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未検証

文字表示設定(小さい文字の枠表示・倍率)

このページでできるようになること

Jw_cadの作図ウィンドウで、画面を縮小したときに小さくなった文字が「枠(▢)だけ」の表示に切り替わる仕組みと、**作図された文字を画面上で実際より少し大きく/小さく見せる「文字フォント表示倍率」**の2つを理解して、自分の作業環境に合わせて調整できるようになります。あわせて、メニュー「設定」→「画面倍率・文字表示」ダイアログ内の 文字枠表示スペース表示 の使い方まで押さえます。

背景: Jw_cadは「画面の見え方」と「印刷物のサイズ」を別々に管理する設計です。本ページの設定は すべて画面表示にしか影響しません。印刷時の文字サイズは文字種1〜10(基本設定 文字 タブ)で決まるため、両方の役割を切り分けて理解することが大切です。


この記事で扱う4つの設定

「文字表示」と一口に言っても、Jw_cadではダイアログが2か所に分かれて配置されています。最初に全体マップを押さえると迷いません。

#設定項目場所役割
1文字表示と枠表示の切り替えドット数基本設定 →「一般(1)」タブ下部画面上の文字高さがこのドット数以下になると枠だけ表示に切り替わる
2文字フォント表示倍率基本設定 →「一般(1)」タブ下部文字を画面上で何倍の大きさで表示するか(0.5〜2倍)
3文字枠を表示する設定 →「画面倍率・文字表示」ダイアログ文字の周囲に常に枠を表示する(位置確認用)
4文字のスペースを表示する設定 →「画面倍率・文字表示」ダイアログ文字内のスペース位置を記号で可視化する

PERSCの推奨: ダイアログが分かれているせいで「設定がどこにあるか」を覚えにくい部分です。本ページでは2つのダイアログをまとめて扱うので、「文字 枠表示」「文字 読めない」と検索したときの解像度を一気に上げてしまいます。


起動方法

A. 基本設定(一般(1)タブ下部)から開く

方法操作
メニューバー「設定」→「基本設定」→「一般(1)」タブをクリック
ツールバー「設定」ツールバー内の「基設」ボタン →「一般(1)」タブをクリック

「一般(1)」タブを開いたら、ダイアログの 下半分 にある「文字表示と枠表示の切り替えドット数」と「文字フォント表示倍率」の入力欄を探します。

要確認: 「一般(1)」タブの全体俯瞰(オートセーブ・バックアップ・Undo回数等を含む全項目)は基本設定 一般(1) タブ ※準備中 を参照してください。本ページでは下部の文字表示2項目だけを抜き出して扱います。

B. 画面倍率・文字表示ダイアログから開く

方法操作
メニューバー「設定」→「画面倍率・文字表示」
ステータスバー画面右下の倍率表示ボタン(「×0.5」等)をクリック

ダイアログが表示されたら、下半分にある「文字表示」の節に「文字枠を表示する」「文字のスペースを表示する」のチェックボックスが並びます。

要確認: ステータスバー右側の倍率表示ボタンの正確な表記は実機で確認します。バージョンや現在の倍率によって「×0.5」「×1.0」「[1/2]」等の表記が変わる可能性があります。

Tips: 画面倍率・文字表示ダイアログには「画面倍率の変更」「マークジャンプ範囲登録」など、文字表示以外の機能もまとまっています。それらは画面倍率設定(拡大率・前倍率記憶) ※準備中 で扱います。


1. 文字表示と枠表示の切り替えドット数

何を制御する設定か

画面を縮小していくと、作図された文字も縮小されて画面上で小さくなります。画面上の文字の高さが、このドット数より小さくなった瞬間に、文字内容が消えて「枠(外形の四角形)だけ」が表示 されるようになります。文字数が多い図面で縮小表示しても処理が重くならないようにする仕組みです。

状態画面上の見え方
文字の画面表示高さ > 設定ドット数文字内容がそのまま読める状態で表示
文字の画面表示高さ ≦ 設定ドット数文字内容は表示されず、文字の外形を示す 枠(▢)だけ が表示

設定範囲と入力方法

「文字表示と枠表示の切り替えドット数」の入力欄に、半角数字で値を入力して「OK」をクリックします。

項目
設定範囲2〜1000(ドット数)
単位ドット(画面上の表示ピクセル)
初期値(要確認:新規インストール時の値を実機確認)

要確認: 設定範囲(2〜1000)は参考サイトの記述に基づきます。新規インストール直後の初期値は実機で確認します。

背景: ドット数は「画面上のピクセル数」を指しており、実際の図面上のmm寸法ではありません。同じ文字でも、画面を拡大表示しているときと縮小表示しているときで「画面上の文字高さ(ドット数)」は刻々と変わります。

