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基本設定の起動と全タブ概要
このページでできるようになること
Jw_cadの全般動作を司る「基本設定」ダイアログの開き方と、ダイアログ内に並ぶ8つのタブ(一般(1)・一般(2)・色・画面・線種・文字・AUTO・KEY・DXF・SXF・JWC)の役割をひととおり把握できるようになります。「どのタブに何があるか」「どのタブから触るべきか」「変更を確定する/破棄するボタンの位置」までを押さえ、目的の設定項目を最短で見つけられる状態を作ります。
背景: Jw_cadの初期動作のほとんどは「基本設定」ダイアログ1つに集約されています。オートセーブの間隔、線色のRGB値、フォント、ショートカットキーの割当、外部CADへの出力ルールなど、ジャンルが大きく異なる項目が同じダイアログ内のタブで切り替わる構成です。最初に全体地図を頭に入れておくと、後から「あの設定どこだっけ」と迷う時間を一気に減らせます。
このページの範囲
「基本設定」ダイアログそのものの 起動方法 と 8タブの全体俯瞰 に絞って扱います。各タブの設定項目の詳細は、それぞれの専用ページに委譲しています。
- 各タブの設定項目の詳細 → 後述「8タブの全体マップ」のリンク先
- 環境設定ファイル(jw_win.jwf)の構造・配布運用 → 環境設定ファイル(jw_win.jwf) ※準備中
- PERSC推奨の初期設定一括ガイド → PERSC推奨初期設定 ※準備中
- 寸法・軸角・目盛など「基本設定」と別ダイアログの設定 → Ch.2 後半の各ページ
「基本設定」ダイアログの起動方法
「基本設定」ダイアログは、以下のいずれかの方法で開けます。どの方法で開いても表示されるダイアログは同じです。
| 方法 | 操作 |
|---|---|
| メニューバー | 「設定(S)」→「基本設定(S)」 |
| ツールバー | 「設定」ツールバー内の「基設」ボタンをクリック |
| キー割当 | 「KEY」タブで任意のキーに割当て可能(初期割当なし) |
画像準備中 — メニューバー「設定」→「基本設定」を実行する流れ
画像準備中 — ツールバーの「基設」ボタンの位置
Tips: ツールバーの「基設」(きせつ)ボタンは「基本設定」の略です。デフォルトでは画面上部のツールバー領域に配置されていますが、ツールバーをカスタマイズで非表示にしている場合は表示されません。見当たらないときはメニューバー経由で開いてください。
背景: 「基本設定」はJw_cadの中でも開く頻度が高い割に、初期状態ではキーボードショートカットが割り当てられていません。よく開く運用にする場合は、後述の「KEY」タブで任意のキーに割当てておくと便利です。
ダイアログを開いた直後の見た目
「基本設定」ダイアログを開くと、上部に8つのタブが横並びで表示され、その下に各タブの設定項目が縦に並んでいます。ダイアログの右下には、変更を確定/破棄するボタンが配置されています。
画像準備中 — 「基本設定」ダイアログ全体(タブ8つと右下のOK/キャンセルボタンが見える状態)
| 領域 | 内容 |
|---|---|
| 上部のタブ列 | 「一般(1) / 一般(2) / 色・画面 / 線種 / 文字 / AUTO / KEY / DXF・SXF・JWC」の8タブ |
| 中央〜下半分 | 選択中のタブの設定項目(チェックボックス・数値入力欄・色サンプル等) |
| 右下のボタン群 | 「OK」「キャンセル」(バージョンによっては「適用」) |
要確認: タブの並び順・右下ボタンの正確な並び(「適用」ボタンの有無を含む)は実機で確定します。本ページは8タブ構成を前提に記述しています。
8タブの全体マップ
「基本設定」ダイアログの8タブの担当領域を、左から順に一覧します。各タブの詳細は専用ページを参照してください。
| # | タブ名 | 主な担当領域 | 詳細ページ |
|---|---|---|---|
