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未検証

線で分割(2線間に等距離分割線)

「分割」コマンドの「等距離分割」を使って2本の線を指示すると、その間に等距離の分割線(実線)を自動で作図できます。柱スパンの均等割りやタイル目地線など、間隔を均等に分けた線が一度の操作でまとめて描けます。

背景: 「分割」コマンドには「線で分割(分割線を描く)」と「点で分割(分割点を置く)」の2種類があります。この記事は線で分割(2本の線を指示して分割線を作図する操作)に特化します。線上に点を置く操作は 線上分割(点の作図) ※準備中 を参照してください。


起動方法

方法操作
メニューバー「編集」→「分割」
ツールバー「編集(2)」ツールバー内の「分割」ボタン

基本操作フロー(2線間の等距離分割)

手順サマリー(全5ステップ)

#操作補足
1分割コマンドを起動するメニューバーまたはツールバー
2「等距離分割」を選択するコントロールバーのラジオボタン
3分割数を入力するコントロールバーの「分割数」欄
41本目の線を左クリックで選択する始点側の線
52本目の線を左クリックで選択する終点側の線 → 分割線が自動作図

手順の詳細

1. 分割コマンドを起動し、「等距離分割」を選択する

分割コマンドを起動すると、コントロールバーに「等距離分割」と「等角度分割」のラジオボタンが表示されます。「等距離分割」を選択してください。

要確認: コントロールバー上の「等距離分割」ラジオボタンの正確な表記を実機で確認してください。

2. 分割数を入力する

コントロールバーの「分割数」欄に数値を入力します。たとえば「3」と入力すると、2本の線の間に分割線が3本作図されます(3分割ではなく、4等分する線として3本が引かれます)。

注意: 「分割数」は作図される分割線の本数です。「4等分にしたい」場合は「3」と入力します。「5等分にしたい」場合は「4」と入力するなど、等分数から1を引いた数を入力してください。

要確認: 「分割数」入力欄の正確なラベル名を実機で確認してください。

3. 1本目の線を左クリックで選択する

分割の始点側になる線を左クリックで選択します。選択すると、コントロールバーに追加のボタン(「逆分割」「線長割合分割」「馬目地分割」)が表示されます。

通常の等距離分割を行う場合はそのまま次の操作に進みます。

要確認: 1線目選択後に追加表示される3ボタンの正確な表記を実機で確認してください。

4. 2本目の線を左クリックで選択する

終点側になる線を左クリックします。選択と同時に、設定した分割数の分割線が自動で作図されます。


分割線の計算ルール(仮想線の概念)

Jw_cadの線で分割は仮想線の考え方で動作します。

1本目の線の両端点と2本目の線の両端点を、それぞれ向かい合った端点同士で結ぶ2本の仮想線を想定します。この2本の仮想線を指定の分割数で等分した点同士を結んだものが、実際に描かれる分割線です。

  • 2本の線が平行な場合: すべての分割線が2線に対して垂直かつ等間隔になります
  • 2本の線が平行でない(斜めの)場合: 仮想線の形状に従って分割線が作図されます。分割線の長さと間隔が両端で変わることに注意してください

要確認: 平行でない斜め2線での分割線の端点の動作を実機で確認してください(分割線の端点が仮想線上で正確に等分されているかを確認)。


派生パターン

逆分割

1本目の線の始点側端点と2本目の線の終点側端点を結ぶ形で仮想線を逆に設定します。結果として分割線が交差するようなパターンになります。

線長割合分割

2本の線の長さの比率に応じて分割線の間隔が変化します。遠近法のように片側が広く、もう片側が狭い分割線が引かれます。

馬目地分割

2本の線の間に、互い違いにずれた「馬目地」パターンを自動作図します。タイルやレンガ張りの外壁詳細図などに使います。分割数の入力欄で横方向の分割数を設定し、別に表示される数値入力欄で縦方向の寸法を設定します。

要確認: 馬目地分割時に出現する数値入力欄のラベル名と、縦方向の設定仕様(mm入力か分割数入力かを含む)を実機で確認してください。


実務での使い方

柱スパンの均等割り(平面図・伏図)

