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立面建具集(建立データ)配布
このページでできるようになること
Jw_cadで使える 立面建具データ集(JWS図形ファイル) (公開予定)の概要・使い方を案内します。引違い窓・FIX窓・上げ下げ窓・玄関ドア・出窓・面格子付き窓・雨戸付き窓・ルーバー窓など、住宅実務で使う立面建具の代表バリエーションを揃える予定で、公開後は内法寸法を入力するだけで建立コマンドに読み込んで配置できる構成です。各窓の桟・割付パターンや玄関ドアの採光部意匠といった「外観に出る部分」の表現バリエーションをひと通り押さえた配布物として整備中です。
背景: 立面建具は平面建具と違って、外観の「見付け(みつけ)」表現がそのまま意匠の印象を決めます。引違い窓1つでも2枚建て・3枚建て・4枚建てで桟の位置が変わり、面格子・雨戸・シャッター・採光部があるかないかで建物の表情が大きく変わります。毎回ゼロから桟・枠を線で引いていくのは時間の無駄になりがちで、テンプレ化されたJWS図形を読み込んで内法だけ書き換える運用に切り替えるのが、立面図作図の効率化の決定打です。建具立面コマンド本体の操作は 建具立面コマンド 、立面図全体の作図手順は 立面図の描き方 で扱っています。
ダウンロード
要確認: 本配布物は 実機検証フェーズで整備中 です。配布パック(zip)・同梱ファイル(.jws)・README・ライセンス文言は公開前に確定します。本ページは公開準備段階の「配布物概要・使い方の予告」としてご覧ください。
📦 配布予定パック
- ファイル名:
persc_joinery_elevation_v1.0.0.zip(実機検証時に正式名称確定) - 想定サイズ: 数百KB(JWS図形ファイル20〜25本+README)
- 含まれる予定のファイル:
win_hikichigai_2mai.jws(引違い窓 2枚建て)win_hikichigai_3mai.jws(引違い窓 3枚建て)win_hikichigai_4mai.jws(引違い窓 4枚建て)win_hikichigai_sukuidashi.jws(掃出し引違い窓)win_fix_yokonaga.jws(FIX窓 横長)win_fix_tatenaga.jws(FIX窓 縦長)win_tatesuberi.jws(縦すべり出し窓)win_yokosuberi.jws(横すべり出し窓)win_agesage.jws(上げ下げ窓)win_louver.jws(ルーバー窓)win_demado_daikei.jws(出窓 台形)win_demado_kaku.jws(出窓 四角)win_demado_enko.jws(出窓 円弧)win_glassblock.jws(ガラスブロック窓)win_kosi_tate.jws(縦格子付き窓)win_kosi_yoko.jws(横格子付き窓)win_amado_tobukuro_ari.jws(雨戸付き窓 戸袋有り)win_amado_tobukuro_nashi.jws(雨戸付き窓 戸袋なし)door_genkan_kataibiraki.jws(玄関ドア 片開き)door_genkan_oyako.jws(玄関ドア 親子)door_genkan_saiko.jws(玄関ドア 採光部付き)door_genkan_ryouibiraki.jws(玄関ドア 両開き)door_kattegutchi.jws(勝手口ドア)shutter_dento.jws(電動シャッター)README.txt(バージョン情報・利用規約・更新履歴)
公開時は本セクションにダウンロードリンクを掲載します。
画像準備中 — 配布パックの中身(公開前に撮影)
立面建具集の概要
立面建具(建立)とは
立面建具は 建物を真横(正面)から見たときの建具の外観表現 です。立面図に貼って、窓やドアがどう見えるかを表現します。同じ「引違い窓」でも、平面(真上から見た図)・断面(切断した図)・立面(正面から見た図)で見え方が異なるため、それぞれ別のJWS図形が必要になります。
| 表現 | 何を描くか | この記事との関係 |
|---|---|---|
| 平面建具(建平) | 建具を真上から見た形(壁の切り欠き+枠+障子) | 平面建具集 ※準備中 |
| 断面建具(建断) | 建具を断面で切った形(枠の納まり詳細) | 断面建具集 ※準備中 |