| 1 | 一般(1) | オートセーブ・バックアップ・Undo回数・用紙枠表示・仮点表示・外部エディタ など、図面の安全性と基本的な表示の設定 | 基本設定 一般(1) タブ |
| 2 | 一般(2) | AUTOモード関連・線/文字コマンドの挙動・m単位入力・矢印キー画面移動・両ボタンドラッグ・ファイル読込項目 | 基本設定 一般(2) タブ |
| 3 | 色・画面 | 線色1〜8と補助線色の画面表示色・印刷色・線幅、画面背景色、ズーム枠線色、線幅描画オプション | 基本設定 色・画面 タブ |
| 4 | 線種 | 実線・点線・鎖線・補助線種・ランダム線のパターンとピッチ、SXF対応拡張線種の設定 | 基本設定 線種 タブ |
| 5 | 文字 | 文字種1〜10の横幅・縦幅・間隔・色No.、フォント、文字基点、文字輪郭表示などの文字属性まわり | 基本設定 文字 タブ |
| 6 | AUTO | AUTOモードのクロックメニュー(1)/(2)の各12方向に割り当てるコマンドのカスタマイズ | 基本設定 AUTO タブ |
| 7 | KEY | アルファベットキー・F2〜F9・スペースキーへのコマンド割当(単独キー/Shift併用の2系統) | 基本設定 KEY タブ |
| 8 | DXF・SXF・JWC | DXF・SXF(SFC/P21)・JWC形式の読込/書出時の挙動、線幅・線色の同一視判定、補助線出力可否 | 基本設定 DXF・SXF・JWC タブ |
Tips: 8タブを一度に把握するのは大変です。最初は「一般(1)」「色・画面」「文字」の3タブだけ目を通せば、日常作図に必要な大半の設定はカバーできます。AUTO・KEY・DXF/SXF/JWCは必要になってから触る、で十分です。
背景: タブの並び順は、おおまかに「全体動作 → 見た目 → 入出力」の流れで設計されています。一般(1)/(2)で動作を整え、色・線種・文字で見た目を整え、AUTO/KEYで操作性を調整し、最後に外部CADとの連携設定を置く構造です。
各タブを切り替えるときの操作
ダイアログ上部の タブ名をクリック すると、そのタブに切り替わります。タブを切り替えても、他のタブで変更した内容は破棄されません(ダイアログを「OK」または「キャンセル」で閉じるまで保持されます)。
- タブ間を行き来して値を確認しながら設定できる
- 1回のダイアログ起動で複数タブの設定をまとめて変更し、最後に「OK」で一括確定できる
Tips: 「設定の数が多すぎて目的の項目が見つからない」というときは、ダイアログにフォーカスを当ててから
Ctrl + Fで単語検索が効くケースがあります。タブをまたいで検索できるかはバージョンによるため、見つからなければ手動でタブを切り替えて確認してください。
OK / キャンセル / 適用 の挙動
ダイアログ右下に配置された確定系ボタンは、それぞれ役割が違います。
| ボタン | 挙動 |
|---|---|
| OK | 全タブで変更した内容を確定し、ダイアログを閉じる。設定はメモリ上に反映され、Jw_cadを正常終了したタイミングで jw_win.jwf に書き込まれる |
| キャンセル | 全タブの変更を破棄し、ダイアログを閉じる。元の状態のまま |
| 適用(バージョンによる) | ダイアログを開いたままで変更を反映する |
要確認: 「適用」ボタンの有無はバージョン差異があります。実機で確認します。
注意: ダイアログ右上の「×」ボタンで閉じた場合、多くのバージョンでは キャンセル相当(変更破棄)として扱われます。安全に確定したい場合は必ず「OK」で閉じてください。
背景: 「OK」を押した瞬間に画面表示は切り替わりますが、設定値が ファイルに永続化されるのはJw_cadを正常終了したタイミング です。設定を変更してから Jw_cad をタスクマネージャーで強制終了したり、PCを電源ボタンで落としたりすると、変更内容が次回起動時に消えるケースがあります。詳しくは「設定が保存されない」のトラブル記事に委譲します。
各タブの「初期化」ボタンについて
タブによっては、設定を出荷時の状態に戻す「初期化」系のボタンが配置されています。
