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タグジャンプ(図面情報コピー連携)
このページでできるようになること
「図面情報コピー」機能で別のJw_cad ファイルの図面情報をコピーし、その情報をリンク化して別のファイルで直接開くことができます。これにより、複数の図面ファイルを切り替えながら作業する際、クリップボード経由で関連図面を素早くアクセスできるようになります。
背景: タグジャンプは Jw_cad 独自の高度な機能で、複雑な建築プロジェクト(大型商業施設・集合住宅など)で複数の詳細図面を管理する場合に威力を発揮します。
タグジャンプの仕組み
基本フロー
ファイルA(平面図)の図面情報コピー
↓
図面情報がクリップボードに格納
↓
ファイルB(詳細図)でタグジャンプ起動
↓
クリップボード内の図面情報がリンクとして機能
↓
対応するファイルが自動で開く背景: クリップボードを媒体として使用することで、Jw_cad 同士の間でファイルパス情報を受け渡します。
図面情報コピーの基本操作
タグジャンプを使用する前提として、まず「図面情報コピー」で情報を準備します。
手順1: 情報をコピーしたいファイルを開く
参照元のファイル(例:平面図)を Jw_cad で開きます。
手順2: メニューバーから「図面情報コピー」を選択
メニューバー「ファイル」→「図面情報コピー」をクリックします。
画像準備中 — メニューバー「ファイル」から「図面情報コピー」を選択
手順3: コピー内容を確認
「図面情報コピー」ダイアログが表示され、コピーされる情報(ファイルパス、図面サイズ、用紙設定等)が一覧で示されます。
背景: 図面情報コピーで記録される主要データ:
- ファイルパス(
C:\Projects\A_project\01_plan.jww)- スケール情報(1/100等)
- レイヤ構成
- 寸法設定
- 文字設定
画像準備中 — 図面情報コピーダイアログ
手順4: 「OK」をクリックして確定
コピー処理が実行され、ファイル情報がクリップボードに格納されます。
タグジャンプの起動方法
方法1: メニューバーから起動
メニューバー「ファイル」→「タグジャンプ」をクリックします。
要確認: 「タグジャンプ」というメニュー項目が直接存在するか、または「図面情報コピー」以下のサブメニューに存在するか、実機で確認が必要です。
画像準備中 — メニューバー「ファイル」からタグジャンプを選択
方法2: コマンドラインオプションで起動
Jw_cad.exe をコマンドラインから実行する際に、オプションを指定することで、タグジャンプ動作を自動実行できます。
jw_win.exe /taまたは
jw_win.exe -ta要確認: 正確なコマンドラインオプションの形式(
/taか-taか)、またはその他のオプション形式は実機で確認が必要です。
方法3: ショートカットキー(カスタマイズ可)
基本設定の「KEY タブ」で、タグジャンプにショートカットキーを割り当てることができます。詳しくは 基本設定 KEY タブ ※準備中を参照。
タグジャンプの実行フロー
前提: クリップボードに図面情報が格納されている状態
タグジャンプは、クリップボードに「図面情報コピー」で格納された情報を前提に動作します。
手順1: タグジャンプを実行
メニューバー「ファイル」→「タグジャンプ」をクリック、またはショートカットキーで実行します。
画像準備中 — タグジャンプ実行時の画面遷移
手順2: ジャンプダイアログが表示
「タグジャンプ先選択」ダイアログが表示され、クリップボード内の図面情報に基づいた遷移オプションが列挙されます。
| オプション | 意味 |
|---|---|
| 同じスケールで開く | クリップボード内のファイルを、記録されたスケール設定で開く |
| 標準スケールで開く | Jw_cad のデフォルトスケール設定で開く |
| レイヤ引継ぎで開く | クリップボード内のレイヤ構成をそのまま引き継ぐ |
画像準備中 — タグジャンプダイアログの選択肢
手順3: オプションを選択して「OK」
目的に応じてオプションを選択し、「OK」をクリックします。
手順4: 別ファイルが自動で開く
クリップボード内のパス情報に基づいて、対応するファイルが自動で開きます。
注意: 参照先ファイルが存在しない場合、またはファイルが他のアプリで開かれている場合は、エラーメッセージが表示されます。
複数ファイルの切り替え運用
同じプロジェクト内で複数ファイルを行き来する場合
例えば「平面図」→「詳細図」→「立面図」を繰り返し確認しながら作業する場合、タグジャンプを活用することで、ファイル選択ダイアログを経由せずに直接切り替えられます。
運用フロー例
- **ファイルA(平面図)**を開く
- 参考したい箇所の「図面情報コピー」を実行
- クリップボードに情報が格納される
- **ファイルB(詳細図)**を別ウィンドウで開く(または起動)
