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未検証

部屋名と室面積の記入

このページでできるようになること

Jw_cad で平面図の躯体・建具まで描き終えた後の 仕上げ工程、すなわち各部屋に「リビング」「寝室」などの 室名、続けて「10帖」のような 帖数、必要に応じて「16.52m2」のような 室面積 を文字で記入する手順を、実務で迷わない粒度でまとめます。文字種・基点・配置位置の選び方、面積測定コマンドからの数値取り込み、上付き文字「m2」の作り方、複数階・複数住戸での文字管理まで、平面図の最後の仕上げに必要な手順を一通り押さえます。

背景: 平面図は躯体・建具を描いただけでは「図面」として成立しません。各部屋がどう使われるのか(用途・広さ)が文字情報として乗って初めて、施主や工務店、確認申請の審査担当が読める図面になります。実務では「室名と面積記入で平面図の見え方が大きく変わる」と言われており、文字位置・サイズの整え方が図面の完成度を決めます。この記事では文字コマンドそのものの基本操作 文字記入の基本 や、面積測定コマンドの操作 面積測定 は他章に委譲し、「平面図に室名と面積をどう載せるか」 に絞って実務的に解説します。

注意: 本記事は Jw_cadで部屋名・室面積を平面図に記入する方法 の解説であり、面積記入値の建築面積・延床面積としての適法性を保証するものではありません

  • 室面積・床面積・建築面積の算定基準(壁芯計算・内法計算・吹抜・PS・バルコニー等の参入要否)は、建築基準法施行令第2条・特定行政庁の取扱い・JIS A 0150で異なります
  • 不動産公正競争規約(住戸面積・専有面積)と建築基準法上の床面積は算定方法が異なります(壁芯計算 vs 内法計算)
  • 平面図に記入する面積値が確認申請・登記・販売資料として法令適合と判断するのは、設計者・確認検査機関・特定行政庁・宅地建物取引業者の責任です
  • Jw_cadで記入した面積値は 設計検討・施主提案・確認申請の参考添付 の用途であり、確認申請添付の求積書・登記用の床面積計算書・不動産販売図面の専有面積には別途求積図・求積表・専門ソフトでの再計算が必要です

関連: 建築基準法施行令第2条(面積、高さ等の算定方法) / 不動産登記法 / 特定行政庁・指定確認検査機関への確認


室名・帖数・面積の三点セット

平面図に載せる文字情報の構成

戸建住宅・マンションの平面図では、各部屋に次の3つの情報をセットで配置するのが標準です。

種類意味
室名リビング、寝室、洋室、和室部屋の用途名
帖数10帖、6帖、4.5帖畳サイズ換算の広さ表示。施主向けの分かりやすさ重視
室面積16.52m2、9.93m2平方メートル単位の正確な広さ。確認申請・面積表で使う

用途別の使い分け

3つすべてを書くか、一部のみにするかは図面の用途で異なります。

図面用途室名帖数室面積
施主提案・打合せ用平面図◯(重視)△(任意)
工務店向け施工図◯(必須)
確認申請用平面図×◯(必須)
不動産販売図面(マイソク)
内装パース用×

PERSCの推奨: 戸建住宅の設計打合せでは「室名 + 帖数」、確認申請段階では「室名 + 室面積」、両方求められる施工図では3つすべてを記入するのが定石です。1ファイルに3要素すべてを描いておき、印刷時にレイヤで切り替える運用が効率的です。


描き始める前の準備

準備1: 文字レイヤに切り替える

書き込みレイヤを 文字専用レイヤ(推奨: レイヤ 7) に切り替えます。レイヤ構成のテンプレートは 建築図面のレイヤ分け実践 を参照してください。

PERSCの推奨: 室名と寸法は別レイヤに分けるのが定番です(室名 = レイヤ 7、寸法 = レイヤ 6)。確認申請用に「面積表示だけ非表示にして印刷」「室名だけで施主プレゼン」など、用途別の出し分けが1クリックで可能になります。

