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未検証

ツールバーの表示・非表示

このページでできるようになること

Jw_cadのメニューバー「表示」→「ツールバー」から開く「ツールバーの表示」ダイアログを使って、画面に出ている個別のツールバー(メイン/編集/作図/設定/レイヤ/線属性 等)を、必要なものだけ表示し不要なものを非表示にできるようになります。あわせて、ツールバーの位置がずれた・消えてしまった時に「初期状態に戻す」で一発復旧する方法、初期では出ていない[進む]ボタンをユーザーバーから呼び出して常時表示する方法まで身につきます。

背景: Jw_cadには十数種類のツールバーが用意されており、初期状態では多くがONになっています。建築実務で日常的に使うのはそのうち5〜6本程度。使わないツールバーを隠して作図ウィンドウを広く取ることが、長く使う上での標準カスタマイズの一つです。画面構成全体の俯瞰は 画面構成 に解説があるので、この記事は表示・非表示と復旧操作に絞って深く掘り下げます。


起動方法

「ツールバーの表示」ダイアログを開く方法は、メニューからの正規ルートと、ツールバー上での右クリックの2通りがあります。

方法操作
メニューバー表示」→「ツールバー
ツールバー上での右クリック任意のツールバーのアイコンや余白で右クリック → 表示中のツールバー名がチェック付きで一覧表示される

Tips: 右クリックメニュー方式は、特定のツールバーを1本だけ表示・非表示したい時に最速です。ダイアログを開かずに済むので、慣れると毎日触る操作になります。


「ツールバーの表示」ダイアログの構成

メニューから開いた場合に表示される「ツールバーの表示」ダイアログは、Jw_cadの画面表示まわりを集中管理する大事なダイアログです。

ダイアログ内の主な要素は次のとおりです。

要素役割
ツールバー名のチェックボックス一覧ツールバーごとに表示・非表示を切り替える
「初期状態に戻す」チェックボックスチェックを入れて「OK」を押すと、配置と表示状態がインストール直後と同じに戻る
「ユーザーバー設定」ボタンユーザー(1)〜(6)に好きなコマンドを割り当てる「ユーザー設定ツールバー」ダイアログを開く
「OK」ボタン設定変更を確定して画面に反映する
「キャンセル」ボタン変更を破棄して閉じる

注意: チェックを付け外ししただけでは反映されません。必ず「OK」ボタンを押して確定してください。「キャンセル」で閉じると変更は消えます。

要確認: ダイアログ内のボタン文言・チェックボックスのラベル・並び順は実機で照合します。バージョンによって「初期状態に戻す」の文言が「初期配置に戻す」となっている可能性もあります。


ツールバーの種類と初期表示

「ツールバーの表示」ダイアログに並ぶツールバーは、おおむね以下の構成です。括弧内は記事「画面構成」の④でも触れた、初期配置の目安です。

ツールバー名主な内容初期配置の目安
メイン新規・開く・上書保存・印刷・コピー・貼付上部
編集(1)消去・複写・移動・複線・コーナー・伸縮左側
編集(2)範囲選択・属性変更・分割・データ整理・包絡左側
作図(1)線・矩形・円・文字・寸法・建具左側
作図(2)点・接線・接円・ハッチ・図形・連線左側
設定属性取得・角度取得・長さ取得・距離・座標左側
その他(1)線記号変形・2.5D・日影図・表計算・パラメ非表示
その他(2)寸法図形化・寸法解除非表示
レイヤ16個のレイヤの表示・非表示・書込切替右側または下部
レイヤグループ16個のレイヤグループの切替右側または下部
線属性書込み線色・線種の設定と確認右側または下部
座標ファイル座標ファイル系コマンド非表示
ユーザー(1)〜(6)自分で割り当てたコマンド全て非表示(コマンド未設定)

要確認: 上記の初期配置・初期表示状態は最新版(要確認バージョン)の実機で再チェックします。「メイン」「作図(1)」「編集(1)」「線属性」「レイヤ」「レイヤグループ」あたりは ON、「その他」系・「座標ファイル」系・「ユーザー」系は OFF が一般的な初期状態です。


ツールバーの表示・非表示を切り替える

特定のツールバーを表示・非表示する基本手順です。

手順1: ダイアログを開く

メニューバー「表示」→「ツールバー」を左クリックして「ツールバーの表示」ダイアログを開きます。

手順2: 表示したいツールバーにチェックを入れる

一覧から表示したいツールバー名のチェックボックスを左クリックしてチェックを入れます。複数同時に切り替えても構いません。

手順3: 非表示にしたいツールバーのチェックを外す

逆に画面から消したいツールバー名のチェックボックスを左クリックしてチェックを外します。

手順4: 「OK」ボタンで確定

ダイアログ下部の「OK」ボタンを左クリックします。ダイアログが閉じ、画面上のツールバーが指定どおりに表示・非表示されます。

Tips: チェックの状態は Jw_cadを正常に終了する ことで jw_win.jwf(環境設定ファイル)に保存され、次回起動時にも維持されます。タスクマネージャーから強制終了したり、設定変更直後に停電したりすると元に戻ることがあるため、設定変更後は一度メニュー「ファイル」→「Jw_cadの終了」で正規終了する習慣をつけると安全です。詳しくは 環境設定ファイル(jw_win.jwf) を参照。