| 立面建具(建立) | 建具を正面から見た形(外観・桟・取手) | この記事で扱う |
立面建具で表現する要素
立面建具のJWS図形には、外観に表れる以下の要素 を含めて作図しています。
| 要素 | 説明 |
|---|---|
| 外枠(がいわく) | 窓全体を囲む建具枠の外形線 |
| 見付け(みつけ) | 前面に見える枠材の幅(住宅用アルミサッシで30〜50mm相当) |
| 桟(さん) | 障子と障子の境目・縦桟・横桟 |
| 割付パターン | 引違い2枚建てなら中央に縦桟、3枚建てなら三分割の縦桟 |
| 取手・クレセント | 引違い窓の中央付近にクレセント、ドアにレバーハンドル |
| ガラス面 | 透明部分(線なし)または網入り・型板の表現 |
| 面格子・ルーバー羽根 | 後付け要素として外側に重ねて表現 |
| 雨戸・戸袋 | 引違い窓の左右にスライドして格納される雨戸と戸袋 |
立面建具集の役割
PERSC配布の立面建具集は、Jw_cad標準データに含まれる建具立面 A〜D フォルダと併用する位置づけです。
| 提供元 | 内容 | 役割 |
|---|---|---|
| Jw_cad標準データ(建具立面 A〜D) | インストール時に同梱される基本セット | コマンド本体の動作確認・基本パターン |
| PERSC立面建具集(この記事) | 住宅実務に絞った意匠バリエーション | 面格子・雨戸・採光部など外観意匠の応用パターン |
背景: Jw_cad標準の建具立面データは「動作確認用の基本セット」という位置づけで、住宅実務でよく使う面格子付き・雨戸付き・採光部付きといったバリエーションは含まれていません。立面図の意匠を作り込もうとすると、毎回桟・格子・雨戸を線コマンドで書き足すことになり、4面立面で20〜30個の窓を扱うときに手戻りが発生しやすくなります。立面建具集は「Jw_cad標準データの足りない部分」をピンポイントで補う設計です。
画像準備中 — 立面建具集の代表20種を並べた一覧プレビュー(5列×4行のサムネイル表示)
配布物の中身(プレビュー)
配布パックに含まれるJWS図形を、用途別に整理します。
1. 引違い窓系(4種)
住宅で最も登場頻度が高い窓です。2枚建て・3枚建て・4枚建てで中央桟の位置が変わります。
| ファイル | 種別 | 標準内法 W×H | 主な配置 |
|---|---|---|---|
win_hikichigai_2mai.jws | 引違い 2枚建て | 1690 × 1170 | 居室・寝室・子供部屋の腰窓 |
win_hikichigai_3mai.jws | 引違い 3枚建て | 2370 × 1170 | LDK南面の中型窓 |
win_hikichigai_4mai.jws | 引違い 4枚建て | 3650 × 1170 | LDK南面の大型窓 |
win_hikichigai_sukuidashi.jws | 掃出し引違い | 1690 × 2030 | LDK南面・テラス出入り口 |
桟の割付パターン
引違い窓の中央桟は枚数に応じて位置が変わります。
| 枚数 | 縦桟の本数 | 位置 |
|---|---|---|
| 2枚建て | 1本 | 中央(W/2の位置) |
| 3枚建て | 2本 | W/3、2W/3 の位置 |
| 4枚建て | 3本 | W/4、W/2、3W/4 の位置 |
画像準備中 — 引違い 2枚/3枚/4枚 の桟割付の比較
2. FIX窓系(2種)
開閉しない固定窓です。採光・眺望専用で、住宅の階段踊場・吹き抜け・玄関上部などに使われます。
| ファイル | 種別 | 標準内法 W×H | 主な配置 |
|---|---|---|---|
win_fix_yokonaga.jws | FIX横長 | 1200 × 600 | 階段踊場・玄関上部・キッチン手元 |
win_fix_tatenaga.jws | FIX縦長 | 405 × 1200 | 階段室・廊下・トイレ採光 |
Tips: FIXは「Fixed Window(固定窓)」の略です。立面建具集では FIX 単独形だけでなく、引違い窓の上部に組み合わせる「欄間FIX」のバリエーションも整備予定です(v1.1で追加)。
3. すべり出し窓・上げ下げ窓系(3種)
省スペースで通風を確保する窓です。住宅の水廻り・階段・玄関に多く使われます。
| ファイル | 種別 | 標準内法 W×H | 主な配置 |
