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未検証

設備図向けレイヤテンプレ配布

このページでできるようになること

Jw_cadで設備図(電気設備図・給排水衛生設備図・空調換気設備図)を描き始めるときに使う、設備系統ごとのレイヤ構成・線色割り当て・縮尺設定がすべて初期化済みのJWWテンプレート(公開予定)の概要・使い方を案内します。意匠図とは別ファイルで運用しつつ、必要に応じて意匠の通り芯・壁・建具を背景として重ねる前提のレイヤ構成を予定しており、住宅・小規模ビル・店舗の3用途で標準的に使えるレイヤテンプレを配布予定です(公開後にダウンロード可能)。

背景: 設備図は意匠図と比べてレイヤ運用の難易度が高い分野です。電気・給排水・空調の3系統で線色慣例が異なり、配管・配線・記号・寸法・文字を1枚に収めるとレイヤ数が一気に膨らみます。「意匠の上に薄く設備記号を載せる」という重ね合わせの前提もあり、意匠図の通り芯・壁を背景として参照する運用が必須です。配布テンプレを使うことで、毎回ゼロから「電気はこう」「衛生はこう」と組み立てる時間がなくなり、設備種別ごとの整合性も確保できます。


ダウンロード

要確認: 本配布物は 実機検証フェーズで整備中 です。配布パック(zip)・同梱ファイル(.jww)・README・ライセンス文言は公開前に確定します。本ページは公開準備段階の「配布物概要・使い方の予告」としてご覧ください。

📦 配布予定パック

  • ファイル名: persc_layer_equipment_v1.0.0.zip(実機検証時に正式名称確定)
  • 含まれる予定のファイル:
ファイル名用途縮尺主系統
persc_layer_eq_electrical_1-100.jww電気設備図テンプレ(住宅・小規模)1/100電気
persc_layer_eq_sanitary_1-100.jww給排水衛生設備図テンプレ(住宅・小規模)1/100衛生
persc_layer_eq_hvac_1-100.jww空調換気設備図テンプレ(住宅・小規模)1/100空調
persc_layer_eq_combined_1-100.jww3系統統合版(電気・衛生・空調をグループ別に1ファイル)1/100電気+衛生+空調
persc_layer_eq_electrical_1-50.jww電気設備図テンプレ(店舗・小規模ビル)1/50電気
persc_layer_eq_sanitary_1-50.jww給排水衛生設備図テンプレ(店舗・小規模ビル)1/50衛生
README.txtバージョン情報・利用規約・系統別利用ガイド

公開時は本セクションにダウンロードリンクを掲載します。

整備計画: リリース前に「電気・衛生・空調の3系統テンプレ」「3系統統合版」「縮尺別」の全ファイルを実機作図で組み上げ、レイヤ名・線色・プロテクト状態の保存を確認します。本ページは配布開始時に最終ファイル一覧を確定します。

PERSCの推奨: 設備図テンプレは意匠図テンプレと 別パック として整備しています。意匠図と1ファイルで管理する運用も可能ですが、設備図はレイヤ数が多く、意匠と混在させると属性変更コマンドの誤操作で意匠が動くリスクが高まります。「意匠は意匠ファイル、設備は設備ファイル」と分離するのが、PERSC編集部の住宅実務での運用解です。


設備図レイヤテンプレの概要

設備図が意匠図と異なる4つのポイント

設備図のレイヤ運用は、意匠図と比べて次の4点が異なります。これらを理解した上で配布テンプレを使うと、運用がスムーズになります。

観点意匠図設備図
系統数1系統(意匠図1枚で完結)3系統(電気/衛生/空調を分けて運用)
線色慣例線色1〜8を要素別に割り当て系統別に色を固定(電気=緑系、給水=青、排水=赤など)
背景の必要性不要(自分で全部描く)必須(意匠の通り芯・壁を参照しないと設備位置が決まらない)
凡例・記号寸法・文字が中心設備記号(コンセント・便器・吹出口など)が大量