- タグジャンプで ファイルA の情報を引き継ぎながらスケール・レイヤを同期
- 必要に応じて ファイルC(立面図) へジャンプ
複数ウィンドウでの運用
Jw_cad を複数起動し、異なるファイルを同時表示することで、ウィンドウ間の切り替えスピードが向上します。
背景: Jw_cad の仕様上、1つのアプリケーション起動で1ファイルのみ開くため、複数ファイルを同時表示するには複数起動が必須です。
タグジャンプ対応のファイル形式
タグジャンプで切り替えられるファイル形式は、以下の通りです。
| ファイル形式 | 対応 | 説明 |
|---|---|---|
JWW(.jww) | ✓ はい | 標準形式、完全対応 |
JWC(.jwc) | ✓ はい | 旧形式、ほぼ完全対応 |
DXF(.dxf) | △ 部分的 | 図面情報が限定的 |
SFC(.sfc) | △ 部分的 | 形式によって対応度が異なる |
P21(.p21) | △ 部分的 | 基本情報のみ対応 |
要確認: 各形式での対応範囲の詳細は実機で検証が必要です。
実務での使い方 ★PERSC独自
大型プロジェクトの図面管理
百貨店やオフィスビル等の大型建築プロジェクトでは、以下のようにファイルが分割されることが多いです。
01_基本平面図.jww
├─ 02_1F平面詳細図.jww
├─ 03_2F平面詳細図.jww
├─ 04_3F平面詳細図.jww
└─ 05_立面図.jwwこの場合、「基本平面図」から「1F詳細図」へジャンプする際、タグジャンプでスケール・レイヤを同期させることで、図面の一貫性を保ちながら作業を進められます。
チーム設計時のレイヤ構成の統一
複数設計者が異なるファイルで平行設計する場合、図面情報コピー→タグジャンプで、統一レイヤ構成を自動共有できます。
PERSCの推奨: プロジェクト開始時に「基本設定ファイル」を全チームメンバーで共有しておくと、その後の図面情報コピーで設定が自動引き継ぎされ、レイヤ構成の不統一を防止できます。詳しくは 環境設定ファイルの移行 ※準備中を参照。
既存図面への参考情報追加
過去プロジェクトの平面図を参考にしながら新規設計を進める際、タグジャンプで過去図面のスケール・寸法設定を自動引き継ぎできます。
背景: 建築事務所では、社内に蓄積された設計案例(テンプレート図面)を参考にしながら新規案件を進める運用が一般的です。タグジャンプはこうした「知見の継承」を効率化する機能として機能します。
つまずきポイント・対処 ★PERSC独自
Q: タグジャンプを実行してもファイルが開かない
→ 以下の要件を確認してください:
- 「図面情報コピー」を事前に実行しているか
- コピー対象ファイルが存在するか(ファイルを移動・削除していないか)
- ファイルパスが正しいか(外付けHDD・ネットワークドライブの場合、接続状態を確認)
- ファイルが他のアプリで開かれていないか
Q: タグジャンプでスケール設定が引き継がれない
→ 「タグジャンプ先選択」ダイアログで「同じスケールで開く」を明示的に選択してください。「標準スケールで開く」を選択すると、元ファイルのスケール情報は無視されます。
Q: クリップボードの内容が古いファイル情報のままになっている
→ クリップボードの内容は、別のアプリ(ワード・エクセル等)で「コピー」操作を実行すると上書きされます。もう一度タグジャンプしたいファイルで「図面情報コピー」を実行して、クリップボードを更新してください。
Q: 別ウィンドウでファイルが開かず、現在のウィンドウで上書きされてしまう
→ Jw_cad の設定で「新しいファイルを既存ウィンドウで開く」に設定されている可能性があります。メニューバー「基本設定」→「一般(1) タブ」で、ウィンドウ動作の設定を確認してください。複数ウィンドウで管理したい場合は、複数の Jw_cad 起動インスタンスを事前に立ち上げておくことを推奨します。
Q: コマンドラインオプションでタグジャンプを自動実行したい
→ Jw_cad.exe のコマンドラインオプションについては、基本設定 KEY タブ ※準備中 を参照してください。正確なオプション形式(/ta など)の詳細は、Jw_cad ヘルプまたはメーカー公開ドキュメントで確認することを推奨します。
関連項目
- ファイルを開く(基本)
- 履歴(最近開いたファイル)
- 環境設定ファイル(jw_win.jwf)
- 基本設定 KEY タブ
- 複数ファイルの管理運用 ※準備中
- メール送信・図面情報コピー ※準備中
まとめ
- タグジャンプは、「図面情報コピー」で別ファイルの情報をクリップボードに格納し、別ウィンドウで直接開く機能
- メニューバー「ファイル」→「タグジャンプ」で起動、またはショートカットキーで実行可能
- スケール・レイヤ構成を同期させながらファイル切り替えが可能
- 大型プロジェクト内での複数ファイル行き来や、チーム設計時のレイヤ統一に活躍
- クリップボード経由のため、別アプリのコピー操作で情報が上書きされないよう注意