Appearance
全体表示・前倍率・マークジャンプ
このページでできるようになること
Jw_cadの作図ウィンドウで、用紙全体を画面いっぱいに映す「全体表示」と、特定の表示位置を保存・呼び出す「マークジャンプ」を扱えるようになります。「描いた図面がどこに行ったか分からない」状態からの一発復帰、エリア別の作業切替の高速化が目標です。
背景: 「全体表示」はJw_cadのいわばホームポジションです。画面操作で迷子になっても、いつでも全体表示に戻れる手段を確保しておくと心理的なハードルが下がります。マークジャンプはエリア別作業の効率化に直結する中・上級者向け機能です。
このページの範囲: 全体表示・マークジャンプ・画面倍率ダイアログを扱います。拡大・縮小は 画面のズーム ※準備中、画面の平行移動は 画面のスクロール ※準備中 を参照してください。
全体表示の早見表
| やりたいこと | 推奨操作 |
|---|---|
| 用紙全体を画面いっぱいに映す | 両ボタンドラッグ:右上 |
| キーボードから全体表示 | Home キー(要設定) |
| ダイアログから全体表示 | 設定 → 画面倍率・文字表示 → 「用紙全体表示」 |
| 倍率を1.0にリセット | 画面倍率・文字表示 → 「倍率=1.0」 |
| 保存した位置に瞬時にジャンプ | 画面倍率・文字表示 → マークジャンプ【1】〜【4】 |
Tips: 「あれ、図面どこ行った?」状態の最速復帰手段は
Homeキー(要設定)または両ボタンドラッグ右上。これだけは反射的に出せるよう体に覚えさせましょう。
両ボタンドラッグ右上 ― 全体表示
両ボタンを押したまま右上方向に少しドラッグして離すと、設定中の用紙サイズが作図ウィンドウいっぱいに収まるよう自動でズーム調整されます。
画像準備中 — 両ボタンドラッグ右上方向で「[全体]」ラベルが表示された状態
背景: ここでいう「全体」は、描いた図形の全体ではなく用紙枠の全体を意味します。図形が用紙の外側に置かれているケース(後述の「つまずきポイント」参照)では、全体表示しても図形は見えません。
要確認: 両ボタンドラッグ右上のラベル文言(「[全体]」と記述)を実機で確認します。
Homeキーでの全体表示
「矢印キーで画面移動、PageUp・PageDownで画面拡大・縮小、Homeで全体表示にする。」(基本設定「一般(2)」タブ)にチェックを入れると、Home キー1回で全体表示できます。
PERSCの推奨: Homeキーでの全体表示は、「あれ、図面どこ行った?」のときの最速復帰手段です。基本設定のチェックは入れておくことを推奨します。両ボタンドラッグ右上より、ピアノを弾くようにキーひとつ叩くほうがストレスがありません。
詳細は キーボード操作 ※準備中 を参照。
全体表示モード(4種類)
両ボタンドラッグ右上やHomeキーでの「全体表示」は、用紙サイズに合わせて表示されますが、作図ウィンドウの形と用紙の向きが一致しない場合(縦長の作図ウィンドウにA4横の用紙、など)、どちらの辺を優先して合わせるかを切り替えられます。
「設定」 →「基本設定」 →「一般(1)」タブの「全体表示モード」ボタンを押すと、以下の4モードを順に切り替えられます。
| モード | 動作 |
|---|---|
| 狭幅優先 | 作図ウィンドウの狭い方の辺に用紙を合わせる |
| 広幅優先 | 作図ウィンドウの広い方の辺に用紙を合わせる |
| 横幅優先 | 用紙の横幅を作図ウィンドウの横幅に合わせる |
| 縦幅優先 | 用紙の縦幅を作図ウィンドウの縦幅に合わせる |
画像準備中 — 「一般(1)」タブの全体表示モード切り替えボタン
PERSCの推奨: 通常は 「狭幅優先」 にしておくと、用紙全体が必ず画面内に収まります。「広幅優先」だと用紙の一部が画面からはみ出すことがあるので、用紙枠を確実に表示したい初心者には「狭幅優先」を推奨します。