準備2: 文字種を選定する

平面図の室名は通常 文字種 3〜5 を使います。縮尺と用紙サイズの組み合わせで選びます。

縮尺用紙室名の推奨文字種帖数・面積の推奨文字種
1/100A3文字種 4文字種 3
1/100A2文字種 5文字種 4
1/50A2文字種 5文字種 4
1/30A2文字種 6文字種 5

要確認: 上記の文字種番号と縮尺の対応関係は事務所・図面用途で慣例が異なります。受注先がある場合はその標準を優先してください。

文字サイズの標準と Jw_cad の文字種 1〜10 の意味は 文字サイズの標準 を参照してください。

準備3: 文字基点を「中中」または「左下」に設定

室名は「部屋の中央付近に揃えて配置」したいので、基点を「中中」(横方向中央・縦方向中央)にしておくと、クリック位置に対して文字が中央配置されます。

用途推奨基点効果
部屋中央に揃えたい中中クリック位置を文字の中心として配置
部屋左下から書き始めたい左下クリック位置を文字の左下端として配置
部屋右上から書き始めたい右上クリック位置を文字の右上端として配置

文字基点の操作詳細は 文字の基点・周囲線 を参照してください。

準備4: 必要なら目盛グリッドを表示

部屋中央に正確に配置したい場合は、補助線として目盛グリッドを表示しておくか、後述の「対角線交点に右クリック」で自動スナップさせます。


室名・帖数・面積の記入サマリー(全7ステップ)

#工程所要
1文字レイヤに切替・文字種選定・基点設定1分
2各部屋に 室名 を文字コマンドで配置5〜10分
3室名の下に 帖数 を配置5分
4面積測定コマンドで各室の m2 を計測5〜10分
5計測結果を文字に変換、上付き文字「m2」で記入5〜10分
6室名・帖数・面積の文字位置を整列5分
7全部屋の文字配置を最終チェック・印刷プレビュー確認3分

合計: 一般的な戸建住宅1フロア(5〜8部屋)で 30〜45分 が目安です。慣れれば20分程度に短縮できます。


手順1: 室名を記入する

1-1: 文字コマンドを起動

メニューバー「作図」→「文字」、またはツールバー「文字」をクリックします。

1-2: 文字入力ウィンドウに室名を入力

文字入力ウィンドウに「リビング」のように室名を入力します。改行はせず、1つの部屋名は1行で入力します。

1-3: 部屋の中央付近で左クリック

部屋の対角線が交わる中央付近で 左クリック すると、その位置を基点として文字が配置されます。

Tips: 部屋の対角線交点を正確に取りたい場合は、補助線で対角線を一時的に引いてから、その交点を 右クリック(読取点) で取ると正確な中心が出せます。

1-4: 次の部屋へ

文字入力ウィンドウは入力したまま残るため、ウィンドウの内容を「寝室」に書き換えて、次の部屋の中央でクリックすれば連続配置できます。

Tips: 既に配置した同じ室名(例: 「洋室」)を別の部屋にも配置したい場合は、文字入力欄が空の状態で配置済みの「洋室」を 右クリック すると、文字内容が読み取られて複写モードに入ります。


室名の標準リスト(戸建住宅・マンション)

戸建住宅でよく使う室名

カテゴリ室名
LDK系LDK、リビング、ダイニング、キッチン、リビング・ダイニング
居室洋室、和室、寝室、主寝室、子供室、書斎、納戸
水回り浴室、洗面所、洗面脱衣室、トイレ、ユーティリティ
玄関・収納玄関、玄関ホール、シューズクローク、SIC、土間収納、WIC(ウォークインクローゼット)
共用廊下、階段、ホール、ファミリースペース
屋外系バルコニー、テラス、ポーチ、ウッドデッキ、サービスバルコニー