ツールバーの「×」ボタンで個別に閉じる

ダイアログを使わず、フローティング表示中のツールバーは右上の「×」ボタンを左クリックすることでも消せます。

  • 操作: フローティング状態のツールバーのタイトル右端「×」を左クリック
  • 効果: そのツールバーが画面から消え、「ツールバーの表示」ダイアログ上のチェックも自動で外れる

背景: 画面端にドッキングしている状態のツールバーには「×」ボタンが付かないため、この方法はフローティング中限定です。ドッキング状態のツールバーを消したい時は、ダイアログまたは右クリックメニューから操作します。

要確認: 「×」で閉じた直後、ダイアログを開き直した時にチェックが連動して外れているかは実機で確認します。


ツールバーが消えた・配置が崩れた時の復旧(初期状態に戻す)

ツールバーをドラッグしているうちに画面外に飛び出した、間違ってチェックを外して見当たらない、思いつくまま動かしているうちに配置がぐちゃぐちゃになった ── こうした状態を 一発で初期に戻す のが「初期状態に戻す」機能です。

復旧手順サマリー(全4ステップ)

#操作所要
1メニュー「表示」→「ツールバー」でダイアログを開く数秒
2「初期状態に戻す」チェックボックスにチェックを入れる数秒
3「OK」ボタンを左クリック数秒
4全ツールバーがインストール直後の配置・表示に戻ることを確認数秒

手順1: ダイアログを開く

メニューバー「表示」→「ツールバー」を左クリックします。

手順2: 「初期状態に戻す」にチェックを入れる

ダイアログ下部にある「初期状態に戻す」のチェックボックスを左クリックしてチェックを入れます。

手順3: 「OK」で確定

OK」ボタンを左クリックします。

手順4: 復旧結果の確認

ダイアログが閉じ、すべてのツールバーがインストール直後と同じ配置・表示状態に戻ります。フローティングしていたバーもドッキング位置に戻り、消えていたバーも再表示されます。

PERSCの推奨: 初学者の段階では、ツールバーをドラッグして崩した時に元に戻そうとして時間を溶かすより、いったん「初期状態に戻す」で全部リセットしてからやり直すほうが結果的に短時間で済みます。「カスタマイズに自信がない時はリセットボタン」と覚えておきましょう。

注意: 「初期状態に戻す」を実行すると、自分で表示・非表示を細かく調整した結果や、移動した位置もすべて初期化されます。カスタマイズが進んでいる時は、リセット前に jw_win.jwf のバックアップを取っておくのがおすすめです。詳しくは 環境設定ファイル(jw_win.jwf) を参照。

フローティング中のバーをダブルクリックで戻す

ツールバーがフローティング状態のまま画面から飛び出していたり、邪魔な位置にいる場合、そのツールバーのタイトルバー部分をダブルクリックすると元のドッキング位置に戻ります。1本だけ戻したい時はこちらが手早いです。

要確認: ダブルクリックでドッキング復帰する挙動は最新版で再確認します。


ツールバーの移動とドッキング・フローティング

ツールバーは表示・非表示だけでなく、配置位置も自由に動かせます。表示制御の話と密接なので、ここで簡単に整理します(詳細な操作は 画面構成 の④を参照)。

操作結果
バーのタイトルや余白を左ドラッグ任意の位置へ移動
ウィンドウの上下左右4辺に近づけて放すその辺にドッキング(合体)
4辺から離して放すフローティングウィンドウ化
Ctrlキーを押しながらドラッグ強制的にフローティング状態
フローティング中のタイトルバーをダブルクリック元のドッキング位置へ戻る
フローティング中の右上「×」そのツールバーを非表示化

Tips: フローティング状態のツールバーは、ウィンドウの縦横サイズを変えると中のボタンが自動で並び直します。たとえば横に長いツールバーを縦長に変形させてサブモニタの端に置く、といった運用も可能です。


[進む]ボタンを表示する

Jw_cadの初期状態では、画面上に「戻る」(Undo)ボタンはありますが、「進む」(Redo)ボタンは表示されていません。ショートカットの Ctrl+Y または Shift+Esc でも進む操作はできますが、戻る操作のすぐ近くに進むボタンがあると、戻りすぎた時に直感的にやり直せて便利です。