どんなときに値を変えるか

状況推奨設定理由
普段は気にしないデフォルト(要確認)のまま一般的な作業ではちょうど良い閾値に設定済み
文字を縮小表示でも読みたい値を 小さく(例: 5)閾値を下げると、より小さい文字でも内容表示が続く
描画速度を優先したい値を 大きく(例: 30〜50)閾値を上げると、早めに枠表示に切り替わって描画負荷が下がる

Tips: 詳細図(1/30や1/20)で寸法値を多用するとき、「全体俯瞰しただけで寸法値が枠化してしまう」状況なら、この値を小さくすると改善します。逆に、住宅平面図(1/100)で文字数が多すぎて画面操作が重いときは、値を大きくして枠化を早めると軽くなります。


2. 文字フォント表示倍率

何を制御する設定か

作図ウィンドウに表示される 文字を、本来の大きさの何倍で画面に映すか を指定する設定です。図面ファイル自体の文字サイズ(文字種1〜10で定義したmm数値)は変えず、画面上の見た目だけを拡大・縮小できます。

設定値画面上の見え方
0.5文字が本来の 半分のサイズ で画面表示される
1.0文字が本来のサイズで画面表示される(標準)
1.5文字が本来の 1.5倍のサイズ で画面表示される
2.0文字が本来の 2倍のサイズ で画面表示される

設定範囲と入力方法

「文字フォント表示倍率」の入力欄に、小数点付きの数値を入力して「OK」をクリックします。

項目
設定範囲0.5〜2(倍)
単位倍率(小数指定可)
初期値(要確認:新規インストール時の値を実機確認)

要確認: 設定範囲(0.5〜2)は参考サイトの記述に基づきます。範囲外の数値を入力したときの挙動は実機で確認します。

印刷物には影響しない

文字フォント表示倍率は 画面表示にだけ作用する設定 です。倍率を2.0に設定しても、印刷物の文字サイズは変わりません。印刷物の文字サイズは文字種1〜10(基本設定 文字 タブ)で決まります。

注意: 「画面で大きく見えるから印刷物も大きいだろう」と思い込んで提出すると、実際の印刷物では小さい文字のまま出てきます。納品前は必ず印刷プレビューで紙面のサイズを確認します。

どんなときに値を変えるか

状況推奨設定理由
標準作業1.0デフォルト。文字サイズと印刷物サイズが直感的に一致
4Kディスプレイで文字が見にくい1.5〜2.0高解像度ディスプレイで文字が小さく見える時の補助
老眼で寸法値が読みにくい1.5〜2.0印刷サイズを変えずに画面だけ大きく見せられる
全体俯瞰でも文字を読みたい1.5〜2.0縮小表示時の文字の枠化が起きにくくなる

PERSCの推奨: 4Kディスプレイ(3840×2160)の作業環境では「1.5」を初期値として推奨します。WindowsのDPIスケーリング150%と組み合わせると、UI全体と図面内文字のバランスが取りやすくなります。


3. 文字枠を表示する(画面倍率・文字表示ダイアログ)

何を制御する設定か

「設定」→「画面倍率・文字表示」ダイアログ内にあるチェックボックスで、ONにすると 作図したすべての文字の周囲に枠(外接矩形)が常時表示 されるようになります。先ほどの「文字表示と枠表示の切り替えドット数」とは別の機能で、こちらは 文字の大きさに関係なく常に枠を出す スイッチです。

状態画面上の見え方
OFF(初期値)文字内容のみ表示
ON文字内容 + 周囲の枠が表示

どんなときにONにするか

  • 文字の 配置位置を正確に確認したい とき(基点や占有範囲が見える)
  • 文字同士が重なりすぎていないかをチェックするとき
  • 室名や面積記入の 文字範囲がハッチングや線にかぶっていないか を視覚的に確認するとき

Tips: 「文字列範囲を背景色で描画」(文字タブの設定)と組み合わせると、文字の占有範囲が枠+背景色で二重に可視化され、配置調整時の判断材料になります。

注意: この設定は 画面表示のみ で、印刷物には反映されません。印刷物に文字を四角で囲みたい場合は、文字基点設定ダイアログの「下線作図」「上線作図」「左右縦線」を使います(詳しくは文字基点・周囲線(下線・上線・左右縦線))。


4. 文字のスペースを表示する(画面倍率・文字表示ダイアログ)

何を制御する設定か

同じ「画面倍率・文字表示」ダイアログ内のチェックボックスで、ONにすると 文字内のスペース部分が記号に置き換わって表示 されます。文字列の中に意図せずスペースが入っていないかをチェックする用途のスイッチです。