要確認: 「全体表示モード」ボタンの所在タブ・正式名称を実機で確認します。
画面倍率・文字表示ダイアログ
メニューバー「設定」 →「画面倍率・文字表示」、またはステータスバー右側にある「×0.5」等の倍率ボタンをクリックすると、画面倍率・文字表示設定 ダイアログが開きます。
画像準備中 — 画面倍率・文字表示設定ダイアログの全体
要確認: ステータスバー右側のボタンに表示される倍率ラベルは、現在の表示倍率に応じて変わります。「×0.5」「×2.0」など、その時点の値が出ます。
よく使うボタンの機能
| ボタン | 機能 |
|---|---|
| 「指定倍率」+「指定倍率表示」 | テキストボックスに数値(例:2.5)を入れて表示 |
| 「倍率=1.0」 | 表示倍率をぴったり1.0倍にリセット |
| 「用紙全体表示」 | 設定中の用紙サイズを画面いっぱいに表示 |
| 「表示範囲記憶」 | 現在の位置・倍率を「いつもの場所」として記憶 |
| 「記憶解除」 | 記憶範囲をクリア |
| 「マークジャンプ範囲登録 1〜4」 | 4つの表示位置を番号付きで保存 |
| 【1】〜【4】ボタン | 保存した位置に瞬時にジャンプ |
表示範囲記憶
「表示範囲記憶」を1回押しておくと、それ以降の 「両ボタンドラッグ右上=全体表示」が、用紙全体ではなく記憶した範囲の表示に変わります。
たとえば作業中はずっと玄関まわりだけを見て作図したいといったときに、玄関を映した状態で記憶しておけば、ズームインして詳細を見たあとも一発で同じ画角に戻れます。
Tips: 標準の「用紙全体表示」に戻したい場合は、ダイアログから「記憶解除」を押せば元に戻ります。
マークジャンプ範囲登録(1〜4)
4つまでのお気に入り表示位置を保存できます。「レイヤグループ同時登録」にチェックを入れた状態で1〜4に登録すると、ジャンプ時に書込レイヤグループも自動で切り替わります。
画像準備中 — マークジャンプ範囲登録ダイアログ(1〜4ボタンの並び)
登録手順
- 保存したい表示位置に画面を整える(ズーム+スクロールで調整)
- 「設定」 →「画面倍率・文字表示」を開く
- 「マークジャンプ範囲登録」の【1】(または2〜4)をクリック
- 「レイヤグループ同時登録」のチェックを必要に応じて設定
- ダイアログを閉じる
呼び出し手順
- ダイアログを開いて【1】〜【4】ボタンをクリック
- または、両ボタンドラッグの上下左右4方向に「マークジャンプ呼び出し」を割り当てると、ダイアログを開かずに使える
Tips: 平面図で「玄関」「LDK」「水まわり」「2階階段」など作業エリア別に1〜4に割り当てると、エリア移動が一瞬で終わります。レイヤグループ同時登録と組み合わせれば、エリアごとの作業に応じた書込先も自動で切り替わるので、誤レイヤ作図の予防にもなります。
背景: マークジャンプは、両ボタンドラッグの上下左右4方向に呼び出し機能を割り当てると、ダイアログを開かずに使えます。両ボタンドラッグ初期4方向(全体・縮小・前倍率・拡大)に追加する形で活用します。詳細は 基本設定 一般(2) タブ ※準備中 を参照。
画面操作の組み合わせ実例(実務シーン別)
シーン1: 通り芯を全体俯瞰してから個別の柱を描く
Homeキーで用紙全体表示- 通り芯の交点を確認
- 描きたい柱付近を両ボタンドラッグ右下で範囲拡大
- 柱を作図
- **両ボタンドラッグ左下(前倍率)**で全体俯瞰に戻る
- 次の柱位置を確認 → 拡大 → 作図 → 前倍率…の繰り返し
シーン2: 玄関とLDKを行き来しながら作業したい
- 玄関を画面に表示した状態で「設定」→「画面倍率・文字表示」を開く
- 「マークジャンプ範囲登録」の【1】にチェック → ダイアログを閉じる
- LDKを表示して同様に【2】に登録
- 以降、ダイアログから【1】【2】ボタンで瞬時に切り替え
