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未検証

基本設定 一般(1) タブ

このページでできるようになること

Jw_cadの「基本設定」ダイアログのうち、最初に開かれる「一般(1)」タブの全項目を理解し、自分の作図環境に合わせて初期設定を整えられるようになります。オートセーブ・バックアップ・Undo回数・用紙枠表示・仮点表示など、図面の安全性と作業効率に直結する設定項目を、推奨値と理由つきで把握できます。

背景: 「一般(1)」タブはJw_cadのもっとも基本的な動作を決めるタブで、項目数も多くレイアウトもやや見づらい構成です。1項目ずつの意味を押さえておくと、後から「設定が変わってしまった」というトラブルにも自分で対応できます。


一般(1) タブの開き方

「基本設定」ダイアログを開き、「一般(1)」タブをクリックします。基本設定ダイアログの開き方は以下のとおりです。

方法操作
メニューバー設定」→「基本設定
ツールバー基設」ボタンをクリック

ダイアログ上部に並ぶタブのうち、いちばん左の「一般(1)」を選択するとこのページの解説対象が表示されます。

Tips: 「一般(1)」タブには項目が30個以上あります。設定中に目的の項目が見つからないときは、ダイアログ内をクリックしてフォーカスを当ててから Ctrl + F(ブラウザではなくJw_cadのダイアログでは無効)に頼らず、目視でグループごとに探したほうが確実です。本ページの目次を辞書代わりに使ってください。


一般(1) タブの全項目(早見表)

「一般(1)」タブの設定項目を上から順に並べた早見表です。詳細はこの後の節で1項目ずつ解説します。

#項目推奨値 / 推奨設定
1外部エディタNOTEPAD(初期値のまま)
2画面横寸法(mm)実機ディスプレイの実測値
3全体表示モード横幅優先(初期値)
4画面横ドット数表示のみ(変更不可)
5オートセーブ時間(1〜1000分)5〜10分を推奨
6バックアップファイル数3〜5を推奨
7Undoの回数30〜50を推奨
8クロックメニューを使用しないOFF(チェックなし)
9左 右クロックメニュー開始のAM/PMは前操作状態お好み
10読取り点に仮点表示ONを推奨
11クロックメニューに移行するドラッグ量(20〜200)標準値
12複線のとき、数値入力後の[Enter]キーで連続複線にするONを推奨
13消去部分を再表示するONを推奨
14ファイル読込項目(線色要素・線種パターン・点半径 ほか)全てON推奨
15プリンタ出力イメージの背景を白にするONを推奨
16円周1/4点読取りを、円周1/8点読取りにするOFF
17初期コマンド:AUTOモードお好み
18線長取得で円を指示したとき、円半径取得を円周長取得にするOFF
19用紙枠を表示するONを推奨
20入力数値の文字を大きくするお好み
21ステータスバーの文字を大きくするお好み
22文字入力コンボボックスの文字数を2バイト単位で表示OFF
23文字表示と枠表示の切り替えドット数標準値
24文字フォント表示倍率1.0(初期値)
25マウスの左または右ボタンを押して1秒待つとズーム操作お好み
26線コマンドでマウスを左右または上下に4回移動すると水平垂直線と斜線との切替お好み
27クロスラインカーソルを使う(範囲指定のみ/範囲始点のみ)お好み
28表示のみレイヤも属性取得OFF
29ファイル選択にコモンダイアログを使用するONを推奨
30逆順描画OFF
31画像・ソリッドを最初に描画お好み
32新規ファイルのときレイヤ名・状態を初期化、プロフィール・環境ファイルを再読込みお好み
33逆順サーチOFF
34図形と文字数(参考表示)表示のみ

PERSCの推奨: 上の表で「ONを推奨」と書いた項目を中心に整えれば、初心者でも安全に作図を始められます。とくに「オートセーブ」「バックアップファイル数」「Undoの回数」「読取り点に仮点表示」「用紙枠を表示する」の5項目は、インストール直後にまず確認しておきたい必須5点です。


ファイル安全に関わる設定(最優先)

オートセーブ時間 (1〜1000分)