| タブ | 初期化系ボタン |
|---|---|
| 色・画面 | 「色彩の初期化」ボタン(背景色:白/黒/深緑、プリンタ出力色、線幅 の各リセット) |
| 線種 | 「線種の初期化」ボタン |
| AUTO | 既定値復帰ボタン(要確認) |
| KEY | 「初期化」ボタン(要確認) |
| DXF・SXF・JWC | 「SXF線種変換設定の初期化」ボタン(要確認) |
要確認: 各タブの初期化ボタンの正確な文言・初期化スコープ(タブ単独か全体か)は実機で確認します。
注意: 初期化ボタンは、押した瞬間に値が出荷時に戻ります。長く積み上げてきたカスタマイズが消えるリスクがあるため、押す前に
jw_win.jwfをバックアップ しておくことを推奨します。
設定値の保存場所と環境設定ファイルへの入口
「基本設定」で変更した値は、Jw_cadのインストールフォルダ(既定では C:\JWW)にある 環境設定ファイル jw_win.jwf に保存されます。
- ファイル本体の構造(テキストエディタで開いた時のセクション・キー記法)
- 別PCへの設定移行手順
- 複数プロフィールの使い分け(事務所用/自宅用/案件別の
.jwf切替)
これらの詳細は 環境設定ファイル(jw_win.jwf) ※準備中 で扱います。
Tips: チームで設定を統一したい場合は、設定担当者の
jw_win.jwfを全員に配布するのが最短です。各メンバーのC:\JWW\jw_win.jwfを上書きするだけで、基本設定の8タブの値が一斉に揃います。
実務での使い方 ★PERSC独自
インストール直後に触るべきタブの優先順位
Jw_cadをインストールした直後、8タブを全部一気に設定しようとすると確実に挫折します。PERSCではインストール直後の触る順序を以下のように推奨しています。
| 優先度 | タブ | 触る理由 |
|---|---|---|
| 最優先 | 一般(1) | オートセーブとバックアップ数の調整。この2つだけは最初の日に必ず設定。図面消失事故の防波堤になります |
| 優先 | 色・画面 | 画面背景色を白にする/黒のままにするを最初に決める。後から変えると目が慣れ直しを要求してしんどい |
| 優先 | 文字 | 事務所の文字サイズ標準(室名/寸法/タイトル)を文字種1〜10に割り付ける |
| 中 | 一般(2) | m単位入力・矢印キー画面移動など、操作癖が固まる前 に決めておきたい設定 |
| 中 | 線種 | 破線・一点鎖線のピッチが図面サイズに合うか確認。気になれば調整 |
| 後回しでOK | AUTO・KEY | クロックメニューやキー割当のカスタマイズは、Jw_cadに慣れて「ここを早くしたい」と感じてから |
| 案件発生時 | DXF・SXF・JWC | 外部CAD連携や電子納品案件が来た時に、その案件用に整えれば十分 |
案件種別に応じた jw_win.jwf 使い分け
PERSCでは「住宅実施設計用」「電子納品用」「DOS版資産編集用」など、案件のタイプ別に異なる jw_win.jwf を保管しています。案件開始時に該当ファイルを C:\JWW\jw_win.jwf に上書きするだけで、8タブの設定が一気に切り替わるため、案件ごとに線色運用や寸法表記ルールを切り替える負担がありません。
設定変更前のスクリーンショット運用
「AUTO」「KEY」のような 触ると操作感が大きく変わる タブは、変更前にダイアログのスクリーンショットを必ず1枚撮ってから値を変えています。試行錯誤の末に「やっぱり戻したい」となった時、復元のヒントが手元にある状態を作るためです。jw_win.jwf バックアップだけだと「何を変えたかが分からない」差分問題に陥ります。
チーム新人の育成導線
新人にJw_cadを渡すときは、8タブ全部を一度に渡さない のがコツです。最初の1週間は「一般(1)」「色・画面」「文字」の3タブだけを触らせ、残り5タブは存在だけ伝えて触らせない運用にすると、迷子率が下がります。
設定変更ログのチームメモ化