マンション・集合住宅で追加される室名

カテゴリ室名
専有部リビング、ダイニング、洋室1、洋室2、洋室3、サニタリー、MB(メーターボックス)、PS(パイプスペース)
共用部共用廊下、エントランス、ELV(エレベーター)、EPS(電気シャフト)、階段室、ゴミ置場
設備系バルコニー、サービスバルコニー、ルーフバルコニー、屋上、PIT

PERSCの推奨: 「LDK」「SIC」「WIC」「PS」「MB」などの英略号は 半角英数で統一 すると見栄えが整います。事務所内で略号一覧を共有しておくと、メンバー間で表記がブレません。

RC造・商業施設でよく使う室名

カテゴリ室名
事務所系事務室、応接室、会議室、社長室、役員室、執務室、休憩室
店舗系売場、バックヤード、レジ、厨房、ストック、客席、テーブル席
設備系機械室、電気室、受水槽室、ポンプ室、空調機械室

手順2: 帖数を記入する

帖と平米の換算

帖(畳)数は 施主に分かりやすい広さ表示 として使います。1帖の換算値は次の2系統があります。

換算基準1帖採用シーン
中京間(実寸換算)1.62m2不動産公正取引協議会の基準。マイソク・販売図面で標準
江戸間・本間1.65m2 〜 1.82m2地域・業界慣例。事務所により異なる

要確認: 1帖換算値は事務所・地域・図面用途で異なります。不動産販売図面では1.62m2/帖が公的基準です。

帖数の記入方法

  1. 文字入力ウィンドウに「10帖」のように入力
  2. 室名のすぐ下(または右)で左クリックして配置

室名と帖数を1行で書く運用

スペースが狭い小室では、室名と帖数を1行で書くこともあります。

洋室 6帖
和室 4.5帖
書斎 3帖

この場合、文字入力ウィンドウに「洋室 6帖」と半角スペースを挟んで入力します。

Tips: 帖の文字を「畳」と書く事務所もあります。施主との打合せ資料では「帖」、確認申請書類では「畳」と使い分ける場合は、テキスト一括置換(Ch.4 文字記入の基本 )で切替可能です。


手順3: 室面積(m2)を測定する

3-1: 面積測定コマンドを起動

メニューバー「その他」→「測定」、またはツールバー「測定」をクリックします。コントロールバーで「面積測定」を選択します。

3-2: 部屋の頂点を順にクリックして閉図形を作る

部屋の壁芯または壁内側(仕上面)の頂点を、右クリック(読取点)で順番に指示していきます。最後の頂点まで指示すると、自動的に閉図形が形成されて面積が計算されます。

PERSCの推奨: 確認申請の床面積算定では 壁芯ベース(壁の中心線)、不動産販売図面では 内法ベース(壁内側)と算定基準が異なります。同じ部屋でも数値が変わるため、図面用途に応じて測定基準を統一してください。詳しくは 面積測定 を参照。

3-3: ステータスバーで面積値を確認

画面下のステータスバーに「【累積値】 測定値」が表示されます。これが部屋の面積(m2)です。

3-4: 測定結果を文字として書き込む

コントロールバーの「書込設定」で書き込み設定を確認した後、「測定結果書込」ボタンをクリックし、配置位置を左クリックすると、面積値が文字として図面に記入されます。

Tips: 「書込設定」で 小数桁 を「2桁」にすると「16.52」のような表記になります。確認申請では小数2桁、施主向けは小数1桁、というように図面用途で切替可能です。

詳しい面積測定の操作・設定は 面積測定 を参照してください。


手順4: 上付き文字「m2」を作る

上付き文字の入力方法

Jw_cadでは制御文字「^u」を使うと 上付き文字 を作れます。

入力表示
m^u2m2(小さい2が右上)
mm^u3mm3(立方ミリメートル)
kg/m^u2kg/m2

m2 の記入手順

  1. 文字コマンドを起動
  2. 文字入力ウィンドウに「16.52m^u2」のように入力
  3. 部屋の文字位置で左クリック

背景: 「m^u2」の「^」は半角キャレット記号、「u」は up(上付き)の頭文字、「2」が上付きにしたい文字です。文字種 1〜2 では上付きの効果が見えにくい場合があるため、文字種 3 以上で使うのが実用的です。