自動で図面ファイルを保存する時間間隔を「分」単位で指定します。

  • 初期値: 30分
  • PERSCの推奨: 5〜10分

PERSCの推奨: 5〜10分を推奨します。住宅の平面図1枚であれば、5分で書ける作業量はそれなりにあるため、PCのフリーズや停電で30分ぶん消える事故を防げます。逆に1分のような短すぎる値は、自動保存処理中に作図が一瞬止まる体感があるため、ストレスになります。

背景: オートセーブで作成されるのは「.jw$」拡張子のファイルです。通常の .jww とは別ファイルとして書き出されるため、自分で Ctrl + S した上書き保存とは独立しています。詳しい復元手順は 自動保存と復元 ※準備中 を参照してください。

バックアップファイル数

Ctrl + S などで上書き保存したときに自動で作成されるバックアップファイル(.BAK)の世代数を指定します。

  • 設定可能値: -9〜9
  • 初期値: 1
  • PERSCの推奨: 3〜5

設定値ごとの挙動は次のとおりです。

設定値挙動
0バックアップファイルは作成されない
±1拡張子 .BAK のファイルが1世代だけ作成される
±2 〜 ±9.BAK に加え .BK2.BK9 が世代ごとに作成される
マイナス値A・Bドライブにはバックアップを作成しない(フロッピー時代の名残)
プラス値A・Bドライブには .BAK のみ作成

背景: A・Bドライブはフロッピーディスクドライブを指しています。現在のPCではA・Bドライブを使うことはほぼないため、プラス値とマイナス値の実質的な差はありません。プラス値(例: 3)で問題ありません。

PERSCの推奨: 「3〜5」を推奨します。設計変更が頻繁に入る案件では、「3つ前の状態に戻したい」というケースが意外と多く発生します。世代を多めに残しておくと、ファイル消失時のリカバリ余地が広がります。バックアップファイルは図面ファイルと同じフォルダに作成されるため、ストレージを大量消費することもありません。

Undoの回数

「戻る」操作(Ctrl + Z または ツールバーの「戻る」)で何回まで遡れるかを指定します。

  • 設定可能値: 1〜100の整数
  • 初期値: 50(バージョンにより異なる場合あり)
  • PERSCの推奨: 30〜50

要確認: 設定可能な上限値が100で確定かどうかは実機で確認します。

注意: メモリ容量の少ないPCで上限値(100)を設定し、大規模な図面で長時間作業をすると動作が重くなることがあります。普段使いのPCであれば30〜50で十分です。

PERSCの推奨: 30〜50を推奨します。建築の作図では、移動・複写・包絡などの一連の操作を試行錯誤することが多く、5回や10回ではすぐに上限に達してしまいます。30以上あれば「やっぱり10手順前に戻したい」というケースに対応できます。


操作性に関わる設定

外部エディタ

文字コマンドで「テキストファイルから読み込み」「テキストファイルへ書き出し」などを使う際に呼び出される外部のテキストエディタを指定します。

  • 初期値: NOTEPAD(Windows標準のメモ帳)
  • 入力方法: 右側の「参照」ボタンから実行ファイル(.exe)を選択するか、テキストボックスに直接パスを入力

Tips: メモ帳のままでも基本操作には支障ありません。サクラエディタ・秀丸・VS Code などを普段使いしている場合は、そのパスを指定しておくと文字データの編集効率が上がります。

要確認: 初期値の表記が「NOTEPAD」のみか、「C:\Windows\System32\notepad.exe」のフルパスか実機で確認します。

画面横寸法 (mm) / 画面横ドット数 / 全体表示モード

PC画面の物理寸法と表示倍率の基準を整える項目群です。

項目内容
画面横寸法(mm)ディスプレイの横幅(実寸ミリ)を入力。尺度1:1で「×1」表示時に実寸で見えるようになる
画面横ドット数表示のみ(自動取得)。変更不可
全体表示モード「全体表示」(用紙全体表示)時の基準。ボタンクリックで「横幅優先」「縦幅優先」「狭幅優先」「広幅優先」が切り替わる

PERSCの推奨: 「画面横寸法(mm)」は初期状態のままでも作図には支障ありません。ただし、紙原寸でモニタに表示したい場合(プレゼン用に物の大きさを実感させたいときなど)は、定規でモニタ横幅を測って実寸を入れておきましょう。「全体表示モード」は初期値の「横幅優先」が無難です。