住宅や事務所ビルの平面図・伏図を描くとき、柱と柱の間(スパン)を等分割した中間通り芯を作図する場面があります。2本の通り芯を分割コマンドで指示し、分割数を入力するだけで中間線をまとめて描けます。

たとえば「6000mm スパンを3分割する」場合、6000mmのスパン両端の通り芯を指示して分割数2を入力すると、2000mm間隔の中間通り芯が2本自動で作図されます。複線コマンドで1本ずつ引くよりも格段に速く、ミスのない均等割りが実現します。

タイル目地線の自動作図(外壁詳細図)

外壁の詳細図でタイルの目地割を表現するとき、タイル面の上端線と下端線を指示して分割コマンドを使うと、タイル1枚ごとの水平目地線を一度にまとめて引けます。

馬目地の場合は「馬目地分割」オプションを選ぶと、互い違いのパターンも自動で作図できます。枚数が多い外壁の目地線を手動で1本ずつ引く手間を大幅に省けます。

PERSCの推奨: 馬目地分割は細かい設定が必要で実機での確認が欠かせません。初めて使う際は小さい範囲でテスト作図してから本番の図面に適用してください。

階段踏み面の均等割り(断面図)

断面図で階段の踏み面(蹴込み面)を等間隔に描く場合、最上段の線と最下段の線を指示して分割コマンドを使うと、均等な踏み面線がまとめて作図されます。踏み面寸法が決まっている場合は複線コマンドの繰り返しでも対応できますが、総高さから等分する場合は分割コマンドの方が手早く正確です。


「線で分割」と「点で分割」の違い

項目線で分割(この記事)点で分割(5-29)
操作2本の線を左クリックで選択線または点を右クリックで選択
作図されるもの実線(分割線)点(実点または仮点)
用途均等割りの線を引く・目地線を描く等分点を置く・点を基準にスナップ
後処理不要な分割線を消去することがある不要な点を消去することがある

線で分割した後に不要な分割線が生じる場合は、消去コマンドで個別に削除してください。


つまずきポイントと対処

Q: 分割線が意図した数と異なる(多すぎる・少なすぎる)

→ 「分割数」欄に入力する値は、等分数から1を引いた本数です。4等分にしたい場合は「3」、5等分にしたい場合は「4」と入力します。この点が直感と逆になりやすいので、最初に小さいテスト図で確認してから使うと安心です。

Q: 2本の線を選択したが分割線が描かれない(または変な位置に描かれる)

→ 左クリックで線を選択する必要があります。右クリックだと点の読み取りになるため、分割線ではなく分割点の操作に切り替わります。線を選択するときは必ず左クリックを使ってください。

Q: 平行でない2線を指示したら分割線が歪んだ形になった

→ 仕様どおりの動作です。平行でない線を指示すると、仮想線の形状に従って分割線が作図されます。もし均等な間隔の分割線が必要な場合は、先に2本の線を平行に修正してから分割コマンドを使ってください。

Q: 「等距離分割」と「等角度分割」はどちらを使えばよいか

→ 2本の線が平行な場合はどちらも同じ結果になります。2本の線が平行でない場合に差が出ます。建築実務の通常操作では「等距離分割」を使えば問題ありません。「等角度分割」は放射状の図形などの特殊な場面で使います。

要確認: 等角度分割と等距離分割の差異が現れる具体的な条件を実機で確認してください(非平行2線の場合)。

Q: 馬目地分割で「数値入力」欄に何を入れればよいかわからない

要確認: 馬目地分割時に出現する数値入力欄の仕様(何のための数値か・mm単位かどうか)を実機で確認してください。確認後にこの回答を更新します。


関連項目


まとめ

  • 「分割」コマンド→「等距離分割」→2本の線を左クリックの順で、指定数の分割線を自動作図できます
  • 「分割数」は等分数より1少ない値(4等分なら「3」)を入力することに注意してください
  • 平行でない2線に使うと仮想線に従った形状になります。均等間隔が必要な場合は先に線を平行に整えてから使ってください