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未検証

図面タイトル枠(表題欄)テンプレ配布

このページでできるようになること

Jw_cadで使える表題欄(タイトル枠)の単体パーツ(公開予定)の概要・使い方を案内します。住宅実施設計用・確認申請用・公共工事用・提案書用の4バリエーションを揃える予定で、公開後はすでにお使いの図面枠や自作テンプレに 「貼り込むだけ」 で表題欄を整備できるようになります。図面枠丸ごとのテンプレ(A1〜A4)は別記事の配布物が担当するのに対して、この記事は 「表題欄だけほしい」 という需要に応える単独配布物の予告です(公開後にダウンロード可能)。

背景: 表題欄は案件ごとに項目構成が大きく変わります。住宅実施設計の右下定型欄/確認申請に必要な建築士登録欄/公共工事の発注情報欄/提案書のシンプル欄は、それぞれ別物として用意するのが実務的です。図面枠を作り直すことなく、表題欄パーツだけ差し替えできれば、事務所内の用紙別テンプレ(A1〜A4)を保ったまま案件種別に応じて表題欄を切り替えられます。「枠は同じ・表題欄だけ案件別」というモジュール運用を想定したのがこの配布物です。


ダウンロード

要確認: 本配布物は 実機検証フェーズで整備中 です。配布パック(zip)・同梱ファイル(.jws / .jww)・README・ライセンス文言は公開前に確定します。本ページは公開準備段階の「配布物概要・使い方の予告」としてご覧ください。

📦 配布予定パック

  • ファイル名: persc_title_block_v1.0.0.zip(実機検証時に正式名称確定)
  • 想定サイズ: 数百KB(JWSファイル4本+確認用JWWファイル4本+README)
  • 含まれる予定のファイル:
    • persc_title_residential.jws(住宅実施設計用・右下型 W170×H45mm)
    • persc_title_application.jws(確認申請用・建築士登録欄付き W180×H55mm)
    • persc_title_public.jws(公共工事用・発注情報欄付き W240×H80mm)
    • persc_title_proposal.jws(提案書用・軽量シンプル W150×H50mm)
    • preview_*.jww(4バリエーションを画面上で確認するための見本JWW)
    • README.txt(バージョン情報・利用規約・貼り込み手順)

公開時は本セクションにダウンロードリンクを掲載します。


表題欄パーツとは

「表題欄パーツ単体」と「図面枠丸ごと」の違い

PERSC編集部の配布物には、用紙ごとに完成した「図面枠丸ごとテンプレ」 と、表題欄だけを切り出した「表題欄パーツ単体」 の2種類があります。

配布物含まれるもの想定読者
図面枠丸ごとテンプレ(A1〜A4)用紙設定+外枠+内枠+表題欄+FFレイヤ運用「とりあえず開いてすぐ作図したい」読者
表題欄パーツ単体(この記事)表題欄の罫線と項目見出しのみ「自分の図面枠は持っている。表題欄だけ差し替えたい」読者
比較項目図面枠丸ごと表題欄パーツ単体
ファイル形式JWW(図面ファイル)JWS(図形ファイル)またはJWW
用紙設定あり(A1/A2/A3/A4が固定)なし(貼り付け先の用紙設定を継承)
図面枠含む含まない
表題欄含む(用紙ごとに1種類固定)これのみ。4バリエーション選択可
使い方「開く → 名前を付けて保存」「貼り付け先を開く → 図形貼付で配置」

PERSCの推奨: 新規にテンプレを整備するなら 図面枠丸ごとテンプレA1図面枠テンプレA2図面枠テンプレ ※準備中 / A3図面枠テンプレA4図面枠テンプレ )の方が手早く始められます。表題欄パーツ単体は、すでに自社の図面枠を持っている事務所が「表題欄だけ差し替える」ために使うのが本来の用途です。