読取り点に仮点表示

読取点(端点・中心点・交点など)を指示したときに、その位置に「仮点」(一時的に表示される小さな点マーカー)を表示するかを切り替えます。

  • PERSCの推奨: ON

PERSCの推奨: 必ずONにしましょう。「いま自分がどこを読み取ったか」が視覚的に確認でき、誤読取りに気づきやすくなります。仮点はその読取りの操作が完了すると自動的に消えるため、画面が散らかりません。読取点の種類については 読取点取得 を参照してください。

要確認: 仮点が消えるタイミングが「操作完了時」か「次の読取り開始時」か実機で確認します。

用紙枠を表示する

作図ウィンドウに、現在設定されている用紙サイズの外形枠を表示するかを切り替えます。

  • PERSCの推奨: ON

PERSCの推奨: 必ずONにしましょう。印刷したときに「用紙のどこに何が乗るか」が事前に把握できるため、図面が用紙からはみ出すミスを防げます。用紙サイズの設定方法は 用紙サイズ設定 ※準備中 を参照してください。

背景: 用紙枠は印刷されない補助線です。画面上で見えている枠は、あくまで「現在の用紙サイズだとここまでが印刷範囲」というガイドにすぎません。

クロックメニュー関連の項目

「クロックメニュー」(マウスを少しドラッグすると円形に表示されるメニュー)の動作を制御する項目が3つあります。

項目説明PERSCの推奨
クロックメニューを使用しないチェックでクロックメニュー全体を無効化(円1/4・中心点・オフセット・線上点は別扱いで残る)OFF
左 右クロックメニュー開始のAM/PMは前操作状態チェックで前回のAM/PM状態を記憶し次回もそこから開始お好み
クロックメニューに移行するドラッグ量(20〜200)クロックメニュー表示までに必要なドラッグ量(ドット数)。マイナス値はもう一方のボタンでズームに切替標準値

PERSCの推奨: 「クロックメニューを使用しない」はOFFのままにしておきましょう。クロックメニューはJw_cadの大きな特長で、慣れると操作効率が大幅に上がります。詳しい使い方は クロックメニュー を参照してください。

要確認: 「クロックメニューに移行するドラッグ量」の標準値(初期値)を実機で確認します。

複線のとき、数値入力後の[Enter]キーで連続複線にする

複線コマンドで数値入力後に Enter を押すと、複線を作図したあとそのまま次の複線間隔の入力待ちになり、連続して複線を描けるようになります。

  • PERSCの推奨: ON

PERSCの推奨: ONを推奨します。壁を3層で表現する場合(外壁線・断熱線・内壁線など)に、間隔の異なる複線を連続して引けるため、作業効率が体感で大きく変わります。

消去部分を再表示する

線・円が重なった状態で1本だけ消去したとき、画面上で重なっていた図形がいったん消えて見えてしまう現象を回避する設定です。チェックを入れると、消去後すぐに重なっていた図形が再描画されます。

  • PERSCの推奨: ON

PERSCの推奨: ONを推奨します。OFFのままだと「消去したつもりがないのに線が消えた」と誤解する原因になります。画面移動や拡大縮小をすれば再表示されますが、毎回その操作をするのは煩雑なので、ONにしておくのがおすすめです。


ファイル読込・印刷に関わる設定

ファイル読込項目(3つのチェックボックス)

JWWファイルには「線色要素・線種パターン・点半径」「描画・印刷状態」「文字基準点ずれ」などの作図状態も保存されています。読み込み時にこれらをファイル側の値で上書きするかどうかを切り替えます。

サブ項目説明
線色要素・線種パターン・点半径チェックで保存時の線色・線種・点サイズで開く
描画・印刷状態チェックで保存時の描画・印刷状態で開く
文字基準点ずれチェックで保存時の文字基準点設定で開く

PERSCの推奨: 3つとも全てONにしておくのを推奨します。他者から受け取った図面を開いたときに、相手の設定どおりの見た目で開けるため、印刷時の意図のズレを防げます。

プリンタ出力イメージの背景を白にする(背景色が白の場合は無効)

