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未検証

衛生設備図形集 配布

このページでできるようになること

Jw_cadで給排水衛生設備図を描くときに使う、給水管・給湯管・排水管の配管シンボル、バルブ・水栓金具、量水器(水道メーター)・ガスメーター、排水桝・トラップ、給湯器、ヘッダーといった「衛生設備図に必要な記号類」のJWS形式図形データ集(公開予定)の概要・使い方を案内します。住宅から小規模店舗・小規模ビルまで対応する衛生設備シンボル一式を、JIS A 0130(建築設備の図示記号)に準拠した形で整備中で、公開後は「図形読込」コマンドで貼り付けるだけで配置できる構成です(公開後にダウンロード可能)。

背景: 給排水衛生設備図は、意匠図の上に給水・給湯・排水の管経路と機器シンボルを重ねて表現する図面です。バルブ1つ、メーター1つ、桝1つを毎回描き起こすのは時間がかかるうえ、JISの図示記号と微妙にずれた表現になりがちで、設備士・施工業者・行政審査側の読み手にとって判読しにくくなる原因になります。図形集として登録しておけば、衛生設備図を描く時間が短縮されるだけでなく、JIS準拠の表現で全社共通の品質を担保できます。なお、便器・洗面台・キッチン・浴室といった衛生器具本体は別記事の図形集に分離しているため、このページは「給排水管経路で使う配管シンボル・記号」に集中した内容になっています。


ダウンロード

要確認: 本配布物は 実機検証フェーズで整備中 です。配布パック(zip)・同梱ファイル(.jws)・README・ライセンス文言は公開前に確定します。本ページは公開準備段階の「配布物概要・使い方の予告」としてご覧ください。

📦 配布予定パック

  • ファイル名: persc_equipment_sanitary_v1.0.0.zip(実機検証時に正式名称確定)
  • 含まれる予定のファイル:
ファイル名種別想定縮尺主な用途
pipe_kyusui_legend.jws給水管 線種凡例1/100・1/50給水管の表記凡例
pipe_kyuyu_legend.jws給湯管 線種凡例1/100・1/50給湯管の表記凡例
pipe_haisui_legend.jws排水管 線種凡例1/100・1/50排水管の表記凡例
pipe_tsuki_legend.jws通気管 線種凡例1/100・1/50通気管の表記凡例
pipe_gas_legend.jwsガス管 線種凡例1/100・1/50ガス管の表記凡例
joint_elbow_tee_socket.jws配管継手セット1/30〜1/50エルボ・チーズ・ソケット
valve_set_basic.jwsバルブセット(基本)1/100・1/50仕切弁・玉形弁・止水栓・逆止弁
valve_set_extra.jwsバルブセット(拡張)1/50ボール弁・減圧弁・電磁弁・空気抜弁
tap_kabetsuke.jws壁付水栓1/50壁付給水栓・壁付混合栓
tap_daitsuke.jws台付水栓1/50台付混合栓・カウンター水栓
tap_shower.jwsシャワー水栓1/50シャワー混合栓・サーモ水栓
meter_water_13_20_25.jws量水器(水道メーター)3種1/100・1/5013mm/20mm/25mm
meter_gas_n3_n4_n6.jwsガスメーター3種1/100・1/50N3/N4/N6型
masu_uju_amu.jws排水桝(雨水・汚水)1/100・1/50雨水桝・汚水桝
masu_trap_invert.jws排水桝(トラップ・インバート)1/100・1/50トラップ桝・インバート桝
masu_kokyo.jws公共桝1/100敷地境界の公共桝
kyuto_gas.jwsガス給湯器1/100・1/5016号/20号/24号
kyuto_eco.jwsエコキュート(電気)1/100・1/50370L/460L 貯湯ユニット
header_4_6_8.jwsヘッダー(先分岐方式)1/504口/6口/8口
vent_kyusui_kyuyu_haisui.jws給排水位置マーク1/100・1/50平面図用の位置記号
README.txtバージョン情報・利用規約・凡例表