この配布物が解決する課題

よくある状況表題欄パーツ単体の使いどころ
自社の図面枠は完成している。表題欄だけ案件別に切り替えたい4バリエーションから選んで貼り付け
確認申請用の表題欄を急いで用意したいpersc_title_application.jws を貼って項目を埋めるだけ
公共工事を初めて受注した。発注情報欄付き表題欄が必要persc_title_public.jws を起点にカスタマイズ
提案書だけ表題欄を軽くしたいpersc_title_proposal.jws で簡潔に
個人事務所で図面集の表題欄を統一したい1バリエーションに絞って事務所標準として運用

配布物の中身(プレビュー)

バリエーション一覧

ファイル想定寸法想定用紙想定案件
persc_title_residential.jwsW170 × H45 mmA2・A3住宅実施設計の一般図(戸建・小規模)
persc_title_application.jwsW180 × H55 mmA1・A2・A3確認申請添付図面
persc_title_public.jwsW240 × H80 mmA1・A2公共工事・庁舎・学校
persc_title_proposal.jwsW150 × H50 mmA3・A4提案書・初回プレゼン・打合せ図

要確認: 上記の寸法は配布物の整備計画です。実機検証フェーズで4バリエーションを実際に作図し、項目見出しの文字サイズ(図寸2.5〜5mm)と項目枠の幅・高さを最終確定します。

1. residential(住宅実施設計用)

戸建住宅・小規模物件の実施設計図書で使う、最もスタンダードな右下型表題欄です。

項目内容
寸法W170 × H45 mm
構成物件名/図面名・縮尺/設計・監理・承認/図番・日付の4段構成
用紙A2・A3 ともに右下に収まる
文字サイズ物件名 5mm/図面名・図番 3.5mm/項目見出し 2.5mm
想定縮尺1/100(住宅一般図の標準)

項目構成

+--------+----------------------------+--------+
|        | 物件名                     |        |
|  ロゴ  +----------------------------+ 図番   |
|        | 図面名         | 縮尺      |        |
| 25×25  +-------+--------+----------+ 25×45  |
|        | 設計  | 監理   | 承認     |        |
|        +-------+--------+----------+ 日付   |
| 会社名 |   印   |   印  |   印     |        |
+--------+-------+--------+----------+--------+
       170mm を 5列に分割

背景: 戸建住宅・小規模物件で最も汎用性が高い構成です。設計・監理・承認の3欄に捺印スペースを確保しており、確認申請に出さない打合せ図でも、実施設計図書としても使えます。

2. application(確認申請用)

確認申請添付図面に必要な 建築士法24条の表示要件 を満たした表題欄です。建築士の資格・登録番号・事務所登録番号を組み込んだ構成になっています。

項目内容
寸法W180 × H55 mm
構成residential版+建築士登録番号欄+事務所登録番号欄
用紙A1・A2・A3
想定縮尺1/100・1/200
追加項目記載例
建築士の資格・氏名「一級建築士 六波羅 涼」
建築士登録番号「一級建築士 第○○○○○○号」
建築士事務所登録「東京都知事登録 第○○○○○号」
管理建築士「管理建築士: 六波羅 涼」

背景: 建築士事務所として開設している場合、建築士法上、図面への建築士登録の表示が義務付けられています。表題欄に常時印字しておくと、申請のたびに記入し忘れる事故が防げます。建築士法と表題欄の関係は 表題欄の項目と配置ルール で詳述しています。

3. public(公共工事用)

学校・庁舎・公共施設の発注案件で使う、発注情報欄を含む大型表題欄です。設計・作図・照査・担当主任・承認の5階層 で責任所在を明示する構成になっています。

項目内容
寸法W240 × H80 mm
構成工事番号/用途・構造・延床/建築場所/図面区分・図番・縮尺/5階層責任欄/改訂履歴/発注者・設計者表記
用紙A1・A2
想定縮尺1/100・1/200
追加項目記載例
工事番号「R8-○○-○○○」
用途・構造・延床「学校/S造一部RC造/3,200㎡」
建築場所「○○市○○町○丁目○番」
担当主任欄設計・作図・照査・担当主任・承認の5列
改訂履歴5〜6行確保
発注者表記「発注: ○○市」