状態画面上の見え方
OFF(初期値)スペース部分は空白として表示(見えない)
ONスペース部分が記号(要確認)で可視化される

要確認: スペース置換記号の正確な表示形(半角スペース・全角スペースで違うか)は実機で確認します。

どんなときにONにするか

  • 寸法値や室名に 意図しないスペースが入り込んでいないか をチェックするとき
  • 図面チェック時、データの精度確認をするとき
  • テキストファイルから読み込んだ文字列の 空白の混入 を確認するとき

背景: 図面の文字データは、目視では半角スペースと全角スペースの違いがわかりません。納品前のチェックで「文字のスペースを表示する」をONにすると、不要なスペースが視覚的に検出できます。

Tips: チェックが終わったらOFFに戻すのが普通です。常時ONだと普段の作図画面が記号だらけで読みにくくなります。


設定パターン3つ(実務での組合せ例)

実務でよく使う3つの組合せパターンを表にまとめます。

パターン文字表示と枠表示の切り替えドット数文字フォント表示倍率文字枠を表示する文字のスペースを表示する
標準作業デフォルト(要確認)1.0OFFOFF
詳細図常時表示5(小さい文字も読める)1.0OFFOFF
4Kディスプレイデフォルト1.5〜2.0OFFOFF
納品前チェックデフォルト1.0ONON

PERSCの推奨: 4種類の設定は 作業フェーズに応じて切り替える のが基本です。一度設定したら触らない、という固定運用ではなく、図面のスケールやレビューフェーズに応じて調整します。


実務での使い方 ★PERSC独自

詳細図で寸法値が枠に化ける問題への対処

1/30 や 1/20 の詳細図を作っていると、画面を少し縮小しただけで寸法値や注記が全部「▢」の枠表示になってしまい中身が読めない状態になりがちです。原因は「文字表示と枠表示の切り替えドット数」の閾値が、詳細図の小さな文字サイズ(紙上2.5mm前後)に対して厳しすぎるため。

対処の手順

  1. メニューバー「設定」→「基本設定」→「一般(1)」タブを開く
  2. 「文字表示と枠表示の切り替えドット数」の値を 5〜7 に下げる
  3. 「OK」をクリックして反映

これで、詳細図の小さい寸法値を縮小表示した状態でも、内容が見えるようになります。

背景: 閾値を下げると描画負荷は若干上がりますが、現代のPCでは体感差はほぼ無視できます。詳細図中心の作業なら、最初から5〜7に変えてしまっても問題ありません。

4Kディスプレイ対応の標準設定

4Kディスプレイ(3840×2160ピクセル)で作業するときは、Jw_cadの文字が小さく見えがちです。ディスプレイの物理サイズが27インチ以下だと特に厳しくなります。以下の組合せを推奨します。

設定
WindowsのDPIスケーリング150%
文字フォント表示倍率(Jw_cad)1.5〜2.0
文字表示と枠表示の切り替えドット数デフォルト

背景: WindowsのDPIスケーリングはOS全体(タスクバー・メニュー等)の文字も含めて拡大しますが、Jw_cadの作図ウィンドウ内の文字には部分的にしか効きません。そこをJw_cad側の「文字フォント表示倍率」で補完すると、UI全体と図面内文字の両方をバランスよく見やすくできます。

印刷物の見え方とは別物であることを徹底する

本ページで扱う4つの設定は すべて画面表示のみ に作用します。印刷物の文字サイズは別系統(文字種1〜10)で決まる点を社内ルールとして徹底すると、提出後に「印刷したら文字が小さい」「印刷したら文字が枠だけになった」といった事故が防げます。

影響範囲設定の場所
画面表示のみ本ページの4設定(基本設定一般(1)タブ + 画面倍率・文字表示ダイアログ)
印刷物の文字サイズ基本設定 文字 タブ の文字種1〜10
印刷物の文字色基本設定 色・画面 タブ のプリンタ出力要素

納品前の文字スペースチェックを定例化する

納品PDF作成前に「文字のスペースを表示する」をONにして全画面をスクロール確認する手順を社内チェックリストに入れると、文字データの精度が上がります。特に外部から流し込んだ文字(CSVや見積書のコピペ)が混じる図面では、半角・全角スペースの混入が起きやすく、検査で指摘される原因になります。

チェック手順

  1. 図面を開いて「設定」→「画面倍率・文字表示」を開く
  2. 「文字のスペースを表示する」にチェックを入れて「OK」
  3. 画面をスクロールして、想定外のスペース記号がないか確認
  4. 問題が見つかれば文字編集で修正
  5. チェック後はチェックを外して通常の表示に戻す