印刷コマンドに移行したときだけ背景色を白にします。背景色をすでに白に設定している場合はこのチェックは効きません。

  • PERSCの推奨: ON

PERSCの推奨: 背景色を黒で使っている方は必ずONにしましょう。これがOFFのままだと、印刷プレビューでも背景が黒になり、「印刷されるのか」「文字が読めるのか」が判断しづらくなります。背景色の変更については 背景色変更 ※準備中 を参照してください。

ファイル選択にコモンダイアログを使用する

「ファイルを開く」「名前を付けて保存」のダイアログを、Windows標準のファイルダイアログに切り替えます。

  • PERSCの推奨: ON

PERSCの推奨: ONを推奨します。ONにすると、Windowsエクスプローラと同じ操作感(プレビュー表示・並べ替え・「最近使った場所」表示など)が使えるため、現代のWindows環境に慣れた方には扱いやすくなります。OFFの場合はJw_cad独自のダイアログとなり、サムネイル表示などが使えます(用途次第)。


表示・カーソルに関わる設定

文字表示と枠表示の切り替えドット数 / 文字フォント表示倍率

小さく表示された文字を「文字そのもの」で描画するか「枠だけ」で描画するかを切り替える閾値です。

項目内容設定可能値
文字表示と枠表示の切り替えドット数文字の高さがこの値以下になると枠表示に切り替わる2〜1000
文字フォント表示倍率作図ウィンドウ内の文字を指定した倍率で表示する0.5〜2

PERSCの推奨: 「文字表示と枠表示の切り替えドット数」は標準値のままで問題ありません。1ファイルに大量の文字(建具表・面積表など)がある図面では、画面を縮小したときに枠表示に切り替えると描画が軽くなります。「文字フォント表示倍率」は1.0(初期値)が無難です。

要確認: 「文字表示と枠表示の切り替えドット数」の標準値(初期値)を実機で確認します。

入力数値の文字を大きくする / ステータスバーの文字を大きくする

寸法入力時のテキストボックスやステータスバーの文字サイズを少しだけ大きく表示します。

PERSCの推奨: 高解像度ディスプレイ(4K等)で文字が小さく感じる場合はONにすると見やすくなります。フルHDディスプレイならOFFのままで支障ありません。

マウスの左または右ボタンを押して1秒待つとズーム操作

マウスの左右ボタンを押したまま1秒待つとズーム操作モードに切り替わります(左ボタンは画面移動、右ボタンは拡大・縮小)。

Tips: ホイールズーム派の方には不要な機能です。ホイールが付いていないマウスや、左手デバイスを使っている場合に役立ちます。

線コマンドでマウスを左右または上下に4回移動すると水平垂直線と斜線との切替

線コマンドの終点指示中に、マウスを左右または上下に4回往復させると「水平・垂直」のチェックがON/OFF切り替わります。

Tips: 慣れない初心者がうっかり4回動かしてしまうと「水平垂直モードに切り替わった」ことに気づかず混乱の原因になります。最初はOFFにしておき、操作に慣れてからONにするのが無難です。

クロスラインカーソルを使う(範囲指定のみ/範囲始点のみ)

マウスポインタを画面の上下左右いっぱいに伸びる十字線(クロスラインカーソル)に切り替えます。サブのチェックで「範囲指定のときだけ」「範囲始点指示のときだけ」に限定もできます。

PERSCの推奨: 範囲指定の作業をするときに、左右の図形と垂直関係を確認しやすくなります。ONにする場合はサブの「範囲指定のみ」を組み合わせるのがおすすめです。常時クロスラインだと画面がうるさく感じる場合があります。

円周1/4点読取りを、円周1/8点読取りにする

クロックメニューの「円周1/4点読取り」を「円周1/8点読取り」に変更します。

  • PERSCの推奨: OFF(初期値のまま)

背景: 1/4点(90度ごと)は時計の12・3・6・9時位置、1/8点(45度ごと)はそれに加えて1.5・4.5・7.5・10.5時位置となります。建築では1/4点で十分なため、初期値のOFFのままが推奨です。

初期コマンド:AUTOモード

Jw_cad起動時とファイル読込時に、最初に有効なコマンドを「AUTOモード」にします。

背景: AUTOモードはマウス操作だけで複数のコマンドを切り替えられる特殊モードです。詳しいカスタマイズは 基本設定 AUTOタブ ※準備中 を参照してください。