背景: 設備図は「意匠図の上に設備の系統線を載せる」という構造になっており、必ず意匠の壁・建具・通り芯を背景として参照しながら描きます。意匠が確定してから設備を描き始めるため、設備テンプレには 意匠を参照するためのGp.0「共通グループ」 が用意されています。

配布テンプレの設計方針

PERSC配布版の設備テンプレは、以下の方針で設計しています。

設計方針内容
系統別に独立ファイル電気・衛生・空調を別JWWで提供。1案件で全部使うときは統合版を選択
意匠参照グループを必ず装備Gp.0「共通」に通り芯・寸法・建築参照のレイヤを準備
線色は系統慣例に従う電気=緑系・給水=青・給湯=橙・排水=赤・ガス=黄・空調=ピンクが既定
FFレイヤに図面枠Gp.F・レイヤFに図面枠(プロテクト紫×)を配置済み
縮尺は1/100と1/50の2系統住宅・小規模物件は1/100、店舗・小規模ビルは1/50
設備記号は同梱せず別記事に委譲記号集本体は equipment-electrical ※準備中 ほかで配布

レイヤ構成の根拠

設備図のレイヤ分けの考え方そのものは 建築図面のレイヤ分け実践 で扱っています。配布テンプレはその知見をベースに、住宅・小規模ビル・店舗の3用途で実際に使われている運用を反映した構成です。レイヤの命名規則は レイヤ命名規則 を参照してください。


配布物の中身(プレビュー)

配布パックには電気・衛生・空調の3系統別テンプレに加え、3系統を1ファイルにまとめた統合版、店舗向けの1/50バージョンが含まれます。

1. 電気設備図テンプレ(persc_layer_eq_electrical_1-100.jww

電灯・コンセント・スイッチ・分電盤・配線を分けて作図するためのレイヤ構成です。

レイヤレイヤ名線色(推奨)線種
0電灯器具線色3(緑系)実線
1コンセント線色3(緑系)実線
2スイッチ線色3(緑系)実線
3分電盤・主開閉器線色3(緑系)実線
4配線(VVF・VVR)線色3(緑系)破線
5弱電(電話・LAN・TV)線色4(黄)実線
6火災警報器線色8(赤)実線
7換気扇連動・照明スイッチ系統線色3(緑系)一点鎖線
8寸法線色2(黒)実線
9文字・凡例線色2(黒)実線
A注記・引出線線色2(黒)実線
B予備任意任意
C〜E予備任意任意
F(空き)

2. 給排水衛生設備図テンプレ(persc_layer_eq_sanitary_1-100.jww

給水・給湯・排水・通気・器具の系統別に分けたレイヤ構成です。

レイヤレイヤ名線色(推奨)線種
0給水管線色1(水色)実線
1給湯管線色9(橙)実線
2排水管線色8(赤系)実線
3通気管線色4(黄)破線
4ガス管線色4(黄)一点鎖線
5衛生器具(便器・洗面・浴槽・キッチンシンク)線色2(黒)実線
6配管寸法・勾配線色2(黒)実線
7桝・ポンプ・タンク線色2(黒)実線
8寸法線色2(黒)実線
9文字・凡例線色2(黒)実線
A注記・引出線線色2(黒)実線
B予備任意任意
C〜E予備任意任意
F(空き)

3. 空調換気設備図テンプレ(persc_layer_eq_hvac_1-100.jww

機器・ダクト・吹出口・配管を系統別に分けたレイヤ構成です。

レイヤレイヤ名線色(推奨)線種
0室内機・室外機線色5(紫)実線
1ダクト(給気)線色5(紫)実線
2ダクト(排気)線色6(白/黒)実線
3吹出口・吸込口線色5(紫)実線
4換気扇・レジスター線色5(紫)実線
5冷媒配管・ドレン線色1(水色)実線
6機器仕様文字線色2(黒)実線
7寸法線色2(黒)実線
8文字・凡例線色2(黒)実線
9注記・引出線線色2(黒)実線
A〜E予備任意任意
F(空き)