|---|---|---|---|
win_tatesuberi.jws | 縦すべり出し | 405 × 970 | 水廻り・玄関ホール・洗面 |
win_yokosuberi.jws | 横すべり出し | 690 × 770 | 浴室・キッチン上部 |
win_agesage.jws | 上げ下げ窓 | 690 × 1170 | 洋風住宅・北米風デザイン |
4. 出窓系(3種)
立面に張り出して見える窓です。住宅のリビング・ダイニング・寝室の意匠ポイントとして使われます。
| ファイル | 種別 | 標準内法 W×H | 出寸法 |
|---|---|---|---|
win_demado_daikei.jws | 出窓 台形 | 1690 × 1170 | 300〜450mm |
win_demado_kaku.jws | 出窓 四角 | 1690 × 1170 | 300mm |
win_demado_enko.jws | 出窓 円弧 | 1690 × 1170 | 300〜450mm |
背景: 出窓は立面図では「窓の外側に張り出す枠」をどう見せるかが意匠の決め手になります。台形・四角・円弧の3パターンは住宅の出窓表現の8〜9割をカバーします。
5. 特殊意匠窓系(4種)
通常の引違い窓に追加要素が組み合わさった窓です。
| ファイル | 種別 | 標準内法 W×H | 特徴 |
|---|---|---|---|
win_louver.jws | ルーバー窓 | 405 × 970 | 横羽根の通風窓 |
win_glassblock.jws | ガラスブロック窓 | 600 × 600 | 200角ブロックの集合体 |
win_kosi_tate.jws | 縦格子付き窓 | 1690 × 1170 | 引違い窓+縦格子(100mmピッチ) |
win_kosi_yoko.jws | 横格子付き窓 | 1690 × 1170 | 引違い窓+横格子(100mmピッチ) |
6. 雨戸付き窓系(2種)
引違い窓に雨戸が組み合わさった意匠です。戸袋の有無で2バリエーションを用意しています。
| ファイル | 種別 | 戸袋 | 雨戸表現 |
|---|---|---|---|
win_amado_tobukuro_ari.jws | 雨戸付き 戸袋有 | 左右いずれかに450mm幅 | 戸袋に格納された雨戸 |
win_amado_tobukuro_nashi.jws | 雨戸付き 戸袋なし | なし(露出収納) | 窓外側にスライド露出 |
PERSCの推奨: 雨戸付き窓は和風住宅・郊外住宅で需要が高く、立面図の意匠に大きく影響します。戸袋の位置(左/右)は配置箇所によって変わるため、配置時に 左右反転 で対応してください。反転は範囲選択 → 移動 → 反転で行います。
7. 玄関ドア系(4種)
玄関ドアは住宅立面の主役です。意匠バリエーションを4種類用意しています。
| ファイル | 種別 | 標準内法 W×H | 採光部 |
|---|---|---|---|
door_genkan_kataibiraki.jws | 片開きドア | 800 × 2200 | なし |
door_genkan_oyako.jws | 親子ドア | 1200 × 2400 | なし |
door_genkan_saiko.jws | 採光部付き片開き | 800 × 2200 | 縦長スリット採光 |
door_genkan_ryouibiraki.jws | 両開きドア | 1600 × 2400 | なし |
背景: 玄関ドアの「親子(おやこ)」は、メインの大きな扉と、隣に小さな子扉が付いたタイプです。家具搬入時のみ子扉を開ける運用で、洋風住宅の標準仕様の1つです。
8. その他の建具(2種)
| ファイル | 種別 | 主な配置 |
|---|---|---|
door_kattegutchi.jws | 勝手口ドア | キッチン・洗面・サービスヤード出入口 |
shutter_dento.jws | 電動シャッター | ガレージ・店舗ファサード |
画像準備中 — 玄関ドア 片開き/親子/採光部付き/両開き の4バリエーション比較
使い方
背景: 以下の手順は配布物公開後の使い方を想定した予告です。配布パックは実機検証フェーズで整備中のため、現時点ではダウンロードリンクは未提供です。
使い方サマリー(全6ステップ)
| # | 操作 | 所要 |