進むボタンを画面に出すには、ユーザーバー に進むコマンド(コマンド番号 29)を割り当てる方法が確実です。

進むボタン表示手順サマリー(全6ステップ)

#操作所要
1メニュー「表示」→「ツールバー」でダイアログを開く数秒
2「ユーザーバー設定」ボタンを左クリック数秒
3ユーザー(1)〜(6) のいずれかに「29」を入力して「OK」約30秒
4「ツールバーの表示」ダイアログでそのユーザーバーにチェック数秒
5「OK」で確定 → 画面上に進むボタンが出る数秒
6進むボタンを左ドラッグして「戻る」ボタンの隣に配置約30秒

手順1: 「ツールバーの表示」ダイアログを開く

メニューバー「表示」→「ツールバー」を左クリックします。

手順2: 「ユーザーバー設定」ボタンを開く

ダイアログ内の「ユーザーバー設定」ボタンを左クリックします。「ユーザー設定ツールバー」ダイアログが開きます。

要確認: 開かれるダイアログの正式名称は「ユーザー設定ツールバー」か「ユーザーバー設定」か、実機で確認します。

手順3: ユーザー(1)〜(6) のいずれかに「29」を入力

ダイアログ下部に並ぶコマンド一覧の中から、「進む」コマンドの番号が 29 であることを確認します。次に、ユーザー(1)〜(6) のいずれか空いている入力欄に「29」と入力します。

PERSCの推奨: 既存のユーザー(1)〜(5) には別の用途で割り当てる可能性を残し、進むボタン専用には ユーザー(6) を使うとシンプルに整理できます。複数のコマンドを同じユーザーバーに入れたい時は、半角スペースで区切って 29 99 100 のように並べて入力します(番号は例)。

手順4: ユーザーバー設定ダイアログを「OK」で閉じる

OK」ボタンを左クリックして「ユーザー設定ツールバー」ダイアログを閉じます。「ツールバーの表示」ダイアログに戻ります。

手順5: 該当のユーザーバーにチェックを入れて「OK」

「ツールバーの表示」ダイアログ上で、先ほど番号を入力したユーザーバー(例: ユーザー(6))のチェックボックスにチェックを入れ、「OK」ボタンを左クリックします。

手順6: 進むボタンを使いやすい位置へ移動

画面上に進むボタンを含むユーザーバーが表示されたら、左ドラッグで「戻る」ボタンの隣に配置します。これで戻る/進むが視覚的に対になり、Undo/Redoが直感的に行えます。

Tips: [進む]以外にも、初期状態で表示されていない便利なコマンド([ソリッド][画像]等)はユーザーバーに登録すると常時アクセスできるようになります。本格的に自分専用のツールバーを組みたい場合は オリジナルツールバーの作成(ユーザーバー設定) ※準備中 を参照してください。

もう一つの方法: ユーザー(1)を呼ぶだけ

実は、初期状態の「ユーザー(1)」には [戻る][ソリッド][画像]等のコマンドがあらかじめ割り当てられています。コマンド番号を入力する手順を省略したい場合は、画面上のツールバー余白で右クリックして「ユーザー(1)」をチェックするだけでも、進むボタン以外の便利コマンド群がまとめて出せます。

背景: 「ユーザー(1)」のコマンド割当を変更している場合は別のコマンドが出てきます。事前に「ユーザーバー設定」を確認してから判断してください。


実務での使い方 ★PERSC独自

1. 「使うものだけ残す」が中級者の入口

実務で日常的に開いているのは、おおむね次の5〜6種類です。「メイン」「作図(1)」「編集(1)」「設定」「線属性」「レイヤ」「レイヤグループ」 あたりがあれば、住宅平面図・RC造詳細図・設備図のいずれも問題なく作図できます。それ以外(「その他(1)」「その他(2)」「座標ファイル」等)は、必要になった時だけ表示してすぐ閉じる運用に切り替えると、作図ウィンドウが横方向に2〜3列ぶん広がります。

2. 「設定」ツールバーは思い切って隠す

設定」ツールバー(属性取得・角度取得・長さ取得・距離・座標)は、コマンド数が多くアイコン列が場所を取りますが、これらの計測・取得系コマンドは多くがクロックメニューや右クリック経由でも呼び出せます。慣れてきたら設定ツールバーを非表示にし、必要な計測コマンドはメニューや AM6時/PM6時 のクロック等で呼ぶ運用に切り替えると画面がさらに広くなります。