4. 統合版(persc_layer_eq_combined_1-100.jww

電気・衛生・空調の3系統をグループ別に1ファイルにまとめた版です。グループ運用で各系統を切り替えながら作図します。

グループグループ名縮尺内容
Gp.0共通_通り芯_1/1001/100通り芯・寸法・建築参照(意匠から取り込み)
Gp.1設備_電気_1/1001/100電気設備図(電灯・コンセント・配線等)
Gp.2設備_衛生_1/1001/100給排水衛生設備図(給水・排水・器具等)
Gp.3設備_空調_1/1001/100空調換気設備図(機器・ダクト等)
Gp.4設備_ガス_1/1001/100ガス設備(必要に応じて)
Gp.E予備任意改訂版・参考図・系統別検討
Gp.F図面枠_1/11/1A1またはA2用紙の図面枠(FFレイヤにプロテクト)

PERSCの推奨: 住宅実務では「電気・衛生・空調を1枚にまとめた設備図」を作るケースは少なく、 電気図・衛生図・空調図を別の図面(別ファイル)で作る のが標準です。統合版は店舗・小規模オフィスの設備計画で「1枚に全設備の概要を載せたい」というケース向けです。住宅では系統別ファイルを使ってください。

5. 店舗・小規模ビル向け1/50版

店舗・美容室・小規模オフィス・診療所など、1/50で詳細に設備を描く必要がある用途向けの縮尺別バージョンです。

ファイル縮尺想定用途
persc_layer_eq_electrical_1-50.jww1/50店舗・診療所の電気設備(コンセント密度高)
persc_layer_eq_sanitary_1-50.jww1/50店舗・厨房の給排水衛生設備(器具数多)

レイヤ構成は1/100版と同一で、縮尺のみ異なります。


使い方

背景: 以下の手順は配布物公開後の使い方を想定した予告です。配布パックは実機検証フェーズで整備中のため、現時点ではダウンロードリンクは未提供です。

使い方サマリー(全7ステップ)

#操作所要
1zipファイルをダウンロード30秒
2テンプレフォルダに解凍1分
3系統に合うテンプレJWWを開く30秒
4物件用ファイルとして「名前を付けて保存」30秒
5意匠図から通り芯・壁を取り込み(背景)2〜5分
6設備の作図を開始
7必要に応じてレイヤ名・線色を事務所仕様に調整5〜10分

合計の初回セットアップ: 5〜10分 で設備作図を始められます。

手順1: zipファイルをダウンロード

PERSC配布ページから persc_layer_equipment_v1.0.0.zip をダウンロードします。ブラウザの保存ダイアログで「保存」をクリックすると、デフォルトでは「ダウンロード」フォルダに保存されます。

要確認: 配布ページのURL・ダウンロードボタンの位置は配布開始時にこの記事へ追記します。

手順2: テンプレフォルダに解凍

ダウンロードした persc_layer_equipment_v1.0.0.zip右クリック → 「すべて展開」 で解凍します。展開先はJw_cadのテンプレ専用フォルダが推奨です。

C:\JWW\templates\persc_layer_equipment\
  ├ persc_layer_eq_electrical_1-100.jww
  ├ persc_layer_eq_sanitary_1-100.jww
  ├ persc_layer_eq_hvac_1-100.jww
  ├ persc_layer_eq_combined_1-100.jww
  ├ persc_layer_eq_electrical_1-50.jww
  ├ persc_layer_eq_sanitary_1-50.jww
  └ README.txt

Tips: 設備テンプレは 住宅向けレイヤテンプレ ※準備中 と RC造向けレイヤテンプレ ※準備中 と並べて、templates\persc_layer\ 配下に整理しておくと、案件種別と用途で迷わずに選べます。

手順3: 系統に合うテンプレJWWを開く

Jw_cadを起動して、メニューバー「ファイル」→「開く」、またはショートカット Ctrl+O でファイル選択ダイアログを開き、テンプレフォルダから目的のJWWファイルを選択します。

案件推奨テンプレ
戸建住宅の電気設備図persc_layer_eq_electrical_1-100.jww
戸建住宅の給排水衛生図persc_layer_eq_sanitary_1-100.jww
戸建住宅の換気設備図persc_layer_eq_hvac_1-100.jww
店舗・診療所の電気設備図persc_layer_eq_electrical_1-50.jww
店舗厨房の給排水衛生図persc_layer_eq_sanitary_1-50.jww
1枚で全設備をまとめたい場合persc_layer_eq_combined_1-100.jww