|---|---|---|
| 1 | zipファイルをダウンロードして解凍 | 1分 |
| 2 | JWS図形ファイルをテンプレフォルダに配置 | 1分 |
| 3 | 立面図の作業中、建具立面コマンドを起動 | 数秒 |
| 4 | テンプレフォルダから配置したい建具を選択 | 10秒 |
| 5 | 内法寸法(横,縦)を入力して基準点を切替 | 30秒 |
| 6 | 立面図の窓位置に左クリックまたは読取点で配置 | 数秒 |
合計の初回セットアップは 5分以内、運用開始後は 1建具30秒〜1分 で配置できます。
手順1: zipをダウンロードして解凍
PERSC配布ページから persc_joinery_elevation_v1.0.0.zip をダウンロードします。Windowsの標準解凍機能(右クリック →「すべて展開」)で解凍してください。
画像準備中 — 解凍後のフォルダ内のJWS図形ファイル一覧
手順2: テンプレフォルダに配置
JWS図形ファイルは Jw_cadのインストールフォルダ配下のテンプレ専用フォルダ に配置するのが推奨です。
C:\JWW\templates\persc_joinery_elevation\
├ win_hikichigai_2mai.jws
├ win_hikichigai_3mai.jws
├ win_hikichigai_sukuidashi.jws
├ ... (他のJWS図形)
├ door_genkan_oyako.jws
└ README.txtTips: 平面建具集(15-10)・断面建具集(15-11)も同じく
C:\JWW\templates\配下に配置すると、3点セットを横断して扱いやすくなります。例:persc_joinery_plane\、persc_joinery_section\、persc_joinery_elevation\の3フォルダを並べる構成。
手順3: 建具立面コマンドを起動
Jw_cadで立面図の作業中、以下のいずれかで建具立面コマンドを起動します。
- メニューバー: 「作図」→「建具立面」
- ツールバー: 「作図(2)」ツールバーの「建立」ボタン
詳しい操作は 建具立面コマンド を参照してください。
画像準備中 — 建具立面コマンド起動直後のファイル選択ダイアログ
手順4: テンプレフォルダから建具を選択
ファイル選択ダイアログで、C:\JWW\templates\persc_joinery_elevation\ フォルダに移動し、配置したい建具のJWS図形を 左ダブルクリック で選択します。
画像準備中 — テンプレフォルダから `win_hikichigai_sukuidashi.jws` を選択した状態
手順5: 内法寸法を入力
コントロールバーの「内法」欄に 横寸法 , 縦寸法 をカンマ区切りで入力します。
| 建具 | 内法(横, 縦) | 入力例 |
|---|---|---|
| 引違い掃出し | 1690mm × 2030mm | 1690,2030 |
| 引違い腰窓 | 1690mm × 1170mm | 1690,1170 |
| FIX横長 | 1200mm × 600mm | 1200,600 |
| 玄関ドア親子 | 1200mm × 2400mm | 1200,2400 |
| 縦すべり窓 | 405mm × 970mm | 405,970 |
Tips: PERSC配布のJWS図形は、内法を変えても 桟・割付パターンが内法に追従して変形 するように作っています。例えば引違い2枚建てで内法を1690→2370に変えると中央桟の位置も自動で中央(1185の位置)に移動します。
手順6: 基準点を切替して配置
コントロールバーの「左内法」「下内法」タブで基準点を切替します。住宅実務では 基準点を「左下内法(建具左下内側)」固定 で運用するのが定石です。
立面図上で、平面図から落とした 窓位置の投影線 と 窓の高さ基準(窓台または窓まぐさ) の交点に基準点を合わせて、左クリックまたは右クリック(読取点)で配置します。
画像準備中 — 配置直後の状態(南立面に引違い掃出し窓を配置)
カスタマイズ方法
配布JWS図形は「そのまま使える」設計ですが、事務所仕様や物件条件に合わせてカスタマイズできます。
内法寸法を物件に合わせて変更する
すべてのJWS図形は 内法欄の入力値で寸法が変わる ため、ファイル自体の改造は不要です。例えば win_hikichigai_2mai.jws で内法 1690,1170 と 2370,1170 の両方を1ファイルから出力できます。