背景: 公共工事は設計協議が多く改訂が頻発するため、改訂履歴を5〜6行確保しておくと運用が楽になります。発注者表記・工事番号・建築場所は公共建築工事標準仕様書の様式に合わせる項目です。

4. proposal(提案書用)

施主への初回プレゼン・打合せ用の、軽量でシンプルな表題欄です。物件名・図面名・縮尺・日付・作成者の最小5項目に絞っています。

項目内容
寸法W150 × H50 mm
構成物件名/図面名・縮尺/日付・作成者の3段
用紙A3・A4
想定縮尺1/100・1/50

PERSCの推奨: 提案書では「決定稿ではない」ことを示すため、表題欄に 「提案図 v1」「打合せ用」 のステータス文字を入れておくと安全です。後から「これは正式図面と思っていた」というトラブルを防げます。

配布ファイルの形式選択

形式採用方針
JWS(図形ファイル)この配布物の主形式。図形登録メニューから呼び出し、貼り付け先で「図形」コマンドで配置
JWW(見本ファイル)各バリエーションを画面で確認するための補助ファイル。実用上はJWSを使う

背景: 表題欄パーツのような「使い回しを前提とした部品」は、Jw_cadの 図形(JWS) 形式で配布するのが定石です。図形登録ライブラリに加えておけば、新規物件のたびに「図形」コマンドから1クリックで呼び出せ、図面ファイル間でコピペするより手軽です。図形登録の仕組みは 図形登録 ※準備中 で扱います。


使い方

背景: 以下の手順は配布物公開後の使い方を想定した予告です。配布パックは実機検証フェーズで整備中のため、現時点ではダウンロードリンクは未提供です。

使い方サマリー(全6ステップ)

#操作所要
1zipファイルをダウンロード数秒
2任意のフォルダに解凍数秒
3JWSファイルをJw_cadの図形フォルダに配置1分
4貼り付け先の図面(自社図面枠)を開く数秒
5「図形」コマンドで表題欄JWSを選択30秒
6用紙の右下に基準点スナップで配置30秒

手順1: ダウンロードと解凍

ブラウザで配布リンクをクリックし、persc_title_block_v1.0.0.zip を任意のフォルダにダウンロードします。Windowsの標準解凍機能(右クリック →「すべて展開」)で解凍すると、persc_title_block_v1.0.0 フォルダ内にJWSファイル4本・JWW見本ファイル4本・READMEが展開されます。

手順2: 図形フォルダへの配置

解凍したJWSファイル(persc_title_*.jws の4本)を、Jw_cadが図形を読みに行くフォルダに配置します。標準的な配置先は次のいずれかです。

配置先推奨度用途
C:\JWW\図形\PERSC表題欄\個人利用・標準運用
C:\JWW\zukei\persc_title\半角フォルダ名で運用したい場合
事務所共有NASの図形フォルダ複数メンバーで共通の表題欄を使いたい事務所

Tips: Jw_cadの図形フォルダのパスは「設定」→「基本設定」→「一般(2)」タブの「図形ファイル」欄で確認・変更できます。事務所内で共通パスを決めておくと、全員が同じ表題欄を使えます。

手順3: 貼り付け先の図面を開く

Jw_cadを起動し、表題欄を貼り付けたい図面ファイル(自社の図面枠JWW)を開きます。配布物の「図面枠丸ごとテンプレ」を起点にする場合は、 A3図面枠テンプレ などをベースにしてください。

PERSCの推奨: 表題欄を貼り付ける前に、書き込みレイヤを F-Fレイヤ(または事務所標準の図面枠用レイヤ) に切り替えておくと、表題欄が図面枠と同じプロテクトレイヤに配置されます。レイヤ運用は レイヤと図面枠 を参照してください。