手順4: 物件用ファイルとして「名前を付けて保存」

テンプレ自体を上書きしないよう、まず 「名前を付けて保存」 で物件用のファイル名でコピーします。

メニューバー「ファイル」→「名前を付けて保存」、またはショートカット F12 を押して、物件用フォルダに 物件名_設備種別.jww で保存します。

ファイル名例内容
2026-05-08_山田邸_電気設備図.jww山田邸の電気設備図
2026-05-08_山田邸_給排水衛生図.jww山田邸の給排水衛生図
2026-05-08_カフェ青空_設備統合図.jwwカフェ青空の設備統合図

PERSCの推奨: 設備系統が複数ある場合は、 必ず系統別にファイルを分けて保存 してください。電気図と衛生図を1ファイルで管理しようとすると、改訂時に「電気だけ修正したいのに衛生のレイヤが触られた」という事故が起こります。

手順5: 意匠図から通り芯・壁を取り込み

設備図は意匠図の通り芯・壁を背景として参照しながら描きます。意匠図JWWから必要なレイヤをコピーして、設備テンプレのGp.0「共通」グループに配置します。

操作内容
1意匠図JWWを別ウィンドウで開く
2意匠図側で範囲選択ツールで通り芯・壁・建具を選択
3メニューバー「編集」→「コピー
4設備テンプレ側に切り替えて、Gp.0「共通」を書込みグループに
5メニューバー「編集」→「貼り付け」で配置
6貼り付けた要素は 属性変更 で「表示のみ」状態にして固定

背景: 意匠図と設備図を別ファイルで運用する場合、意匠の更新が起きると設備側にも反映が必要です。コピー&貼り付けでの取り込みは「その時点のスナップショット」になるので、意匠が大幅変更された案件では設備側の参照背景も更新する運用が必要になります。意匠変更が頻繁な案件では、後述の「ファイル合成」コマンドの利用を検討してください。

手順6: 設備の作図を開始

書込みグループを設備系統のグループ(電気テンプレなら最初から電気のみ、統合版ならGp.1〜Gp.3)に切り替えて、設備記号と配線・配管の作図を始めます。

設備記号本体(コンセント・便器・吹出口など)は配布テンプレには同梱していません。別配布の設備記号集を「ファイル合成」で取り込んで使います。

手順7: 事務所仕様への調整

配布版は線色慣例の標準値(電気=緑系・給水=青・排水=赤など)で設定されていますが、事務所標準と異なる場合はカスタマイズで対応します。詳しくは次の「カスタマイズ方法」を参照してください。


カスタマイズ方法

線色を事務所慣例に合わせる

事務所によっては「給水=赤・排水=青」のように、PERSC配布版と逆の慣例で運用しているケースがあります。属性変更コマンドで一括変更できます。

  1. ステータスバーで対象レイヤ(例: 給水管レイヤ)を 書込みレイヤ に切り替え
  2. ツールバー「範囲」コマンドで該当レイヤの図形を全選択
  3. メニューバー「編集」→「属性変更
  4. 線色を事務所標準に変更
  5. 全系統で同様の作業を繰り返す

PERSCの推奨: 線色慣例は事務所・地域・発注者で異なることがあるので、最初に 事務所標準を1枚紙にまとめて掲示 しておくと運用ミスが減ります。「給水=青、排水=赤」の標準を文書化しておくと新人教育もスムーズです。線色運用の標準は 線色運用標準 でも整理しています。

レイヤ名を社内標準に変更する

配布版は「電灯器具」「コンセント」のような全角日本語名ですが、社内標準が「LIGHT」「OUTLET」のような半角英数字の場合は変更します。

  1. レイヤツールバーで対象レイヤを右クリック
  2. レイヤ設定ダイアログでレイヤ名を変更
  3. すべてのレイヤで同様の作業を繰り返す
  4. ファイル」→「名前を付けて保存」で事務所版テンプレとして保存