桟の本数・割付を変更する
引違い窓の桟本数を変えたい場合(例: 配布版2枚建てを3枚建てに改造)は、JWS図形を直接編集します。
- Jw_cadで
win_hikichigai_2mai.jwsを開く - 中央の縦桟を削除
- 1/3、2/3 の位置に新しい縦桟を追加
- 「名前を付けて保存」で
win_hikichigai_3mai_custom.jwsとして別名保存 - 元の配布JWSは温存
取手・クレセントの位置を変更する
事務所標準で「クレセント位置はFL+1100mm固定」のような運用がある場合、JWS図形のクレセント位置を編集します。
- JWS図形をJw_cadで開く
- クレセント記号を範囲選択
- 「移動」コマンドで標準位置に再配置
- 別名で保存
PERSCの推奨: 配布版を直接上書きせず、必ず
_customサフィックス を付けて別名保存してください。元の配布版を残しておくことで、PERSC原版との比較・差分確認ができます。
線色・線種を事務所標準に合わせる
配布版の線色は次の標準で統一しています。
| 要素 | 線色 | 線種 |
|---|---|---|
| 外枠(建具枠の外形) | 線色 4(黄) | 実線 |
| 桟・割付線 | 線色 2(黒) | 実線 |
| ガラス(透明部) | 線なし | — |
| ガラス(網入り・型板) | 線色 1(水色) | 細線 |
| 面格子・ルーバー羽根 | 線色 2(黒) | 実線 |
| 取手・クレセント | 線色 2(黒) | 実線 |
事務所標準と異なる場合、Jw_cadで開いて 「属性変更」 コマンドで線色を一括変更できます。
詳しくは 線種使い分けルール を参照してください。
ガラス表現を追加する
配布版はガラス面を 線なし(透明) で表現していますが、合せガラス・複層・網入りなどの種別を追加したい場合:
| ガラス種別 | 立面図での追加表現 |
|---|---|
| 単板(フロート板) | 線なし or 「FL5」等の文字注記 |
| 合せガラス | 斜線ハッチング |
| 複層(ペア/Low-E) | 「Pair」表記+網点ハッチング |
| 網入り | 縦横の格子線(30〜45mm相当) |
| すりガラス(型板) | 細かいドットハッチング |
ハッチングコマンドで追加できます。詳しくは ハッチングの基本 ※準備中 を参照してください。
玄関ドアの採光部を追加する
door_genkan_kataibiraki.jws (採光部なし)に縦長スリット採光を追加したい場合:
- Jw_cadでJWSを開く
- ドア中央のFL+1000〜1800mmあたりに縦長矩形を作図
- 矩形内をガラス面として透明化(線なしor薄い線)
- 別名で
door_genkan_kataibiraki_saiko_custom.jwsとして保存
door_genkan_saiko.jws(配布版の採光部付き)と比較しながら作るのがおすすめです。
ライセンス・利用規約
要確認: 公開時のライセンス文言は最終確定前です。商用可・改変可・再配布不可の方針は維持予定ですが、細部は実機検証フェーズで確定します。
PERSC が配布予定の立面建具集は、Ch.15 共通ライセンス方針に従って利用できる方針です。
利用可・不可の概要
| 項目 | 可否 |
|---|---|
| 個人での作図・自宅でのCAD学習 | OK |
| 設計事務所・工務店での商用利用 | OK |
| 学校・職業訓練校での教材利用 | OK |
| 改造して自社仕様にして社内利用 | OK |
| 改造して納品図面に使用 | OK |
| 配布物そのものを第三者へ再配布 | NG |
| 配布物を自社サイトで配布 | NG |
| 改造版を「自社オリジナル」と称して配布 | NG |
| 配布物を販売・有償配布 | NG |
詳細・最新方針は 配布物カタログTOP(PERSC素材ライブラリの使い方) のライセンス共通方針セクションを参照してください。
免責事項
- 配布物は 「現状有姿」 で提供されます。動作不具合・互換性問題が発生してもPERSC編集部は責任を負いません
- 配布物の寸法・線色・線幅は JIS製図通則および建築実務での慣習値 に基づいていますが、特定の規格・規則・確認申請要件への完全準拠を保証するものではありません