PERSCの推奨: AUTOモードに慣れている方はON、線・矩形・複線などの個別コマンドを多用する方はOFFが向いています。お好みで。

線長取得で円を指示したとき、円半径取得を円周長取得にする

線長取得コマンドで円を指示したときに取得する値を、円の半径から円周長に変更します。

PERSCの推奨: OFF(初期値のまま)。半径を取得したいシーンのほうが多いため、初期値で問題ありません。


高度・特殊な設定(必要なときに調整)

これ以降の項目は、初期値のままでもほぼ問題なく使える「上級者向け/特殊用途向け」の項目群です。必要に応じて調整します。

文字入力コンボボックスの文字数を2バイト単位で表示

文字入力ボックスに表示される文字数のカウント単位を「バイト数」から「全角文字数」に変更します。

背景: 半角は1バイト・全角は2バイトでカウントされる仕様の都合で、全て全角で書く図面注釈の文字数を直感的に知りたい場合にONにします。

表示のみレイヤも属性取得

「表示のみ」状態(編集できないが表示だけされている)のレイヤに作図された図形からも属性取得(線色・線種を読み取る操作)を可能にします。

PERSCの推奨: OFF(初期値のまま)。表示のみレイヤを誤って属性取得元にしたくない場合はOFFが安全です。

逆順描画 / 画像・ソリッドを最初に描画 / ソリッドを先に描画 / ソリッド描画順 / 逆順サーチ

描画順序や図形検索順序を逆方向にする項目群です。レイヤ順や色順でソリッドの描画優先度を調整するなど、特殊な表現を実現するための設定です。

PERSCの推奨: 通常の作図ではOFFのままで支障ありません。ソリッド(塗りつぶし)が他の線を覆い隠してしまう場合や、特定の重なり順を実現したい場合に検討します。

新規ファイルのときレイヤ名・状態を初期化、プロフィール・環境ファイルを再読込み

「新規作成」したときに、現在のレイヤ名・状態をリセットし、環境設定ファイル(jw_win.jwf)を再読み込みします。

背景: 案件ごとに異なるプロフィールを使い分けている場合に役立つ設定です。環境設定ファイルの詳細は 環境設定ファイル ※準備中 を参照してください。

図形と文字数(参考表示)

ダイアログ最下部に「線数」「円数」「文字」「点数」「寸法」「ブロック・ソリッド」の現在のファイル内図形数が表示されます。入力欄ではなく参考情報の表示のみです。

Tips: ファイルの規模感(線が何本あるか等)を把握したいときに見ると役立ちます。


実務での使い方 ★PERSC独自

インストール直後にまず触る5項目

新しくJw_cadを入れた直後の最初の30秒で、次の5項目だけは確認・設定しておきましょう。これで「うっかり1時間ぶんの作業が消えた」「印刷したら線が用紙からはみ出していた」のような事故をほぼ全て防げます。

優先項目推奨値効く場面
★★★オートセーブ時間5〜10分フリーズ・停電からの復元
★★★バックアップファイル数3〜5「3つ前に戻したい」に対応
★★★Undoの回数30〜50試行錯誤の復元
★★用紙枠を表示するONはみ出し印刷の防止
★★読取り点に仮点表示ON誤読取りの防止

PERSCの推奨: 上の5項目だけは、新規インストール直後・新しいPCにJw_cadを入れたとき・職場の他の人のPCを借りるときに必ず確認してください。チェック・推奨値の入力で30秒もあれば全て完了します。

設定を環境設定ファイル(.jwf)に保存して使い回す

設定を一通り整えたら、その内容を環境設定ファイルとして書き出しておくと、別のPCに同じ設定を移す際に1ファイルのインポートで済みます。

  • メニューバー「設定」→「環境設定ファイル」→「書出し」で .jwf ファイルとして保存
  • 別のPCで「読込み」を実行すれば同じ設定が再現される

詳しくは 環境設定ファイル(jw_win.jwf) ※準備中 を参照してください。

チームでバックアップ世代数を統一する

複数人で同じ案件のフォルダを共有している場合、バックアップファイル数の設定が人によって違うと、フォルダ内の .BAK .BK2.BK9 の数がバラバラになります。チームで「全員 3 に統一」のようにルール化しておくと、フォルダ整理がしやすくなります。