手順4: 「図形」コマンドで表題欄を呼び出し

メニューバー「その他」→「図形」、または左ツールバーの「図形」アイコンをクリックします。図形ファイル選択ダイアログが開きます。

  1. 左側のフォルダツリーで「PERSC表題欄」フォルダ(手順2で配置したパス)を選択
  2. 右側のリストから貼り付けたいJWSファイル(例: persc_title_residential.jws)を選択
  3. OK」をクリック

手順5: 配置基準点を「右下」に切り替え

図形を呼び出すと、マウスカーソルに表題欄プレビューが追従します。コントロールバーで配置基準点を 「右下」 に変更します。

配置基準点用途
左下表題欄を画面の左下隅に置く(一般的でない)
右下用紙枠の右下隅にスナップ配置(推奨)
中心フリー位置に置く(特殊用途)

PERSCの推奨: 必ず配置基準点を「右下」に切り替えてから配置してください。基準点が「左下」のままだと、表題欄の幅170mm分が用紙枠の右側にはみ出してしまいます。

手順6: 用紙の右下に基準点スナップで配置

用紙枠の右下隅、または図面枠(内枠)の右下隅を 右クリック で読み取ります。表題欄が右下隅にぴたりと配置されます。

Tips: 表題欄を配置した直後に、F-Fレイヤを 再プロテクト しておくのを忘れずに。プロテクトを掛けないまま作図を進めると、図面本体の編集中に表題欄を誤って動かす事故が起きやすくなります。


カスタマイズ方法

配布パーツは「そのまま使える」設計ですが、事務所標準に合わせるためのカスタマイズ手順を整理します。

会社名・事務所登録番号を上書き

配布版の会社名欄には「PERSC一級建築士事務所」のサンプル文字が入っています(実機検証で最終確定)。文字を自社情報に書き換えます。

  1. 表題欄が配置されているレイヤのプロテクトを解除
  2. ツールバー「文字」をクリック
  3. 「PERSC一級建築士事務所」のサンプル文字を 左クリック で選択
  4. 「文字変更」モードで自社名・登録番号を入力
  5. Enter で確定
  6. レイヤを再プロテクト

文字記入の操作は 文字記入の基本 を、文字基点は 文字記入の基点指定 を参照してください。

会社ロゴを画像で挿入

ロゴ枠(左端の25×45mm 程度)に画像ロゴを配置する場合の手順です。

  1. F-Fレイヤのプロテクトを解除
  2. メニューバー「編集」→「画像編集」→「画像挿入
  3. ロゴ画像(BMP形式推奨)を選択
  4. ロゴ枠の中央付近に配置
  5. 「画像編集」コマンドの倍率変更でサイズ調整
  6. F-Fレイヤを再プロテクト

背景: Jw_cadの画像挿入はBMP形式が標準です。JPG/PNGはSusieプラグイン経由で対応しますが、ロゴのような線画はBMP白黒2値が最も安定します。詳しくは 表題欄の項目と配置ルール のロゴ配置パターンを参照してください。

Tips: 画像ファイルパスは図面ファイル(.jww)から相対パスで記録されます。ロゴ画像をテンプレJWWと同じフォルダ、または事務所共通の固定パス(C:\JWW\logo\ など)に配置すると、共有PCでも同じ表示で開けます。

項目見出しを事務所標準に追加・変更

「設計」「監理」「承認」の3欄を「設計/作図/照査/担当主任/承認」の5階層に拡張するなど、事務所の責任体制に合わせた項目変更です。

  1. プロテクトを解除
  2. コマンドと 複線コマンドで縦罫線を追加
  3. 既存の項目見出し文字を「文字変更」コマンドで書き換え
  4. 必要なら「属性変更」で線色・線種を統一
  5. プロテクトを再設定

詳しい作図手順は 表題欄付き図面枠の作成 を参照してください。

文字サイズを縮尺に合わせて調整

配布版の文字サイズは A3・A2 で 1/100 図面を想定して設定しています。A1で 1/100、A4で 1/100 など縮尺・用紙が変わる場合は、文字サイズを調整します。