- 確認申請・実施設計の最終図面では、所属事務所の図面規格・行政庁の指導に合わせて調整することをおすすめします
実務での使い方 ★PERSC独自
パターン1: 戸建住宅の4面立面図一式を一気に仕上げる
戸建住宅の実施設計で、東西南北の4面立面図を 建具15〜25個分 まとめて配置する使い方です。
| 工程 | 操作 |
|---|---|
| 1. 立面図の基準線を引き終える | 立面図の描き方 を参照 |
| 2. 平面図から窓位置を投影線で落とす | 同上 |
| 3. 立面建具集から建具を順次配置 | この記事の手順4〜6を繰り返し |
| 4. クレセント・取手の位置を実物に合わせる | 補助線レイヤで FL+1100mm に揃える |
| 5. 仕上げ目地・寸法・図面名を追加 | 立面図の描き方 を参照 |
PERSCの推奨: 立面建具配置は 南面 → 北面 → 東面 → 西面 の順で進めると、情報量の多い面から処理できて手戻りが少なくなります。南面で「クレセント位置はFL+1100mm固定」と決めたら、後続の面でも同じ運用を機械的にコピーします。
画像準備中 — 戸建住宅南立面に引違い窓5個・玄関ドア1個・小窓2個を配置した状態
パターン2: 建具表シート(建具リスト)の建立部分
建具表シート(建具リスト)の3点セット作図のうち、建立(立面)部分 に立面建具集を活用します。
| 部位 | 縮尺 | 使用JWS |
|---|---|---|
| 立面(建具表用) | 1/50 | この記事の配布版 |
| 平面(建具表用) | 1/50 | 平面建具集 ※準備中 |
| 断面(建具表用) | 1/10 | 断面建具集 ※準備中 |
3点セットの符号体系(W1〜・D1〜)と寸法は 建具リスト(拾い出し表)を正 として整合させます。詳しくは 建具図3点セット を参照してください。
PERSCの推奨: 建具表シートでは 基準点を「左下内法(建具左下内側)」で固定 すると、隣の建具と高さ・並びが揃います。配置位置を読取点(右クリック)にして仮基準線に合わせる運用が確実です。
画像準備中 — A2建具表シートにW1〜W5+D1〜D3の3点セットを並列配置した状態
パターン3: 確認申請用の簡略立面図
確認申請の立面図では、面格子・雨戸・装飾は省略して 窓・ドアの開口位置と寸法のみ を示すケースが多くあります。配布版から 意匠表現が最小限の図形 を選んで配置します。
| 申請用に推奨 | 申請用に省略 |
|---|---|
| 引違い 2/3/4枚(基本3種) | 出窓(台形/四角/円弧) |
| FIX横長/縦長 | ガラスブロック窓 |
| 玄関ドア 片開き/親子(採光なしの基本2種) | 雨戸付き窓 |
| 縦すべり/横すべり | ルーバー窓 |
| — | 面格子付き窓 |
背景: 確認申請では建物の高さ・斜線制限の判定が主目的のため、装飾要素は省略してよい運用が一般的です。施主プレゼン用には全装飾入りの詳細版を別途作成し、レイヤ非表示で同一ファイルに共存させる方法もあります。詳しくは 立面図の描き方 のパターンDを参照してください。
パターン4: 和風住宅の雨戸・障子表現
和風住宅・郊外住宅では雨戸付き窓の意匠が立面の印象を大きく左右します。
| 配置箇所 | 推奨JWS |
|---|---|
| LDK南面の掃出し窓 | win_hikichigai_sukuidashi.jws + win_amado_tobukuro_ari.jws の併用 |
| 寝室・子供部屋の腰窓 | win_amado_tobukuro_ari.jws |
| 縁側の引違い窓 | win_hikichigai_4mai.jws + 雨戸 |
Tips: 雨戸付き窓は 戸袋の左右 が建物の意匠を左右します。原則として「外壁の凸凹が少ない側」に戸袋を配置するのが見た目が整います。配布版は左戸袋を初期形状とし、右戸袋にしたい場合は範囲選択 → 移動の反転で対応してください。
パターン5: 防犯対策物件の面格子付き窓
水廻り・1階居室で防犯のため面格子を付ける物件です。
| 配置箇所 | 推奨JWS |
|---|---|
| 浴室・トイレの小窓 | win_kosi_tate.jws(縦格子)+ win_yokosuberi.jws |
| 1階居室の腰窓 | win_kosi_tate.jws(縦格子)+ win_hikichigai_2mai.jws |