上付き文字の応用例

入力表示用途
m^u2m2平方メートル
m^u3m3立方メートル(容積・木材材積)
kg/cm^u2kg/cm2圧力(古い単位)
kN/m^u2kN/m2単位面積荷重
H^u2SO^d4H2SO4化学式(^d は下付き)

文字記入の特殊文字全般は 文字記入の特殊文字 を参照してください。

m2 を「平米」「平方メートル」と書く場合

事務所慣例で「平米」「平方メートル」と書く場合は、上付きを使わずに通常文字で「16.52平米」と入力します。確認申請書類は「m2(上付き)」が標準ですが、施主向け打合せ資料では「平米」の方が分かりやすい場合もあります。


手順5: 面積文字を「式計算」で自動生成する(応用)

式計算による面積の文字化

面積測定の結果を 式計算 で文字に変換すると、書式を統一して一括配置できます。

  1. 面積測定で各室の m2 を測定
  2. 式計算」コマンドを起動(メニューバー「その他」→「式計算」)
  3. 計算式に「測定値=」のように入力すると、計算結果も含めて文字化される

詳しい式計算の操作は 式計算(面積計算) を参照してください。

Ctrl+クリックでの式計算(簡易版)

文字コマンドで計算式を入力した状態で Ctrl キーを押しながら配置位置を指示 すると、計算結果が文字として書き込まれます。

入力Ctrl+クリック後の表示
5.5*3.016.5
5.5*3.0=5.5*3.0=16.5
(5.5*3.0)/1.6210.18(5.5×3.0m を帖数換算)

Tips: 「」(環境依存文字)は環境により正しく表示されない場合があるため、確認申請など第三者に渡す図面では 「m^u2」上付き表記 を推奨します。


手順6: 文字位置を整列・調整する

整列のコツ

複数部屋の室名・帖数・面積を 同じ高さ・同じ間隔で揃える と、図面の見栄えが大きく向上します。

ズレた配置整列された配置
各部屋でバラバラの位置全部屋で「室名→帖数→面積」が同じ縦並び

行間機能で縦に揃える

文字コマンドのコントロールバーに「行間」窓があります。ここに「500」のような数値を入れると、続けて打ち込む文字が指定間隔で縦に揃います。

背景: 行間の数値は 作図上の実寸 mm(縮尺前)で指定します。縮尺 1/100 で行間 500 と指定すると、紙面上では 5mm の間隔になります。

整列コマンドで一括移動

すでに配置済みの文字を後から揃えたい場合は、「整列」コマンドや、文字コマンド内の「範囲選択」→「移動」で位置調整できます。詳しくは 文字記入の基本 を参照。

室名と帖数を中付文字で連結する

「LDK^c20.5帖」のように 中付文字 を使うと、複数行を1つの文字データとしてまとめられます。詳しくは 文字記入の特殊文字 を参照してください。


派生パターン

パターンA: マンション住戸の室名・面積記入

マンションの専有部では、住戸番号と総床面積も併記するのが標準です。

〇〇マンション 〇〇号室
LDK    16.52m2 / 10帖
洋室1   9.93m2 / 6帖
洋室2   9.93m2 / 6帖
洋室3   6.62m2 / 4帖
専有面積 65.45m2

PERSCの推奨: マンションは住戸ごとに 専有面積(壁芯)登記面積(内法) の2種類があります。販売図面では両方を併記する場合があるため、面積文字を「壁芯◯◯m2 / 内法◯◯m2」と並列表記する事務所もあります。

パターンB: 共用部・専有部の区別記号

集合住宅の図面では共用部と専有部を視覚的に区別します。

区分記号・表示方法
専有部太線 + 室名のみリビング
共用部細線 + 室名 + (共)共用廊下(共)
サービスバルコニー(S.B)サービスバルコニー(S.B)