用途推奨文字サイズ(図寸)文字種
物件名5〜7 mm文字種5〜6
図面名・図番4〜5 mm文字種4〜5
項目見出し(「設計」など)2.5〜3 mm文字種2〜3
改訂履歴・連絡先2〜2.5 mm文字種2

PERSCの推奨: 表題欄の文字は 「実寸ではなく図寸」 で扱うのが基本です。文字記入コマンドのコントロールバーで「文字種」を選び、「文字サイズ(mm)」が用紙上の値になっていることを確認してください。実寸モードだと縮尺変更で文字サイズが連動してしまいます。文字サイズの基準は 文字サイズの標準 にまとまっています。

自社版として別名保存

カスタマイズが完了したら、自社版のJWSとして別名保存 します。

  1. メニューバー「その他」→「図形登録
  2. 範囲選択コマンドでカスタマイズ済み表題欄を全選択
  3. 基準点を表題欄の右下に指定
  4. 図形ファイル名を persc_title_residential_jisha.jws のように事務所版として保存
  5. 元の配布版(persc_title_residential.jws)は 読み取り専用 にして温存

PERSCの推奨: 配布版は 温存 したまま、自社版を別名で運用するのが王道です。配布版を直接書き換えると、PERSC編集部のバージョンアップ時にカスタマイズ内容が上書きされる事故が起きます。


ライセンス・利用規約

要確認: 公開時のライセンス文言は最終確定前です。商用可・改変可・再配布不可の方針は維持予定ですが、細部は実機検証フェーズで確定します。

PERSC が配布予定の表題欄テンプレートは、Ch.15 共通ライセンス方針に従って利用できる方針です。

利用可・不可の概要

項目可否
個人での作図・自宅でのCAD学習OK
設計事務所・工務店での商用利用OK
学校・職業訓練校での教材利用OK
改造して自社仕様にして社内利用OK
改造して納品図面に使用OK
配布物そのものを第三者へ再配布NG
配布物を自社サイトで配布NG
改造版を「自社オリジナル」と称して配布NG
配布物を販売・有償配布NG

詳細・最新方針は 配布物カタログTOP(PERSC素材ライブラリの使い方) のライセンス共通方針セクションを参照してください。

免責事項

  • 配布物は 「現状有姿」 で提供されます。動作不具合・互換性問題が発生してもPERSC編集部は責任を負いません
  • 配布物の寸法・線色・線幅は JIS製図通則および建築実務での慣習値 に基づいていますが、特定の規格・規則・確認申請要件への完全準拠を保証するものではありません
  • 確認申請・実施設計の最終図面では、所属事務所の図面規格・行政庁の指導に合わせて調整することをおすすめします

表題欄テンプレ固有の免責補足

配布版は JIS A 0150 と建築士法の表示要件を踏まえた一般的な構成 ですが、特定行政庁・指定確認検査機関・公共発注者ごとに様式が指定されていることがあります。正式な提出図書として使う前に、提出先の様式と整合しているかを必ず確認してください。

確認すべき提出先確認項目
特定行政庁確認申請書様式と表題欄の項目整合
指定確認検査機関機関ごとの表題欄指定の有無
公共発注者公共建築工事標準仕様書の表題欄要件
国土交通省案件大臣官房官庁営繕部の様式指定

PERSCの推奨: 公共工事案件は発注者の様式指定が 最優先 です。配布の persc_title_public.jws は出発点として使い、発注者から指定様式の提示があれば必ずそちらに合わせて改造してください。


実務での使い方 ★PERSC独自

パターンA: 個人事務所で1種類の表題欄に統一

個人建築士事務所・小規模設計事務所では、全図面を1種類の表題欄に統一 するのが運用負荷の最も低い選択です。意匠図・構造図・設備図で表題欄を分けるとメンテナンス工数が3倍になります。