詳しくは レイヤ設定ダイアログ を参照してください。

系統の追加(ガス・特殊用途)

配布版には電気・衛生・空調の3系統が標準で含まれていますが、追加でガス設備・避雷針・通信専用系統が必要な場合は、空きグループ(Gp.4〜Gp.E)にレイヤを構成します。

追加系統配置先(推奨)備考
ガス設備(戸建・店舗厨房)Gp.4(統合版に既設)都市ガス/LPGの配管・メーター位置
通信専用(光ファイバ・MDF)Gp.5商業ビル・オフィスで需要あり
避雷設備・接地系統Gp.6中規模建築・公共建築
防災設備(自火報・スプリンクラー)Gp.7共同住宅・ホテル

背景: ガス設備は給排水衛生図に同居させる事務所と、独立図にする事務所で分かれます。配布版の統合版にはGp.4「設備_ガス」を用意していますが、住宅の小規模物件では衛生図のレイヤ4「ガス管」だけで済むケースも多く、ガス独立図は必要ありません。

縮尺を変更する

1/100で配布されたテンプレを1/50で使い直したい場合の操作です。

  1. メニューバー「設定」→「縮尺・読取 設定」または画面右下の縮尺表示を 左クリック
  2. 設備系統が入っているグループの縮尺を1/50に変更
  3. Gp.0「共通」も同じ縮尺に変更(通り芯と設備が同縮尺で揃う)
  4. Gp.F「図面枠」は1/1のまま(変更しない)

注意: 設備系統と共通グループは 必ず同一縮尺 にしてください。設備が1/50・共通が1/100だと、通り芯と設備記号の位置がずれて表示され、作図中に混乱します。レイヤグループ縮尺の運用は 建築図面のレイヤ分け実践 でも扱っています。

図面枠サイズの変更

配布版はA1サイズで設計されていますが、A2・A3でも使えるよう図面枠を差し替えできます。

  1. ステータスバーでF-Fレイヤのプロテクトを解除
  2. 既存の図面枠を範囲選択 → 削除
  3. A2図面枠テンプレA3図面枠テンプレ から枠だけコピー
  4. 設備テンプレのGp.F・レイヤFに貼り付け
  5. F-Fレイヤを再プロテクト

A1とA3版の図面枠テンプレも別途配布しています。あわせて A1図面枠テンプレ もご活用ください。


ライセンス・利用規約

要確認: 公開時のライセンス文言は最終確定前です。商用可・改変可・再配布不可の方針は維持予定ですが、細部は実機検証フェーズで確定します。

PERSC が配布予定の設備図向けレイヤテンプレは、Ch.15 共通ライセンス方針に従って利用できる方針です。

利用可・不可の概要

項目可否
個人での作図・自宅でのCAD学習OK
設計事務所・工務店での商用利用OK
学校・職業訓練校での教材利用OK
改造して自社仕様にして社内利用OK
改造して納品図面に使用OK
配布物そのものを第三者へ再配布NG
配布物を自社サイトで配布NG
改造版を「自社オリジナル」と称して配布NG
配布物を販売・有償配布NG

詳細・最新方針は 配布物カタログTOP(PERSC素材ライブラリの使い方) のライセンス共通方針セクションを参照してください。

免責事項

  • 配布物は 「現状有姿」 で提供されます。動作不具合・互換性問題が発生してもPERSC編集部は責任を負いません
  • 配布物の寸法・線色・線幅は JIS製図通則および建築実務での慣習値 に基づいていますが、特定の規格・規則・確認申請要件への完全準拠を保証するものではありません
  • 確認申請・実施設計の最終図面では、所属事務所の図面規格・行政庁の指導に合わせて調整することをおすすめします

設備図向けレイヤテンプレ固有の免責補足

  • 配布版のレイヤ構成・線色慣例は PERSC編集部の住宅・小規模物件向け実務知見 に基づくため、公共設備工事や大規模ビル設備工事ではそのまま使えない場合があります
  • 設備記号本体(コンセント・便器・吹出口など)は同梱されません。別配布の記号集を取り込んで使ってください