パターンC: 和室の畳割り表示

和室では帖数だけでなく、畳の割付(4.5帖の十字割り、6帖の田の字割りなど)を別途描き、文字は畳の中心ではなく 床の間の前部屋名スペース に置きます。

パターンD: 確認申請用の面積表

確認申請では、各室の面積をまとめた 面積表 を別途配置します。図面内の文字記入と面積表の数値が一致する必要があるため、式計算や測定結果書込で 同じソース から両方を生成するのが安全です。

面積表
1F  82.81m2
2F  72.87m2
延床 155.68m2
建築面積 95.23m2
敷地面積 198.45m2
建蔽率 47.98%
容積率 78.45%

詳しくは 式計算(面積計算) を参照してください。


実務での使い方 ★PERSC独自

室名・面積をテンプレ化して使い回す

事務所の標準として、よく使う室名一覧を 図形登録 または テキストファイル に保存しておくと、新規物件で毎回打ち込む必要がなくなります。

テンプレJWWファイルでの運用

  1. 標準室名(リビング、ダイニング、キッチン...)を文字種 4 で先に書いておく
  2. 部屋に応じて文字を移動・複写
  3. 帖数・面積部分だけ各物件で書き換え

テキストファイル読み込みでの運用

  1. 室名一覧を room_list.txt に書く(1行1室名)
  2. 文字コマンドの「文読」ボタンでテキストファイルを読み込み
  3. 配置位置をクリックして一括配置

詳しくは 文字記入の基本 を参照してください。

確認申請用と打合せ用の出し分け

同じJWWファイルから 印刷時のレイヤ切替 で2つのバージョンを出力する運用が便利です。

バージョン表示するレイヤ非表示にするレイヤ
施主打合せ用室名 + 帖数面積(m2)レイヤ
確認申請用室名 + 面積(m2)帖数レイヤ
全部入り(社内)すべてなし

PERSCの推奨: 文字情報を「室名レイヤ(7-1)」「帖数レイヤ(7-2)」「面積レイヤ(7-3)」とサブレイヤで分けると、印刷時の出し分けが極めて柔軟になります。レイヤ運用は 建築図面のレイヤ分け実践 を参照。

複数階のレイヤ運用

複数階の平面図(1F・2F・3F)を1ファイルで管理する場合、階ごとに レイヤグループ を分けるのが定石です。

グループ内容
Gp.01F 平面図 + 1F 室名・面積
Gp.12F 平面図 + 2F 室名・面積
Gp.23F 平面図 + 3F 室名・面積

各グループ内で「レイヤ 7 = 室名」と統一しておくと、グループを切り替えるだけで階別に作業できます。

設計変更時の文字位置追従

平面プランの変更で部屋寸法が変わった場合、室名・帖数・面積文字は 自動追従しません。次の手順で更新します。

  1. 面積測定コマンドを再実行 → 新しい面積を取得
  2. 既存の面積文字を 文字コマンドの左クリック → 移動 or 文字書換 で更新
  3. 帖数の表示も換算しなおして書換
  4. 室名の位置がずれている場合は再配置

PERSCの推奨: 設計変更が多い段階では「面積記入は最後にまとめて」が鉄則です。プランが固まる前に面積を細かく書き込むと、変更ごとに更新作業が発生して非効率になります。

図面凡例の併記

特殊な記号や英略号を使う図面では、図面の隅に 凡例表 を配置するのが親切です。

凡例
LDK  : リビング・ダイニング・キッチン
SIC  : シューズインクローク
WIC  : ウォークインクローゼット
MB   : メーターボックス
PS   : パイプスペース
S.B  : サービスバルコニー

確認申請担当者・他社からの受領者など 第三者が図面を読む 場面で、解釈ズレを防げます。


つまずきポイント・対処 ★PERSC独自

Q: 「m2」の上付きが効かない(小さい2にならない)