オートセーブ時間と「自動保存ファイルの復元」のセット運用

オートセーブで作成される .jw$ ファイルは、PCがフリーズした後の再起動時に「拡張子を .jww に変更して開く」ことで復元できます。オートセーブ間隔を5〜10分に設定しておけば、最悪のケースでも10分以内のロスで作業を再開できます。詳しい復元手順は 自動保存と復元 ※準備中 を参照してください。

高解像度ディスプレイ(4K等)で文字が小さい場合の対処

4Kモニタや27インチ以上の大型モニタでJw_cadを使うと、ステータスバーや数値入力欄の文字が小さく見えることがあります。

  • 入力数値の文字を大きくする → ON
  • ステータスバーの文字を大きくする → ON

の2つをONにすると、若干ですが文字サイズが大きくなり、目の疲れが軽減します。


つまずきポイント・対処 ★PERSC独自

Q: 設定を変えたのに、Jw_cadを起動しなおすと元に戻ってしまう

→ 設定変更後に Jw_cadを正規終了(メニュー「ファイル」→「Jw_cadの終了」)しないと保存されない 場合があります。設定変更直後はメニューから終了する習慣をつけましょう。詳しくは トラブルシュート: 設定が保存されない ※準備中 を参照してください。

Q: 「クロックメニューを使用しない」にチェックを入れた覚えがないのに、ドラッグしてもメニューが出ない

→ 「クロックメニューに移行するドラッグ量」が大きすぎる値になっている可能性があります。標準値(おおむね30前後)に戻してください。また、「クロックメニューを使用しない」のチェックがOFFになっていることも確認してください。

Q: バックアップファイルが大量に溜まってフォルダが見づらい

→ バックアップファイル数を少なめ(3 など)に設定するとフォルダ内の .BAK ファイルが増えにくくなります。0にするとバックアップ自体が作られなくなりますが、復元の余地もなくなるため非推奨です。

Q: オートセーブ時間を1分にしたら、作図中にカクつくようになった

→ 自動保存処理中は一瞬ファイル書き込みが入るため、図面が大規模だと体感で動きが止まります。5〜10分程度に戻しましょう。

Q: Undoの回数を100にしたら動作が重くなった

→ Undoの履歴を多く保持するとメモリ消費が増えます。一般的なPCでは30〜50で十分です。100に設定する必要があるシーンはほとんどありません。

Q: 用紙枠が表示されない

→ 「用紙枠を表示する」のチェックを確認してください。チェックが入っているのに表示されない場合は、画面が用紙枠の外側にズームしている可能性があります。「全体表示」(メニュー「表示」→「全体表示」)で用紙全体を表示し直してみましょう。詳しくは 全体表示・前倍率 を参照してください。

Q: 仮点表示をONにしたが、いつも仮点が残ってしまう

→ 仮点はその読取りの操作(線の終点指示など)が完了すると自動で消える仕様です。残っているように見える場合は、画面の再描画タイミングの問題のため、画面を少しスクロールするか、F5 キーで再描画させてください。

Q: 「ファイル選択にコモンダイアログを使用する」をONにしたら、サムネイル表示が消えた

→ 標準のWindowsダイアログでも、ダイアログ右上の「表示」を「特大アイコン」「大アイコン」に切り替えるとサムネイル表示が可能です(Jw_cad独自ダイアログとは見え方が異なる)。


関連項目


まとめ

  • 「一般(1)」タブは項目が30以上あるが、まず触るべきは オートセーブ・バックアップ・Undo・用紙枠・仮点表示 の5項目
  • オートセーブは 5〜10分、バックアップは 3〜5、Undoは 30〜50 が実務向けの目安
  • 「用紙枠を表示する」「読取り点に仮点表示」をONにすると、印刷ミス・誤読取りを大幅に減らせる
  • 設定変更後は メニュー「ファイル」→「Jw_cadの終了」 で正規終了して保存を確実にする
  • 整えた設定は環境設定ファイル(.jwf)として書き出しておくと別PCへ簡単に移行できる