推奨ファイル用途
persc_title_residential.jws戸建住宅中心の事務所
persc_title_application.jws確認申請業務が多い事務所

PERSCの推奨: 戸建住宅中心の事務所なら residential版1択 から始めましょう。事務所登録番号・代表者名を埋めた自社版を作り、A1・A2・A3・A4 の各図面枠に貼り込んでテンプレ整備すれば、案件別カスタマイズはほぼ不要になります。

パターンB: 案件種別で表題欄を切り替えるモジュール運用

中規模設計事務所で、案件種別ごとに表題欄を切り替えるモジュール運用です。

案件種別表題欄パーツ
戸建住宅・小規模物件persc_title_residential.jws
確認申請添付図面persc_title_application.jws
公共工事persc_title_public.jws
提案書・初回プレゼンpersc_title_proposal.jws

物件着手時に、用紙別の図面枠テンプレ(A1〜A4)を開いた後、案件種別に応じて表題欄JWSを貼り付けます。「枠は共通・表題欄だけ案件別」というモジュール運用ができます。

Tips: 案件種別ごとの表題欄選定は、物件キックオフミーティングで決めておくと作図段階で迷いません。確認申請を出す予定があるなら最初から application 版を入れておく、提案フェーズだけ proposal 版を使うなど、フェーズ管理と連動させると効率が良くなります。

パターンC: ゼネコン設計部での図面区分別運用

ゼネコン設計部・大手設計事務所で、図面区分(意匠/構造/設備)ごとに表題欄を切り替える運用です。意匠図と構造図では作成者の専門・責任範囲が違うため、表題欄の責任所在欄も微妙に異なります。

図面区分表題欄の特徴カスタマイズ起点
意匠(A-)意匠設計者・意匠担当主任persc_title_public.jws をベース
構造(S-)構造設計者+構造設計一級建築士の登録番号persc_title_public.jws +構造設計一級建築士欄
設備(M-/E-/P-)設備設計者+設備設計一級建築士の登録番号persc_title_public.jws +設備設計一級建築士欄

公共工事用テンプレ(public版)をベースに、図面区分ごとの追加項目を盛り込んだ自社版JWSを各区分で整備するのが定石です。

パターンD: 改修工事・既存建物調査での図面区別

改修工事や既存建物の現況調査図面では、表題欄に 「現況図」「改修前図」「改修後図」 の区別を明示します。

図面名の表記例内容
1階平面図(現況)改修前の現状
1階平面図(改修前)改修工事の対象範囲を含む現状
1階平面図(改修後)改修後の完成イメージ
1階平面図(増築部)増築範囲のみ

PERSCの推奨: 改修案件では新築以上に 「いつ時点の図面か」 を明確にすることが重要です。表題欄の図面名欄に括弧書きで「現況」「改修前」「改修後」を書く運用が、最もシンプルで誤読を防げます。residential版を起点にして「現況用」「改修前用」「改修後用」の3種類のJWSを作っておくと運用がさらに楽になります。

パターンE: 図面集の表紙・図面リストでの運用

図面集の表紙・図面リスト(INDEX)では、本文の図面と表題欄を区別したい場合があります。

図番図面名表題欄
A-000図面リストproposal版(軽量・最小構成)
A-001案内図・配置図residential版(標準)
A-002〜各階平面図・立面図・矩計図residential版

図面リストは表紙的な扱いなので、軽量な proposal版で表題欄を組み、図面名欄を「図面リスト」とするだけで体裁が整います。

表題欄パーツと図面枠丸ごとテンプレの組み合わせ表

PERSC編集部のCh.15配布物全体での組み合わせ早見表です。

用紙図面枠丸ごと表題欄パーツ(追加・差し替え)
A1A1図面枠テンプレapplication/public のいずれかを上書き
A2A2図面枠テンプレ ※準備中residential/application を上書き
A3A3図面枠テンプレresidential/application/proposal を上書き
A4A4図面枠テンプレproposal を上書き