→ 制御文字は 半角の「^u」 で入力する必要があります。全角の「^」や「u」では効かないので、半角入力モードで「m^u2」と打ち込んでください。また、文字種が小さすぎる(文字種 1〜2)場合は上付きの差が見えにくいので、文字種 3 以上を使うと効果が分かりやすくなります。

Q: 部屋に文字を配置したら、後から見たら部屋からはみ出していた

→ 文字基点が「左下」のままで部屋中央クリックすると、文字が右上方向に広がって部屋からはみ出ることがあります。室名は 基点「中中」 にして部屋中央クリックすれば、左右上下どちらにも均等にはみ出ない配置になります。詳しくは 文字の基点・周囲線 を参照してください。

Q: 印刷したら室名の文字が思ったより大きい/小さい

→ Jw_cadの文字種は 作図上の実寸 mm で定義されており、縮尺が掛かって紙面に印刷されます。文字種 4(実寸 3mm)を縮尺 1/100 で印刷すると、紙面上では 0.03mm... ではなく 3mm で印刷される実装になっています(文字種は紙面上のサイズが基本)。実機で印刷プレビューを確認するのが確実です。詳しくは 文字サイズの標準 を参照。

Q: 同じ室名(例: 「洋室」)を複数の部屋に配置したい

→ 1つ目を配置したあと、文字入力欄を空にして、配置済みの「洋室」を 右クリック すると複写モードに入ります。次の部屋でクリックすれば同じ文字内容で配置されます。文字を毎回打ち直す必要はありません。

Q: 帖数の換算(1帖 = 何m2)が事務所と違う

→ 1.62m2/帖(中京間・公正取引協議会基準)と 1.65m2/帖(江戸間慣例)の2系統があります。事務所標準を確認した上で、計算式を統一してください。マイソク(不動産販売図面)は1.62で統一されています。

Q: 文字種を変更したら配置済みの文字も全部変わってしまった

→ 配置済み文字の文字種を一括変更したい場合は 「文字種変更」機能 を使います。書込み文字種を変更しても、すでに描いた文字は変わりません。文字種変更の詳細は 文字記入の基本 を参照。

Q: 「m^u2」が「m^u2」のまま表示される(上付きにならない)

→ 制御文字の判定がオフになっている可能性があります。メニューバー「設定」→「基本設定」→「文字」タブで、制御文字の有効化設定を確認してください。詳しくは 文字記入の特殊文字 を参照。

Q: 面積測定の数値が想定より大きい/小さい

→ 測定したい部屋の頂点を読取点(右クリック)で正確に拾えていない可能性があります。また 壁芯と内法のどちらを基準にしたか で数値が変わります。確認申請ベース(壁芯)と販売図面ベース(内法)で同じ部屋でも面積が異なるため、図面用途を確認して測定基準を統一してください。詳しくは 面積測定 を参照。

Q: 文字サイズだけが変わってしまう(文字データが文字種番号と違うサイズに)

→ 過去のJWWファイルで文字種設定が異なるテンプレを使った場合などに発生します。トラブル対処は 文字サイズが変わってしまった時の対処 を参照してください。


関連項目


まとめ

  • 平面図の文字情報は 室名・帖数・室面積 の三点セット。図面用途で書き分ける
  • 文字レイヤは独立させ(推奨レイヤ 7)、寸法レイヤと分けて出し分け可能にする
  • 縮尺 1/100・A3 では 文字種 4 が室名の標準サイズ
  • 文字基点は 「中中」 にして部屋中央クリックでセンタリング配置
  • 上付きの「m2」は 「m^u2」 と入力(半角キャレット + u + 数字)
  • 面積測定 → 測定結果書込で m2 文字を自動生成 できる
  • 帖数は 1帖 = 1.62m2(中京間基準)が不動産公正取引協議会の標準
  • 戸建住宅は「室名 + 帖数」、確認申請は「室名 + 面積」、施工図は3要素すべて
  • 設計変更が多い段階では 面積記入は最後にまとめて が鉄則
  • 標準室名・略号一覧は事務所内で共有し、表記ブレを防ぐ