実務での使い方 ★PERSC独自

パターン1: 戸建住宅の設備図一式(建築設計者が描く)

戸建住宅で建築設計者が設備図も自分で描く、最も標準的な使い方です。電気・衛生・空調の3系統を別ファイルで作図します。

図面推奨テンプレ縮尺
電気設備図(コンセント・スイッチ・照明)persc_layer_eq_electrical_1-100.jww1/100
給排水衛生設備図(給水・排水・衛生器具)persc_layer_eq_sanitary_1-100.jww1/100
換気設備図(24時間換気・換気扇)persc_layer_eq_hvac_1-100.jww1/100

意匠図から通り芯・壁・建具・キッチン・浴槽・便器を取り込んで背景に配置し、その上に系統別の設備記号と配線・配管を載せていきます。30〜40坪の住宅なら、各設備図は1/100でA2 1枚に収まります。

PERSCの推奨: 戸建住宅の場合、 電気と換気は1枚にまとめるpersc_layer_eq_combined_1-100.jww のGp.1とGp.3を使う)運用も多いです。コンセント・スイッチに連動する換気扇配線は同じ図で見えたほうが確認しやすいためです。給排水衛生は別ファイルで運用するのが定着しています。

パターン2: 設備設計者から受領した意匠図ベースで設備図を作る

工務店・住宅会社の社内設備担当が、外部設計事務所から受領した意匠JWWに設備を載せていく運用です。

工程操作
1意匠JWWを開いて構造・キッチン・浴室・便所の位置を確認
2設備テンプレを別ウィンドウで開く
3意匠JWWから通り芯・壁・建具・衛生器具配置をコピー
4設備テンプレのGp.0「共通」に貼り付け
5設備系統グループに切り替えて配線・配管・記号を作図
6別名保存して案件ファイルに

背景: 意匠図に直接設備を描き加える運用もありますが、意匠側のレイヤ構成を壊すリスクと、設備改訂のたびに意匠側にコミットしてしまう問題が発生します。 「意匠は意匠ファイル、設備は設備ファイル」 の分離運用が、設備担当者の事故を防ぐ実務知見です。

パターン3: 店舗・小規模ビルの設備計画(1/50運用)

カフェ・美容室・診療所・小規模オフィスなど、設備密度が高い店舗向けです。1/50で詳細に作図します。

用途推奨テンプレ重要レイヤ
カフェ・レストラン厨房persc_layer_eq_sanitary_1-50.jww給湯(橙)・排水(赤)・ガス(黄)・衛生器具
美容室・サロンpersc_layer_eq_electrical_1-50.jww+衛生電気(緑系)・給排水(複合)
診療所・歯科上記両方専用設備(医療ガス・X線電源など)は予備レイヤに
小規模オフィスpersc_layer_eq_electrical_1-50.jww配線・LAN・電話

店舗・ビルでは設備密度が高く、1/100だと記号同士が干渉して読めなくなることが多いため、1/50が標準です。家庭用A3・A2プリンタでも1/50で店舗1区画分は1枚に収まります。

パターン4: 改装・リフォーム案件の既存設備調査図

リフォーム前の既存設備を調査して図面化する用途です。配布テンプレの「既存設備調査用」レイヤ運用です。

工程操作
1配布テンプレを開いて意匠の通り芯・壁を取り込み
2設備系統グループに切り替え
3既存設備(コンセント・配管・吹出口)の現況を作図
4残置・撤去・新設で線色を変えて識別(残置=黒・撤去=点線・新設=赤)
5改装後の設備案を別レイヤに作図

PERSCの推奨: リフォーム案件では「残置・撤去・新設」の3状態を 線種 で分けるのがおすすめです。 残置=実線・撤去=破線・新設=実線太め、のように使い分けると、現場で判断しやすくなります。線種の使い分けは事務所標準に揃えてください。

