していたPCで、ボタンが見当たらなくなった場合は、対処2の手順でユーザーバーのチェックを入れ直してください。リセット操作(対処4)を実行した直後によく起きます。

Tips: 「ユーザー(1)」には初期状態で[ソリッド][画像]等の便利コマンドが既に割り当てられている場合があります。コマンド番号を入力する手順を省きたい時は、ツールバー上で右クリックして「ユーザー(1)」にチェックを入れるだけでも、初期非表示の便利コマンド群がまとめて出ます。

要確認: [進む]コマンドの番号「29」が現行バージョンでも同じかは実機で確認してください。


対処6: マルチディスプレイ復帰時の配置崩れに対処する

ノートPCを外部モニタに接続して使い、外して持ち出した時にツールバーの配置が崩れる、というケースの対処です。

起きる仕組み

Jw_cadは終了時のツールバー位置(フローティング座標)を jw_win.jwf に記憶します。前回終了時に外部モニタ側に置かれていたフローティングバーは、外部モニタが無い状態で起動すると「画面外の座標」を記憶したままになり、見えない位置に出ます。

対処手順

  1. まず対処4の「初期状態に戻す」を実行して、すべてのバーを内蔵モニタの初期位置に呼び戻します
  2. 必要なツールバーが揃ったことを確認します
  3. メニュー「ファイル」→「Jw_cadの終了」で正規終了して、新しい配置を jw_win.jwf に保存します
  4. 次回起動時は内蔵モニタ側の配置で立ち上がります

PERSCの推奨: 「在宅(デュアル)」と「出社(シングル)」のように環境を頻繁に切り替えるなら、それぞれ用に整えた jw_win.jwf を別フォルダで管理し、起動前に差し替える運用も有効です。バックアップ運用は 環境設定ファイル(jw_win.jwf) を参照してください。

注意: 在宅と出社で配置が違う前提で運用する場合、配置を変えた時はその都度 jw_win.jwf をバックアップしておきましょう。次回起動時に上書きされてしまうと、前回の配置情報が失われます。


予防策・再発防止 ★PERSC独自

復旧手順がわかると毎回は怖くなくなりますが、そもそも崩れにくい運用にしておくと、ツールバーまわりで時間を溶かす場面が激減します。3つだけ押さえておきましょう。

1. 配置が決まったら jw_win.jwf をバックアップする

ツールバーの配置・表示状態は環境設定ファイル jw_win.jwf に保存されます。「これが理想形」となった配置に達したら、C:\JWW\jw_win.jwf を別フォルダ(例: D:\backup\jw_win_jwf\YYYYMMDD\)にコピーしておきましょう。崩れた時に元のファイルを書き戻すだけで、初期化前の状態に一発で戻せます。

PERSC編集部では jw_win.jwf を Google ドライブの専用フォルダに同期して、複数PC間で共通設定を維持しています。詳しくは 環境設定ファイル(jw_win.jwf) を参照。

2. 設定変更後は必ずメニューから正規終了する

ツールバーの配置を整えた直後にタスクマネージャーから強制終了したり、PCがフリーズして再起動したりすると、jw_win.jwf への書き込みが間に合わずに変更が失われます。配置を変えた日は、メニュー「ファイル」→「Jw_cadの終了」から正規終了する習慣を付けておきましょう。

3. 教育用PC・共有PCでは「初期状態のまま使う」ルールにする

Jw_cadのツールバーはドラッグ操作で簡単に動いてしまうため、初学者が無意識のうちに崩しがちです。社内研修や講習用PCでは、初期状態にした上で「ツールバーは触らないでください」のルール明示が、結果的にトラブル件数を大きく減らします。慣れた段階で本人のPCをカスタマイズしてもらうほうが、操作習熟と画面カスタマイズの順序として自然です。


つまずきポイント・補足 ★PERSC独自

Q: 「初期状態に戻す」を押したのにユーザーバーが消えてしまった

→ ユーザーバー(自分で[進む]等を割り当てたツールバー)のチェック状態は初期状態(OFF)に戻ります。コマンド番号の割当そのものは残っているので、対処5の手順4〜6(ユーザーバーにチェックを入れて「OK」)を実行すれば、設定し直しは不要で復活します。

Q: ダブルクリックしてもドッキング位置に戻らない

→ クリック位置がツールバーのタイトルバー(バー上部の細い帯)になっているか確認してください。コマンドアイコン上をダブルクリックしても反応しません。それでも戻らない場合は、対処4の「初期状態に戻す」を使うのが確実です。

Q: 右クリックしてもツールバー一覧が出ない

→ 右クリックの位置が、コマンドアイコンの上ではなくバー本体の余白部分である必要があります。ボタンとボタンの隙間や、バー両端の細い余白で右クリックしてみてください。それでも出ない場合は、メニュー「表示」→「ツールバー」のダイアログ経由で操作します。

Q: 「OK」を押し忘れて閉じてしまった

→ チェックを付け外ししただけでは反映されません。「キャンセル」や「×」で閉じた場合は変更が破棄されているので、もう一度ダイアログを開いて操作し直し、必ず「OK」ボタンで確定してください。

Q: 配置をいじっていないのに、毎回起動するとツールバーが消えている

→ Jw_cadを タスクマネージャーから強制終了 したり、設定変更直後にPCが落ちたりすると、jw_win.jwf への書き込みが間に合わず変更が消えます。一度メニュー「ファイル」→「Jw_cadの終了」から正規終了してください。それでも保存されない場合は 設定が保存されない ※準備中 を参照。

Q: ツールバーは戻ったが、アイコンが極端に小さい・大きい

→ これはツールバーの「消えた・崩れた」とは別事象で、画面のDPIスケーリングや表示倍率に起因します。Windowsの設定で「ディスプレイの拡大率」を100%に変更してJw_cadを再起動すると改善することが多いです。詳細は 動作が重い・描画が遅い ※準備中 を参照。

Q: 自分でカスタマイズしたユーザーバーの配置を、別PCに引き継ぎたい

C:\JWW\jw_win.jwf を引き継ぎ先PCの同じパスに上書きコピーすれば、ツールバー配置・ユーザーバー設定がそのまま再現されます。詳しくは 環境設定ファイル(jw_win.jwf) を参照。

Q: [ソリッド][画像]など、初期状態で出ていない他のコマンドも表示したい

→ [進む]と同じ手順でユーザーバーに各コマンド番号を割り当てて表示できます。本格的にユーザーバーを組みたい場合は オリジナルツールバーの作成(ユーザーバー設定) ※準備中 を参照してください。


関連項目


まとめ

  • ツールバーの「消えた・崩れた」の主因は「フローティング中の×で閉じた」「ドラッグで画面外に飛び出した」「ダイアログでチェックを外した」の3パターンが大半
  • 軽微な崩れはフローティングのタイトルバーをダブルクリックでドッキング位置へ戻る
  • 複数本まとめて崩れた/どれが消えたか分からない時は、メニュー「表示」→「ツールバー」→「初期状態に戻す」にチェックを入れて「OK」で一発リセット
  • [進む]ボタンは初期状態で表示されていないので、ユーザーバーにコマンド番号「29」を割り当てて表示する
  • マルチディスプレイの構成変更で崩れた場合も「初期状態に戻す」が確実。配置確定後はメニューから正規終了して jw_win.jwf に保存する
  • 再発防止には「jw_win.jwf のバックアップ」「正規終了の習慣」「共有PCでは初期状態固定」の3点セットが効く