公開時は本セクションにダウンロードリンクを掲載します。

整備計画: 配管シンボル・記号類は JIS A 0130(建築設備の図示記号) との整合を確認したうえで、住宅・小規模ビル実務で頻出のサイズ・口径に絞って整備します。本ページは配布開始時にファイル一覧と凡例表を最終確定します。

PERSCの推奨: 初めて使う方は、まず線種凡例ファイル5本(給水・給湯・排水・通気・ガス)と valve_set_basic.jwsmeter_water_13_20_25.jwsmasu_uju_amu.jws の合計8本だけをダウンロードして配管表記を確認するのが安全です。20本近いJWSを最初に全部試そうとすると、線色・線種の慣例と図示記号の対応関係が掴めない段階で混乱しやすくなります。


衛生設備図形集の概要

衛生設備図で使うシンボルの全体像

給排水衛生設備図で必要となるシンボルは、おおむね次の7カテゴリに整理できます。配布パックはこの7カテゴリをすべてカバーしています。

カテゴリ含まれるシンボル使う場面
配管(管経路)給水管・給湯管・排水管・通気管・ガス管の線種凡例平面図全体での管経路表記
配管継手エルボ・チーズ・ソケット・ユニオン詳細図・施工図
バルブ・弁仕切弁・玉形弁・止水栓・逆止弁・ボール弁系統分岐・遮断箇所
水栓金具壁付水栓・台付水栓・シャワー水栓衛生器具との接続部
メーター類量水器(水道)・ガスメーター引込み口・敷地境界
桝・トラップ雨水桝・汚水桝・トラップ桝・公共桝屋外排水経路
熱源・分岐機器給湯器・ヘッダー給湯系統

背景: 衛生設備図は「意匠図の壁・建具を背景に、管の経路と機器シンボルを線・記号で重ねる」構造になっています。各シンボルは単独で意味を持つというより、 管種を示す線種・線色機器の位置を示す記号 の2レイヤで読み解かれるため、シンボル単体だけでなく線種凡例の整備も同程度に重要です。配布版は「シンボル本体」と「線種凡例」をセットで整備しているのはそのためです。

配管の線種・線色慣例

給排水衛生設備図では、管種別に 線種と線色 を変えて表記するのが業界慣例です。配布版はこの慣例に従って整備しています。

管種線色(PERSC既定)線種用途
給水管(CW)線色1(水色系)実線上水を供給する管
給湯管(HW)線色9(橙系)一点鎖線給湯器から器具への給湯管
排水管(D)線色8(赤系)実線(太め)衛生器具からの汚水・雑排水
通気管(V)線色3(緑系)破線トラップ封水保護のための通気
ガス管(G)線色4(黄系)二点鎖線都市ガス・LPガスの供給管
冷温水管(CHW/HHW)線色5(紫系)実線空調の冷温水(必要時)

背景: 線色の慣例は事務所・地域によって若干の差があり、「給水=青/給湯=赤/排水=緑」とする流派や「給水=緑/給湯=赤/排水=黒」とする流派など、案件ごとに凡例表を必ず添付するのが衛生設備図の常識です。配布版は「給水=青系・給湯=橙系・排水=赤系」という最頻出の慣例を採用していますが、事務所標準と異なる場合は属性変更コマンドで一括変更してご利用ください。凡例表(線種・線色の対応)はJWSの先頭にも書き込んであるため、図面に貼り付ければそのまま凡例として機能します。

配布版の設計方針

PERSC配布版の衛生設備図形集は、以下の方針で設計しています。

設計方針内容
JWS形式(外部図形)で配布Jw_cadの「図形読込」コマンドで読み込める標準形式
JIS A 0130 準拠建築設備の図示記号としてJIS A 0130を参照したシンボルデザイン
管種別に線種凡例を分離給水・給湯・排水・通気・ガスの5本の線種凡例を独立JWSに
基準点はシンボル中心バルブ・メーター・桝はシンボル中心点が基準(管軸への配置がしやすい)
1/100でも1/50でも判読可能線幅を中庸に調整、過剰な装飾を避ける
住宅標準サイズに絞り込み量水器13/20/25mm、桝φ150/200/300、給湯器16/20/24号
凡例表をJWS先頭に同梱図面の凡例として貼り付けるだけで使える