パターン5: 確認申請・電子申請の副本としての設備図

確認申請の副本・電子申請PDF用の設備図として使う運用です。

項目内容
用紙A2またはA3(電子申請の場合A3 PDFが主流)
縮尺1/100(住宅)または1/50(店舗)
推奨ファイル系統別ファイル(電気・衛生・空調を別図で)
表題欄確認申請様式に合わせて改造

注意: 確認申請の設備図は、 特定行政庁・指定確認検査機関の様式 に合わせて表題欄や凡例を整える必要があります。配布テンプレはそのまま申請に使えるわけではなく、申請先様式に応じてカスタマイズしたうえでご使用ください。

意匠図テンプレとの組み合わせ運用

設備テンプレは住宅向け・RC造向けの意匠テンプレと組み合わせて運用する想定です。

案件種別意匠テンプレ設備テンプレ
木造住宅住宅向けレイヤテンプレ ※準備中このページの設備テンプレ
RC造(共同住宅・小規模ビル)RC造向けレイヤテンプレ ※準備中このページの設備テンプレ(1/50版推奨)
店舗・テナント住宅向けまたはRC造向けこのページの設備テンプレ(1/50版)

意匠テンプレと設備テンプレは 別ファイル運用 を前提に設計されているため、両方を1案件で使うときは「物件名_意匠.jww」「物件名_設備電気.jww」「物件名_設備衛生.jww」のようにファイル分割で管理します。


つまずきポイント・対処 ★PERSC独自

Q: 配布版を開いたら線色が事務所慣例と違う(給水=赤、排水=青で運用している)

→ 配布版は 給水=青(線色1)、排水=赤(線色8) が初期値ですが、事務所慣例で逆の場合は属性変更コマンドで一括変更できます。「カスタマイズ方法」の「線色を事務所慣例に合わせる」を参照してください。一度変更したら 事務所版テンプレとして別名保存 しておくと、次回以降の手間がなくなります。

Q: 意匠図の通り芯を貼り付けたが、設備記号と位置がずれる

→ 縮尺の不整合が原因です。意匠図と設備テンプレの 書込みグループの縮尺が一致 しているか、ステータスバーで確認してください。意匠が1/100なら設備テンプレも1/100のグループに貼り付ける必要があります。

確認項目確認方法
意匠図の縮尺意匠JWWのステータスバー縮尺表示
設備テンプレの縮尺設備JWWのステータスバー縮尺表示
貼り付け先グループの縮尺設備のGp.0「共通」の縮尺設定

不整合があれば、貼り付け前にグループ縮尺を意匠側に合わせます。

Q: 設備記号がテンプレに入っていない

→ 配布版にはレイヤ構成のみ含まれ、設備記号本体(コンセント・便器・吹出口など)は同梱していません。設備記号は別記事で配布予定です。

これらは設備テンプレに「ファイル合成」コマンドで取り込んで使う想定です。

Q: 統合版(combined)と系統別版、どちらを使うべき?

→ 用途で使い分けます。

案件推奨
戸建住宅で設備系統を別図で出す系統別版(electrical / sanitary / hvac)
店舗・小規模オフィスで全設備を1枚に統合版(combined)
大型住宅・小規模ビル系統別版(電気と空調は1枚にまとめても可)
確認申請副本系統別版(申請様式に合わせやすい)

迷ったら 系統別版 から始めるのが安全です。後から統合版に移行するより、系統別から統合への変換のほうが範囲選択でレイヤ移動するだけで済みます。

Q: 配布版でレイヤがプロテクトされていて編集できない

→ FFレイヤ(図面枠)はプロテクトされていますが、設備系統のレイヤはプロテクトなしで配布されています。プロテクトされている場合は Ctrl+左クリック(紫の/)または Ctrl+Shift+左クリック(紫の×)で解除してください。プロテクトでなく単に「表示のみ」「非表示」状態の場合は、書込以外のレイヤであれば 左クリック で「編集可→表示のみ→非表示」の3状態循環、書込にしたい場合は 右クリック で書込指定します。