PERSCの推奨: 「枠丸ごとテンプレ」と「表題欄パーツ」を併用するのが、Ch.15配布物の最大限の活用方針です。新規物件は枠丸ごとから始め、案件種別に応じて表題欄パーツで差し替える、という流れが運用効率を最大化します。


つまずきポイント・対処 ★PERSC独自

Q: 「図形」コマンドで配布JWSが見つからない

→ Jw_cadの図形フォルダのパスが、配布JWSを置いたフォルダと違う可能性があります。

  1. メニューバー「設定」→「基本設定」を開く
  2. 一般(2)」タブをクリック
  3. 「図形ファイル」欄のパスを確認
  4. このパスと配布JWSの配置先が一致しているか確認
  5. 一致していない場合、配置先を変えるか、基本設定のパスを変更

Q: 表題欄を配置したら、文字が罫線にめり込んだ

→ 貼り付け先の図面の 縮尺設定 が、配布JWSの想定縮尺と異なる可能性があります。

  1. ステータスバーで現在の 書き込みレイヤグループの縮尺 を確認
  2. 図面枠用レイヤグループ(FFレイヤ/Gp.F)が 1/1 になっているか確認
  3. 1/1 でない場合、ステータスバーの縮尺表示を 左クリック して 1/1 に変更
  4. 表題欄を配置し直す

背景: 表題欄パーツは図寸ベース(用紙上の実サイズ)で作られているため、Gp.F の縮尺が 1/1 でないと、配置時に表題欄が拡大・縮小されて罫線と文字のバランスが崩れます。

Q: 配置基準点を「右下」にしたのに、用紙からはみ出した

→ 用紙枠の右下ではなく、外枠(描いた矩形)の右下角を読み取れていない可能性があります。

  1. 表題欄JWSを呼び出し直し
  2. コントロールバーで配置基準点が「右下」になっているか確認
  3. 用紙枠の右下隅を 右クリック(左クリックではなくスナップを使う)
  4. 表題欄が右下にぴたりと配置されたか確認

Tips: Jw_cadの「読取点」(右クリック)は、線の端点・交点・中点・コーナーをスナップして読み取ります。表題欄を正確に配置するには、必ず右クリックで用紙枠の角を読み取ってください。

Q: 表題欄の文字を編集しようとしたら「プロテクトされています」と表示された

→ 表題欄を配置したレイヤがプロテクト状態になっています。

  1. ステータスバーの該当レイヤ表示を 左クリック で「編集可能」に切り替え
  2. 文字を編集
  3. 編集後、再度クリックしてプロテクト状態に戻す

レイヤプロテクトの詳しい操作は レイヤプロテクト を参照してください。

Q: 配布JWSを開いたら、罫線が線色1(細線)一色になってしまった

→ 貼り付け先の図面の 線色設定(基本設定) と、配布JWS の作成時の設定が異なる可能性があります。

  1. メニューバー「設定」→「基本設定」→「色・画面」タブ
  2. 線色1〜8の画面表示色と印刷時太さを確認
  3. 事務所標準と一致しているか確認

背景: 配布JWSは 線色6(中線・表題欄外周)/線色1(細線・項目枠) の2色で作られています。基本設定の線色定義が事務所標準と異なると、画面上での見え方が変わります。印刷時の線太さも基本設定で指定されるため、配布版の見え方と異なる場合は基本設定を見直してください。線色の標準は 印刷時の線太さ標準 ※準備中 を参照。

Q: 印刷したら表題欄の罫線が薄すぎる・濃すぎる

→ 線色ごとの印刷時太さが基本設定で適切に割り当てられていない可能性があります。

  1. メニューバー「ファイル」→「印刷」で印刷ダイアログを開く
  2. カラー印刷」のチェック状態を確認(白黒印刷推奨)
  3. 線色・線種」設定で各線色の印刷時太さを確認
  4. 線色1=0.13mm、線色6=0.4mm 程度に割り当てる