配布物の中身(プレビュー)

配布パックのJWS図形20本それぞれのプレビューと推奨用途です。

1. 配管 線種凡例 5種

各管種の線種・線色・凡例文字を1セットにまとめたJWSです。図面の凡例欄に貼り付けて使います。

ファイル管種線色線種
pipe_kyusui_legend.jws給水管(CW)線色1(水色系)実線
pipe_kyuyu_legend.jws給湯管(HW)線色9(橙系)一点鎖線
pipe_haisui_legend.jws排水管(D)線色8(赤系)実線(太め)
pipe_tsuki_legend.jws通気管(V)線色3(緑系)破線
pipe_gas_legend.jwsガス管(G)線色4(黄系)二点鎖線

Tips: 衛生設備図の凡例欄は、1/100の住宅平面図で A3用紙の右下角 に配置するのが定番です。配布版の凡例JWSは長さ約100mm(1/100換算で実寸10m)に統一しているため、5本を縦に並べると凡例欄1ブロックに収まります。配置時は補助線で凡例欄を確保してから図形読込で順に貼り付けてください。

2. 配管継手セット

配管詳細図・アイソメ図で使う継手の図示記号セットです。

含まれる継手用途
エルボ(90°・45°)配管の方向転換
チーズ(T字分岐)配管の分岐
ソケット同径接続
異径ソケット異径接続(口径変換)
ユニオン取外し可能な接続
キャップ・プラグ配管末端の封止

PERSCの推奨: 1/100の住宅平面図では、配管継手の記号は 省略するのが慣例 です。継手記号は1/50以上の詳細図・施工図・配管系統図(アイソメ)で使う前提です。住宅実施設計の平面図レベルで継手記号が増えると、図面が読みにくくなります。

3. バルブセット(基本・拡張)

衛生設備図で頻出のバルブ類を、用途別に2セットに分けて整備しています。

基本セット valve_set_basic.jws

バルブJIS記号主な用途
仕切弁(ゲート弁)蝶ネクタイ型系統の遮断(全開全閉)
玉形弁(グローブ弁)球形流量調整
止水栓矩形+ハンドルメーター下流・器具直前
逆止弁(チェッキ弁)三角+仕切給水管の逆流防止

拡張セット valve_set_extra.jws

バルブ主な用途
ボール弁配管の遮断(小口径)
減圧弁高架水槽下流の圧力調整
電磁弁自動制御による開閉
空気抜弁配管最高所での空気排出
安全弁圧力過剰時の自動開放

背景: 住宅実務では「仕切弁・止水栓・逆止弁」の3種の登場頻度が高く、基本セットだけで住宅平面図の8〜9割は対応できます。拡張セットは小規模ビル・店舗の設備図で給湯系統に減圧弁・空気抜弁が必要になる場面で使ってください。

4. 水栓金具シンボル 3種

衛生器具との接続部で使う水栓金具の平面シンボルです。

ファイル種別主な配置場所
tap_kabetsuke.jws壁付水栓・壁付混合栓浴室・洗濯水栓・流し
tap_daitsuke.jws台付混合栓・カウンター水栓キッチン・洗面
tap_shower.jwsシャワー混合栓・サーモ水栓浴室シャワー

Tips: 水栓金具は1/100の住宅平面図ではほぼ表現せず、給排水位置マーク(後述)で代用する運用が一般的です。1/50の衛生設備図・キッチン詳細図・浴室詳細図で水栓位置を明示したい場合に、これらのシンボルを使います。