状態表示操作
書込(書込可能)赤い枠右クリックで指定
編集可能通常表示そのまま編集できる(書込以外を左クリックで状態循環)
表示のみ〇マーク左クリックで「非表示」へ進み、もう一度で「編集可能」に戻る
非表示空欄左クリックで「編集可能」に戻る(3状態循環)
プロテクト(紫の/)紫の斜線1本Ctrl+左クリックで解除
プロテクト(紫の×)紫の対角線2本Ctrl+Shift+左クリックで解除

レイヤ状態の詳細は レイヤ状態切替 を参照してください。

Q: 意匠が頻繁に変更される案件で、設備側に毎回反映するのが大変

→ 意匠変更が多い案件では、 「ファイル合成」コマンド で意匠JWWを参照背景として読み込む運用を検討してください。コピー&貼り付けより手軽に最新意匠を取り込めます。

操作内容
1設備テンプレを開く
2メニューバー「ファイル」→「JWW図面ファイルから合成
3意匠JWWを選択
4Gp.0「共通」に意匠を合成
5合成した要素は属性変更で「表示のみ」に

「ファイル合成」コマンドの詳細は別記事で扱います。意匠変更時は同じ操作で最新版を上書き合成できます。

Q: 配布版のレイヤ数が多すぎて使わないレイヤがある

→ 使わないレイヤは「非表示」にしておけば、作図画面に出てきません。レイヤ自体を削除する必要はありません。後から使うかもしれない予備レイヤとして、非表示のまま残しておくのが安全です。

Q: 電気図と衛生図と空調図、どれから描き始めるべき?

→ PERSC編集部の住宅実務では 衛生→電気→空調 の順がおすすめです。

順序系統理由
1衛生(給排水)配管経路が建築構造に依存(梁・スラブ貫通など)。早く確定させたい
2電気コンセント・スイッチ位置は施主との打ち合わせで決まる
3空調・換気24時間換気は他系統と干渉しやすいので最後に調整

順序を変えても問題ありませんが、「衛生→電気→空調」が手戻りが少ないと考えています。

Q: 配布版を解凍したら日本語ファイル名が文字化けした

→ 配布版のファイル名は 半角英数字+ハイフン・アンダースコア で統一しているため、文字化けリスクは事実上ありません。もし起きた場合は、Windows標準の解凍機能ではなく 7-Zip などの解凍ソフトを使うと回避できます。

Q: 設備設計事務所から「自社のレイヤ標準と全然違う」と言われた

→ 設備設計事務所には独自のレイヤ標準があるため、配布版そのままでは整合しないことが普通です。連携が必要な案件では、事前に レイヤ命名・線色のすり合わせ を1回だけ行い、設備設計事務所の標準に合わせた事務所版テンプレを別途整備してください。命名規則の調整方法は レイヤ命名規則 を参照。

Q: 図面枠が1ファイルに含まれているがA1以外で使いたい

→ 配布版のFFレイヤに入っている図面枠を削除して、A1〜A4の任意のテンプレから図面枠だけコピーで貼り直してください。詳細は「カスタマイズ方法」の「図面枠サイズの変更」を参照。A2・A3用のレイヤテンプレを別バージョンとして提供する予定もあります。


関連項目


まとめ

  • 設備図は 電気・衛生・空調の3系統 を別ファイルで運用するのが住宅実務の標準。配布予定パックは系統別テンプレ+統合版+1/50縮尺別版の構成
  • 配布予定版は 意匠図と別ファイル で運用する前提で設計。Gp.0「共通」に意匠の通り芯・壁を取り込んで背景に置く構成
  • 線色慣例は 電気=緑系・給水=青・給湯=橙・排水=赤・ガス=黄・空調=ピンク が初期値(予定)。事務所慣例に合わせてカスタマイズ可能
  • 設備記号本体(コンセント・便器・吹出口など)は 別配布の記号集 をファイル合成で取り込む
  • 戸建住宅・店舗・小規模ビル・改装リフォーム・確認申請副本の5パターンに対応
  • ライセンスは 個人・商用利用可・改造可・再配布NG で公開予定。設備設計事務所連携時はレイヤ命名すり合わせを推奨
  • 本配布物は実機検証フェーズで整備中。同梱ファイル・README・ライセンス文言は公開前に最終確定します