| 玄関脇の通風窓 | win_kosi_yoko.jws(横格子) |
背景: 面格子は侵入防止の意匠表現として、立面図でも明示するのが慣例です。施主への提案資料・確認申請副本のいずれでも面格子の有無を判別できる粒度で描画します。
パターン6: マンション・店舗の規則的開口部
RC造のマンション・店舗では、同じ建具を等間隔で複数配置 することが多くなります。
| 用途 | 運用例 |
|---|---|
| 賃貸マンション住戸の窓 | win_hikichigai_3mai.jws を3〜5戸分等間隔配置 |
| 店舗ファサードのFIX | win_fix_yokonaga.jws を大寸法(W=2400等)で複数配置 |
| ガレージシャッター | shutter_dento.jws を1枚配置 |
複写コマンドで等間隔配置するのが効率的です。詳しくは 図形のコピー(複写) を参照してください。
立面建具集と他配布物の組み合わせ早見表
| 案件タイプ | 推奨組み合わせ |
|---|---|
| 戸建住宅 新築 | 立面建具集 + A1図面枠 + 住宅向けレイヤテンプレ |
| 戸建住宅 改修 | 立面建具集 + A3図面枠 + 既存/撤去/新規の符号運用 |
| 確認申請副本 | 立面建具集(基本3種のみ)+ A3図面枠 |
| 建具表シート | 立面建具集 + 平面建具集 ※準備中 + 断面建具集 ※準備中 |
| 施主プレゼン | 立面建具集(全種)+ A3図面枠 proposal版 |
つまずきポイント・対処 ★PERSC独自
Q: ダウンロードしたzipが解凍できない
→ Windows標準の解凍機能で開けない場合は、CubeICE などの解凍ソフトを別途インストールしてください。配布zipは標準的なZIP形式(パスワードなし)で圧縮しているため、ほとんどの解凍ソフトで開けます。zipファイル自体が破損している場合は再ダウンロードを試してください。
Q: 建具立面コマンドのファイル選択ダイアログにテンプレフォルダが表示されない
→ 建具立面コマンドのファイル選択ダイアログは Jw_cad の「建具立面 A〜D」フォルダの初期位置を見に行く 仕様のため、テンプレフォルダが自動表示されないことがあります。ダイアログ上部の「フォルダ」または「親ディレクトリ」ボタンで C:\JWW\templates\persc_joinery_elevation\ まで移動してください。一度移動するとJw_cad再起動までは履歴に残ります。
Q: 配置した建具の寸法が想定と違う
→ コントロールバーの「内法」欄が 横寸法 , 縦寸法 のカンマ区切り入力になっているか確認してください。1値だけだと建具が想定外の比率で描かれます。建具立面の入力仕様の詳細は 建具立面コマンド を参照してください。
Q: 配置した建具が立面図の他要素と重なってしまう
→ 建具を配置した直後にレイヤを切り替えていない可能性があります。立面図のレイヤ構成は次の例が基本です。
| レイヤ | 内容 |
|---|---|
| 0 | 補助線(投影線) |
| 1 | 基準線(GL/FL/軒高/最高高さ) |
| 2 | 躯体外形線 |
| 3 | 建具(窓・玄関ドア・庇) |
| 4 | 仕上線(サイディング目地等) |
書き込みレイヤを レイヤ 3(建具) に切り替えてから建具立面コマンドを起動してください。詳しくは 立面図の描き方 のレイヤ構成例を参照してください。
Q: 雨戸付き窓の戸袋を反対側にしたい
→ 配布版は左戸袋が初期形状です。右戸袋にしたい場合:
- 雨戸付き窓を配置
- 配置した建具を範囲選択
- 「移動」コマンド → コントロールバーの「反転」をクリック
- 反転軸を縦方向に指定
または、JWSを直接編集して _custom_right.jws として保存しておく方法もあります。
Q: 建具立面コマンドで配置した窓のサイズが平面図と合わない
→ 建具立面コマンドの「内法」欄に入力した寸法と、平面図側の建具寸法は 同期されていません(コマンド間で自動連携しません)。平面図と立面図の建具寸法は 手作業で一致させる 必要があります。建具リストを別途作成して、平面・立面・断面すべてで同じ寸法を使うのが安全です。
詳しくは 建具図3点セットの描き方 を参照してください。
Q: 桟の位置を実物のサッシメーカー仕様に合わせたい