5. 量水器(水道メーター) 3種

敷地内の引込み口に設置する水道メーターのシンボルです。住宅標準口径の3種を1ファイルに同梱しています。

含まれる種別口径主な用途
13mmφ13単身向け・小規模住戸
20mmφ20標準住宅(最頻出)
25mmφ25大型住宅・二世帯・小規模店舗

背景: 住宅の標準は 20mm口径 で、戸建住宅・分譲マンション住戸の8割以上がこの口径です。13mmは単身向けマンション住戸・小規模アパート、25mmは二世帯住宅・大型住宅・小規模店舗で必要になります。配布版は3口径を1ファイルに同梱しているため、図形読込後に必要な口径以外を削除して使うか、属性変更で口径表記文字を書き換える運用です。

6. ガスメーター 3種

都市ガス・LPガスの引込み口に設置するガスメーターのシンボルです。住宅標準のN3〜N6型を1ファイルに同梱しています。

含まれる種別容量主な用途
N3型3 m³/h単身向け・コンパクト住宅
N4型4 m³/h標準住宅(最頻出)
N6型6 m³/h大型住宅・全電化以外の二世帯

PERSCの推奨: ガスメーターはガス給湯器の容量によって選定が変わります。16号給湯器ならN3〜N4、20号〜24号給湯器ならN4〜N6が目安です。配布版は3種を1ファイルに同梱しているため、住戸ごとに必要な容量に合わせて使い分けてください。

7. 排水桝 4種

屋外排水経路で使う桝類です。雨水・汚水・トラップ・インバートの4種を2ファイルに整備しています。

masu_uju_amu.jws

桝種主な用途サイズ展開
雨水桝屋根・敷地排水の集水φ150/φ200/φ300
汚水桝衛生器具排水の集合φ150/φ200/φ300

masu_trap_invert.jws

桝種主な用途サイズ展開
トラップ桝雑排水のトラップ封水φ150/φ200
インバート桝汚水流路の確保φ200/φ300

背景: 戸建住宅の屋外排水経路では、雨水桝(屋根からの雨水を集める)と汚水桝(トイレ・洗面・台所からの汚水を集める)の2系統が基本です。トラップ桝はキッチンや浴室の雑排水でトラップ機能を兼ねさせたい箇所に使います。インバート桝は汚水を滞留させずに流すための形状で、汚水系統の中継桝として配置します。住宅実務では φ200が最頻出 で、敷地境界寄りや本管接続前に φ300の合流桝 を配置するのが定石です。

8. 公共桝 masu_kokyo.jws

敷地境界部分に設置する公共桝(最終桝)のシンボルです。本管接続前の合流桝で、行政管理境界を示す重要な記号です。

規格サイズ用途
公共桝(合流式)φ300・φ350雨水・汚水を合流して本管接続
公共桝(分流式)φ300×2雨水・汚水を別経路で接続

Tips: 公共桝の位置は 行政の指定 に従う必要があります。地区によって「合流式」「分流式」が決まっており、配布版にはどちらにも対応できるよう2種同梱しています。実際の設計では、設置予定地の自治体の下水道管理者への事前確認が必要です。

9. 給湯器 2種(ガス・電気)

給湯系統の熱源機器シンボルです。ガス給湯器(瞬間式)と電気温水器(貯湯式)の2系統を整備しています。

kyuto_gas.jws

種別号数主な用途
ガス瞬間給湯器16号単身〜2人世帯
ガス瞬間給湯器20号標準住宅(最頻出)
ガス瞬間給湯器24号大型住宅・複数同時利用

kyuto_eco.jws

種別容量主な用途
エコキュート(貯湯ユニット)370L標準住宅(3〜4人家族)
エコキュート(貯湯ユニット)460L大型住宅・二世帯
ヒートポンプユニット共通貯湯ユニットとセット配置

PERSCの推奨: 給湯器は 平面図で外壁側の屋外 に配置するのが定番です。ガス給湯器(外壁掛け)は本体奥行が約240〜300mm、エコキュートは貯湯ユニットが直径600〜650mm(高さ1800〜2200mm)と大きいため、配置スペースを忘れないように平面図に落とし込んでください。エコキュートはヒートポンプユニット(エアコン室外機程度のサイズ)も別途屋外に配置が必要です。