つまずきポイント・対処 ★PERSC独自

Q: 文字を打ち込んだのに、画面に「▢(枠)だけ」が表示される

→ 「文字表示と枠表示の切り替えドット数」で設定したドット数より、画面上の文字サイズが小さくなっています。対処は2つあります。

対処操作
画面を拡大するマウスホイールや両ボタンドラッグで画面拡大すれば、文字サイズが閾値を超えて内容表示される
閾値を下げる基本設定 一般(1)タブで「文字表示と枠表示の切り替えドット数」を5〜7に下げる

Q: 文字フォント表示倍率を2.0にしたのに、印刷したら文字が小さいまま

→ 文字フォント表示倍率は 画面表示にしか影響しません。印刷物の文字サイズは文字種1〜10の縦・横の数値で決まります。印刷物の文字を大きくしたい場合は、基本設定 文字 タブ で文字種の数値自体を上げてください。

Q: 「画面倍率・文字表示」ダイアログの「文字枠を表示する」をONにしたら、印刷物にも枠が出ると思っていた

→ この設定も 画面表示のみ に作用します。印刷物に文字を四角で囲みたい場合は、文字基点設定ダイアログの「下線作図」「上線作図」「左右縦線」を組み合わせて使います。詳しくは文字基点・周囲線(下線・上線・左右縦線) を参照してください。

Q: 文字フォント表示倍率を変えたのに、線や寸法線の太さは変わらない

→ 仕様どおりです。文字フォント表示倍率は 文字のみ に作用し、線・実点・寸法線などには影響しません。線幅も含めて画面全体を拡大したい場合は、画面倍率自体を変更(マウスホイールや「画面倍率・文字表示」ダイアログの「指定倍率」入力)します。

Q: 設定を変えたのに画面表示が変わらない

→ 基本設定ダイアログでは 「OK」をクリックして閉じるまで設定が反映されません。「キャンセル」で閉じると変更内容は破棄されます。値を変えたら必ず「OK」で確定してください。

Q: 4Kディスプレイで文字がぼやけて見える

→ Jw_cad自体は高DPI対応が限定的なため、Windows側のDPIスケーリングを150%以上に設定すると文字輪郭がぼやけて見えることがあります。改善策として以下を試します。

対処操作
WindowsのDPIスケーリングを下げる設定 → ディスプレイ → 拡大/縮小を100%に変更し、Jw_cad側の文字フォント表示倍率を2.0に上げる
アプリ側の互換設定Jw_cad のショートカット → 右クリック「プロパティ」→「互換性」タブ →「高DPI設定の変更」で「アプリケーション」を選択

Q: 画面倍率・文字表示ダイアログのメニューが見つからない

→ メニューバーの「設定」をクリックすると、一覧の中に「画面倍率・文字表示」があります。または、画面右下のステータスバーにある倍率表示ボタン(「×0.5」等)をクリックしても同じダイアログが開きます。倍率表示ボタンの位置がわからない場合は画面構成 ※準備中 でステータスバーの構成を確認してください。

Q: 文字のスペース表示記号が常時出ていて作図しづらい

→ チェックを入れたままになっています。「設定」→「画面倍率・文字表示」を開き、「文字のスペースを表示する」のチェックを外して「OK」をクリックすると元に戻ります。スペースチェックは納品前など必要なときだけONにする運用が推奨です。

Q: 設定が次回起動時にリセットされてしまう

→ Jw_cadを正常に終了しないと、変更した設定が環境設定ファイル(jw_win.jwf)に保存されない場合があります。メニューバー「ファイル」→「Jw_cadの終了」から正規終了する習慣をつけてください。詳しくは設定が保存されない ※準備中 を参照してください。


関連項目


まとめ

  • 「文字表示と枠表示の切り替えドット数」と「文字フォント表示倍率」は 基本設定 一般(1)タブ下部 に配置
  • 「文字枠を表示する」と「文字のスペースを表示する」は 「設定」→「画面倍率・文字表示」ダイアログ に配置
  • 4つの設定は すべて画面表示のみに作用 し、印刷物には影響しない(印刷物の文字サイズは文字種1〜10で決まる)
  • 詳細図で寸法値が枠化する問題は、切り替えドット数を5〜7に下げると改善
  • 4Kディスプレイ環境では文字フォント表示倍率1.5〜2.0 + WindowsのDPIスケーリング150%の組合せが推奨
  • 納品前のスペースチェックは「文字のスペースを表示する」のONで可視化、終了後はOFFに戻す運用が安全