- もしくは両ボタンドラッグの上下左右4方向にマークジャンプを割り当てておけば、ダイアログ操作不要
実務での使い方 ★PERSC独自
1. 「Homeキー」は最速の救済手段
画面操作で迷子になったとき、もっとも速く確実なのがHomeキー(基本設定で有効化済の前提)。両ボタンドラッグ右上より早く、頭で考えずに押せる手段を1つ持っておくと安心です。
2. 「狭幅優先」が初心者に最適
全体表示モードはデフォルトの「狭幅優先」推奨。これなら用紙枠が必ず画面内に収まるため、「全体表示したのに用紙の端が見えない」という事態が起きません。
3. マークジャンプは「エリア別作業」の必殺技
住宅平面図で 玄関=1 / LDK=2 / 水まわり=3 / 2階=4 のように割り当てると、エリア間の移動が一瞬で終わります。「レイヤグループ同時登録」を併用すれば書込レイヤも自動切替で、誤レイヤ作図の予防にもなります。
4. 「表示範囲記憶」は短時間集中作業向け
長時間作業ではマークジャンプが便利ですが、「いま30分だけ玄関まわりに集中したい」というときは表示範囲記憶を1回押すだけで、両ボタンドラッグ右上が玄関に戻る仕様にできます。終わったら記憶解除で元に戻せます。
つまずきポイント・対処 ★PERSC独自
Q: 全体表示したのに描いた図面が見えない
→ 図形が用紙の外側に置かれている可能性があります。「全体表示」は用紙枠を画面に合わせるだけで、図形を含む全体には合わせません。範囲選択コマンドで「全選択」してから移動コマンドで用紙内に持ってくるか、図形側に合わせるなら「画面倍率・文字表示」ダイアログで「用紙全体表示」ではなく手動で倍率を調整してください。詳しくは トラブルシュート: 図面が画面に表示されない ※準備中 を参照。
Q: Homeキーを押しても何も起こらない
→ 初期状態では矢印キー・PageUp/PageDown・Homeキーは無効です。基本設定「一般(2)」タブの「矢印キーで画面移動、PageUp・PageDownで画面拡大・縮小、Homeで全体表示にする。」にチェックを入れてください。
Q: 全体表示で用紙の一部が画面からはみ出す
→ 全体表示モードが「広幅優先」または「横幅優先/縦幅優先」になっています。基本設定「一般(1)」の「全体表示モード」ボタンで「狭幅優先」に切り替えてください。
Q: マークジャンプを登録したのに違う場所に飛ぶ
→ 「レイヤグループ同時登録」にチェックが入っていると、ジャンプ時にレイヤグループも切り替わるため、別の図面が表示されているように見えることがあります。レイヤグループの状態を確認してください。
Q: 表示範囲記憶を解除したい
→ 「画面倍率・文字表示」ダイアログを開き、「記憶解除」ボタンをクリックすれば、両ボタンドラッグ右上が標準の「用紙全体表示」に戻ります。
関連項目
- 画面のズーム ※準備中 — 拡大・縮小・前倍率
- 画面のスクロール ※準備中 — 画面の平行移動
- マウス操作の基本(左右クリック・ダブルクリック) ※準備中 — 両ボタンドラッグの基本
- キーボード操作 ※準備中 — Homeキーの有効化
- 基本設定 一般(1) タブ ※準備中 — 全体表示モード
- 基本設定 一般(2) タブ ※準備中 — マークジャンプ・矢印キー設定
- 画面倍率・文字表示設定 ※準備中 — ダイアログの全機能解説
- トラブルシュート: 図面が画面に表示されない ※準備中
まとめ
- 全体表示は 両ボタンドラッグ右上 または
Homeキー(要設定) - 全体表示モードは 「狭幅優先」 が初心者推奨
- 倍率1.0リセットは 画面倍率・文字表示 ダイアログから
- 表示範囲記憶で 両ボタンドラッグ右上の戻り先をカスタマイズ
- マークジャンプ1〜4で エリア別作業の高速切替
- 全体表示しても図形が見えないときは「図形が用紙外」を疑う