「いつ/誰が/どのタブの何を/なぜ変えたか」を簡易ログにしておくと、半年後の自分や引き継ぎ先メンバーが「この値は意図して入れたのか初期値のままなのか」を判別できます。PERSCでは案件フォルダ内に jwf_changelog.md を1枚だけ置き、jw_win.jwf を更新する都度1行追記する運用にしています。
つまずきポイント・対処 ★PERSC独自
Q: 「基設」ボタンが見当たらない
→ ツールバーをカスタマイズで非表示にしている可能性があります。メニューバーの「設定」→「基本設定」から開けば確実に開けます。ツールバー自体を再表示したい場合は ツールバーの表示・非表示 ※準備中 を参照してください。
Q: 「基本設定」ダイアログが画面外に出てしまった
→ ダイアログの位置を覚える機能が原因で、マルチディスプレイの抜き差しなどで画面外に出ることがあります。画面外に出たダイアログは、タスクバーで Jw_cad のアイコンを Shift+右クリック →「移動」で呼び戻せます。詳しくは ダイアログ位置の固定・記憶 ※準備中 を参照。
Q: タブを切り替えたら、さっき変更した値が消えたように見える
→ タブをまたいでも変更内容は保持されています。表示が初期値に見える場合は、別タブの似た項目と勘違いしている可能性があります。8タブ俯瞰表で担当領域を確認し直してください。
Q: 「OK」を押したのに設定が次回起動時に元に戻る
→ Jw_cadを正常終了せずにタスクマネージャーで強制終了したり、PCを電源ボタンで落とした可能性があります。設定の永続化は 正常終了タイミング で行われます。詳しくは トラブルシュート: 設定が保存されない ※準備中 を参照。
Q: タブの並び順や項目位置が解説サイトと違う
→ Jw_cadはバージョン更新で項目の追加・移動が発生することがあります。本ページ及び各タブ詳細ページは「実機検証必須」の前提で書いており、解説サイトとの差異がある場合は実機を正としています。気になる差分は トラブルシュート ※準備中 で集約します。
Q: 「初期化」ボタンを押したらカスタマイズが全部消えた
→ 多くの「初期化」系ボタンは押下と同時に出荷時値に戻り、確認ダイアログが出ないケースがあります。事前に C:\JWW\jw_win.jwf をコピーしておけば、Jw_cad終了後に上書き戻しで復元できます。
Q: 8タブのどれを最初に触ればいいか分からない
→ 上の「実務での使い方」節の優先順位表を参照してください。最低限「一般(1)」のオートセーブとバックアップ数だけ設定すれば、初日はそれで十分です。
関連項目
- 基本設定 一般(1) タブ — オートセーブ・バックアップ・Undo回数 ほか
- 基本設定 一般(2) タブ — AUTO/数値入力/矢印キー ほか
- 基本設定 色・画面 タブ — 線色・線幅・背景色
- 基本設定 線種 タブ — 線種パターンとピッチ
- 基本設定 文字 タブ — 文字種1〜10とフォント
- 基本設定 AUTO タブ — クロックメニュー割当
- 基本設定 KEY タブ — キー割当のカスタマイズ
- 基本設定 DXF・SXF・JWC タブ — 外部CAD連携時の挙動
- 環境設定ファイル(jw_win.jwf) ※準備中 — 設定値の保存場所と配布運用
- PERSC推奨初期設定 ※準備中 — PERSC編集部推奨の一括設定
- トラブルシュート: 設定が保存されない ※準備中
まとめ
- 「基本設定」はメニューバー「設定」→「基本設定」、またはツールバー「基設」ボタンで起動する
- ダイアログは「一般(1) / 一般(2) / 色・画面 / 線種 / 文字 / AUTO / KEY / DXF・SXF・JWC」の8タブ構成
- 変更は「OK」で確定、「キャンセル」で破棄。永続化はJw_cadの正常終了時に
jw_win.jwfへ書き込まれる - インストール直後はまず「一般(1)」のオートセーブとバックアップ数だけ整え、残りは必要になってから順に触ればOK
- 各タブの詳細は8タブ俯瞰表のリンクから個別ページに飛んで深掘りできる