→ PERSC配布版は メーカー中立の標準割付(2枚建てなら中央、3枚建てなら均等3分割)で作っています。YKK AP・LIXIL・三協アルミ等のメーカー固有の桟位置(例: フレミングJの3枚建ては均等3分割でなく特定比率)に合わせたい場合は、JWSを直接編集して _ykk.jws _lixil.jws のようにメーカー別に保存してください。
背景: 同じ「3枚建て引違い窓」でもメーカーによって桟位置・見付け寸法・取手位置が異なります。確認申請レベルでは標準割付で問題ありませんが、施工図・建具発注図ではメーカー仕様に揃えるのが正確です。
Q: 配布JWS図形をJw_cadで開こうとしたら「バージョンが古い」と警告が出た
→ 配布版は Jw_cad v8.x 系 で作成しています。それ以前の v7.x など古いバージョンでは正しく開けない場合があります。 Jw_cadのインストール を参照して最新版をインストールしてください。
Q: 立面建具集を1つのJWSファイルにまとめて配布してほしい
→ 配布版は 建具種別ごとに個別JWS に分けています。1ファイルに集約すると配置時の選択が煩雑になり、内法寸法の入力も毎回手動で切り替える必要があるためです。建具立面コマンドのファイル選択ダイアログで個別JWSから選ぶ運用が、結果的に最も効率的です。
Q: 平面建具集(15-10)・断面建具集(15-11)と符号が合わない
→ 平面建具集・断面建具集と立面建具集は 同じ符号体系(W1〜・D1〜) で整備する予定ですが、現時点で15-10・15-11は ※準備中 のため、最終的な符号合わせは並行整備中です。配布開始時にREADME.txtで3点セットの対応関係を明示します。
Q: 自分で建具立面のJWS図形を作りたくなった
→ 配布版に頼らず一から作る場合は 建具立面コマンド でJw_cad標準の建具立面 A〜D データを参考にして、外枠・桟・取手の構成を理解したうえで作図し、 図形登録コマンド で部品登録します。読み込みは 図形読込コマンド を参照してください。
関連項目
- 建具立面コマンド — 建立コマンド本体の操作詳細・コントロールバー全項目
- 建具平面コマンド — 建平の操作詳細
- 建具断面コマンド — 建断の操作詳細
- 図形登録コマンド — JWS図形を自分で作る場合の登録手順
- 図形読込コマンド — JWS図形の読込手順
- 立面図の描き方 — 立面図全体の作図手順(東西南北4面)
- 建具図の作り方(建平・建立・建断の3点セット) — 建具表シートの作成
- 平面図作図の全体ワークフロー — 平面図の作図順序
- 建築図面のレイヤ分け実践 — 立面図のレイヤ構成
- 線種使い分けルール — 線色の使い分け
- 図形のコピー(複写) — 等間隔配置の複写
- 素材ライブラリ目次 ※準備中 — 配布物全体の一覧
- 平面建具集 ※準備中 — 配布用の平面建具データ
- 断面建具集 ※準備中 — 配布用の断面建具データ
- キッチン図形集 ※準備中 — 配布用のキッチン図形データ
- A1図面枠テンプレ — A1図面枠との組み合わせ
- A3図面枠テンプレ — A3図面枠との組み合わせ
- 住宅向けレイヤテンプレ — レイヤ構成テンプレ
- ハッチングの基本 ※準備中 — ガラス種別のハッチング表現
まとめ
- 立面建具集(公開予定)は JWS図形20〜25本+README の構成で、引違い・FIX・すべり出し・上げ下げ・出窓・特殊意匠(面格子・ガラスブロック・ルーバー)・雨戸付き・玄関ドア・勝手口・シャッターまで住宅実務の代表バリエーションを網羅
- 内法欄は
横寸法 , 縦寸法のカンマ区切り で入力する点が建平・建断と異なる - 基準点は 「左下内法(建具左下内側)」固定 で運用すると隣の建具と並びが揃う
- カスタマイズは JWS直接編集 →
_custom別名保存 が安全。原版は温存する - 線色は外枠4・桟2・面格子2・ガラス(網入り型板)1の標準で配色予定。事務所標準と異なる場合は属性変更で一括変更
- ライセンスは 個人・商用ともに利用可・改造可・再配布NG で公開予定。事務所内共有は可
- 平面建具集(15-10)・断面建具集(15-11)と組み合わせて建具表シートの3点セット運用が可能(並行整備中)
- 4面立面図の作図フロー全体は 立面図の描き方 を、建具表シートの作成は 建具図3点セット を参照
- 本配布物は実機検証フェーズで整備中。同梱ファイル・README・ライセンス文言は公開前に最終確定します