詳しくは 印刷とプリンタ設定 ※準備中 を参照してください。

Q: 表題欄を配置した位置を後から動かしたい

→ 配置済み表題欄は 範囲選択 → 移動 で動かせます。

  1. レイヤのプロテクトを解除
  2. 範囲」コマンドで表題欄の罫線・文字を全選択
  3. 移動」コマンドで新しい位置にドラッグ
  4. レイヤを再プロテクト

ただし、配置基準点を変えたい(左下→右下など)場合は、再度「図形」コマンドから貼り直す方が確実です。

Q: 確認申請で表題欄を差し戻された

→ 提出先(特定行政庁・指定確認検査機関)の様式指定と配布版の項目構成が異なる可能性があります。

  1. 提出先から差戻し理由・必要項目を確認
  2. application版をベースに、不足項目を追記
  3. 自社版JWSとして別名保存(persc_title_application_kakunin_machikara.jws など、提出先別に管理)
  4. 次回以降は提出先別の自社版を使う

PERSCの推奨: 確認申請を継続的に出す事務所では、提出先別の自社版JWS を整備しておくのが効率的です。1度差し戻された経験から学んだ項目構成を、自社版に永続化させていく運用が王道です。

Q: 表題欄パーツと図面枠丸ごとテンプレ、どちらを使えばいい?

→ 状況別の判断目安です。

状況推奨
自社の図面枠が未整備、これから始める図面枠丸ごとテンプレ(A1 /A3 /A4
自社の図面枠は完成している。表題欄だけ追加・差し替えたい表題欄パーツ(この記事)
案件種別ごとに表題欄を切り替えたい表題欄パーツ(モジュール運用)
公共工事や確認申請で特殊な表題欄が必要表題欄パーツの application/public 版を起点にカスタマイズ

Q: 配布JWSをチームで共有したい

→ 事務所共有のNAS・ファイルサーバーに置いて、Jw_cadの「図形ファイル」パスを \\nas\share\jw_zukei\persc_title\ のように共有パスに切り替えます。これで全メンバーが同じ表題欄を使えます。社内事務所登録番号・連絡先をカスタマイズした自社版を共有フォルダに置けば、自然と統一されます。

Q: 図面枠丸ごとテンプレに含まれる表題欄と、この配布物の表題欄は何が違う?

→ 図面枠丸ごとテンプレ(A3図面枠テンプレ など)に含まれる表題欄は、用紙ごとに「使い勝手の良い1構成」を選定したものです。一方、この配布物(表題欄パーツ単体)は、用途別の 4バリエーション を選択して使う想定です。

観点枠丸ごとテンプレの表題欄表題欄パーツ単体
構成用紙別に1種類固定4バリエーション選択可
案件種別への適応限定的高い(住宅/申請/公共/提案で使い分け)
整備工数低い(既に組み込み済み)やや高い(貼り付け作業が必要)
推奨ユーザー初心者・小規模事務所中規模以上の事務所・案件種別が多様な事務所

関連項目


まとめ

  • 表題欄パーツ単体は 「自社の図面枠は持っている。表題欄だけ案件別に切り替えたい」 という需要に応えるJWS図形ファイル配布物(公開予定)
  • 4バリエーション(residential/application/public/proposal)を選択できる予定で、案件種別に応じてモジュール運用ができる構成
  • 使い方は JWSを図形フォルダに配置 → 図形コマンドで呼び出し → 用紙右下に基準点スナップで配置 の3ステップ
  • カスタマイズは 会社名・登録番号の上書き/ロゴ画像の挿入/項目の追加・変更 が主要ポイント
  • ライセンスは 個人・商用ともに利用可・再配布NG・改造可 で公開予定。確認申請等の正式提出には提出先様式に合わせて改造のうえ使用
  • 図面枠丸ごとテンプレ(A1〜A4)と表題欄パーツ単体を 併用 するのがCh.15配布物の最大活用方針
  • 本配布物は実機検証フェーズで整備中。同梱ファイル・README・ライセンス文言は公開前に最終確定します