3. [進む]ボタンは必ず追加する

戻る(Ctrl+Z)の操作量は多いですが、戻りすぎた時にショートカット(Ctrl+Y / Shift+Esc)を覚えていないとそこで詰まります。新規導入PCには、初期設定の段階で[進む]ボタンを画面右上に配置しておく のがPERSC編集部の標準作業です。プロジェクト共有PCや教育用PCでは特に必須です。Undo/Redo操作の整理は 戻る・進む(取り消し・やり直し) ※準備中 で別途扱います。

4. 配置をいじる前に jw_win.jwf のバックアップを取る

ツールバー配置・表示状態は環境設定ファイル jw_win.jwf に保存されます。何度もカスタマイズして「これが理想形」となった配置は、C:\JWW\jw_win.jwf をコピーしてバックアップしておくと、別PCへの引っ越しや、不意の初期化からの復元が簡単です。詳しくは 環境設定ファイル(jw_win.jwf) を参照。

5. 教育用PCでは「触らせない方針」も検討

Jw_cad初学者にとってツールバーのドラッグは想定外の挙動を生みやすく、毎回「初期状態に戻す」で復旧する手間が発生しがちです。社内教育用PCや講習会PCでは、初期状態にした上で「触らないでください」のルール明示 が結果的に学習効率を上げます。慣れた段階で本人のPCをカスタマイズしてもらうほうが、操作習熟と画面カスタマイズの順序として自然です。


つまずきポイント・対処 ★PERSC独自

Q: 「OK」を押し忘れたら設定が反映されなかった

→ ダイアログでチェックを付け外ししただけでは反映されません。必ずダイアログ下部の「OK」ボタンを左クリックしてください。「キャンセル」や「×」で閉じると変更は破棄されます。

Q: 何度設定しても次回起動時に元に戻ってしまう

→ Jw_cadを タスクマネージャーから強制終了 したり、設定変更直後に PCがフリーズして再起動 したりすると、jw_win.jwf への書き込みが間に合わずに設定が消えます。設定変更後は一度メニュー「ファイル」→「Jw_cadの終了」から正規終了して保存してください。それでも保存されない場合は トラブルシュート: 設定が保存されない ※準備中 を参照。

Q: ツールバーをドラッグしたら画面外に飛んで見えなくなった

→ メニュー「表示」→「ツールバー」→「初期状態に戻す」にチェックを入れて「OK」を押すと、すべてのツールバーが初期配置に戻ります。配置を細かく調整中だった場合は、リセット前に jw_win.jwf のバックアップを取っておくと安心です。詳しくは トラブルシュート: ツールバーが消えた・配置が崩れた ※準備中 を参照。

Q: [進む]ボタンが見当たらない

→ 初期状態では[進む]ボタンは画面に表示されていません。この記事の「[進む]ボタンを表示する」節の手順でユーザーバーに割り当てるか、ショートカット Ctrl+Y または Shift+Esc で実行してください。

Q: ツールバー上で右クリックしてもメニューが出ない

→ 右クリックの位置が、コマンドアイコンの上ではなくバー本体の余白部分である必要があります。ボタンとボタンの隙間や、バー両端の細い余白で右クリックしてみてください。それでも出ない場合は、メニュー「表示」→「ツールバー」のダイアログ経由で操作します。

Q: [×]でツールバーを閉じたら、再表示の仕方が分からない

→ 「×」で閉じてもダイアログ上のチェックが連動して外れているだけです。メニュー「表示」→「ツールバー」を開き、消したツールバー名のチェックを再度入れて「OK」を押せば再表示されます。

Q: ユーザーバーに番号を入れたのに何も出てこない

→ 「ユーザー設定ツールバー」ダイアログで番号を入力して「OK」を押した後、続けて「ツールバーの表示」ダイアログでそのユーザーバー(例: ユーザー(6))のチェックボックスにチェックを入れて「OK」を押す必要があります。2段階の操作 であることに注意してください。

Q: チェックを入れたのに画面に出てこない

→ そのツールバーは画面外に飛び出している可能性があります。「ツールバーの表示」ダイアログで「初期状態に戻す」にチェックを入れて「OK」を押すと、画面内の初期位置に戻ります。


関連項目


まとめ

  • ツールバーの表示・非表示は メニュー「表示」→「ツールバー」の 「ツールバーの表示」ダイアログ で集中管理する
  • ツールバー上での 右クリック からも同じ表示一覧が呼べ、1本だけの切替なら最速
  • チェック変更後は 必ず「OK」ボタン を押して確定する。「キャンセル」や「×」では破棄される
  • 配置が崩れた・消えた時は 「初期状態に戻す」 にチェックを入れて「OK」で全初期化
  • 初期状態で出ていない [進む]ボタンユーザーバーにコマンド番号「29」 を割り当てて表示する
  • 設定はJw_cadを正常終了することで jw_win.jwf に保存される。強制終了で消えることがある点に注意