10. ヘッダー(先分岐方式) header_4_6_8.jws

近年の住宅給水・給湯で標準化が進んでいる「さや管ヘッダー方式(先分岐方式)」のヘッダー本体シンボルです。

口数主な用途
4口単身向け・コンパクト住宅
6口標準住宅(最頻出)
8口大型住宅・水回り多い住戸

背景: 先分岐方式は、メーター下流から給水・給湯のヘッダーで分岐し、各衛生器具まで個別に「さや管」(樹脂管をさや管に通したもの)で配管する方式です。在来の鋼管・銅管による「先分岐」と区別して「ヘッダー方式」「さや管ヘッダー方式」とも呼ばれます。配管接続点を集約できるため、メンテナンス性・水量安定性に優れ、新築住宅の主流方式になっています。配布版のヘッダーシンボルは床下点検口付近に配置する想定で、4口・6口・8口の3バリエーションです。

11. 給排水位置マーク vent_kyusui_kyuyu_haisui.jws

平面図で衛生器具に隣接して配置する「給水・給湯・排水」の位置マークです。1/100の住宅平面図で水栓金具を省略する代わりに、これらのマークで位置を示します。

マーク記号デザイン
給水(水)円+「給水」または「水」文字 / 線色1(水色系)
給湯(湯)円+「給湯」または「湯」文字 / 線色9(橙系)
排水円+「排水」または「排」文字 / 線色8(赤系)
ガス円+「G」文字 / 線色4(黄系)

Tips: 給排水位置マークは、キッチン・浴室・洗面・トイレの各衛生器具に隣接して配置します。1/100の住宅平面図では、配管経路を細かく描くより「衛生器具のどこに給水・給湯・排水が来るか」を位置マークで示すほうが、施工側にとって読みやすい図面になります。配管経路の詳細は1/50の衛生設備図で別途展開してください。


使い方

背景: 以下の手順は配布物公開後の使い方を想定した予告です。配布パックは実機検証フェーズで整備中のため、現時点ではダウンロードリンクは未提供です。

使い方サマリー(全7ステップ)

#操作所要
1zipファイルをダウンロード30秒
2テンプレフォルダ(図形フォルダ)に解凍1分
3Jw_cadを起動して衛生設備図JWWを開く30秒
4「その他」→「図形」で図形読込ダイアログを開く数秒
5衛生設備図形集フォルダから目的のJWSをダブルクリック数秒
6設備図上で配置位置を左クリック(または右クリックで点読取り)数秒
7必要に応じて回転・線種変更・属性変更30秒〜1分

合計の初回セットアップ: 3分以内 で図形集が使える状態になり、1個の貼り付けは数秒で完了します。

手順1: zipファイルをダウンロード

PERSC編集部の配布ページから persc_equipment_sanitary_v1.0.0.zip をダウンロードします。ブラウザの保存ダイアログで「保存」をクリックすると、デフォルトでは「ダウンロード」フォルダに保存されます。

要確認: 配布ページのURL・ダウンロードボタンの位置は配布開始時にこの記事へ追記します。

手順2: 図形フォルダに解凍

ダウンロードした persc_equipment_sanitary_v1.0.0.zip右クリック → 「すべて展開」 で解凍します。展開先はJw_cadの図形専用フォルダが推奨です。

C:\JWW\figures\persc_sanitary\
  ├ 配管\
  │  ├ pipe_kyusui_legend.jws
  │  ├ pipe_kyuyu_legend.jws
  │  ├ pipe_haisui_legend.jws
  │  ├ pipe_tsuki_legend.jws
  │  ├ pipe_gas_legend.jws
  │  └ joint_elbow_tee_socket.jws
  ├ バルブ\
  │  ├ valve_set_basic.jws
  │  └ valve_set_extra.jws
  ├ 水栓\
  │  ├ tap_kabetsuke.jws
  │  ├ tap_daitsuke.jws
  │  └ tap_shower.jws
  ├ メーター\
  │  ├ meter_water_13_20_25.jws
  │  └ meter_gas_n3_n4_n6.jws
  ├ 桝\
  │  ├ masu_uju_amu.jws
  │  ├ masu_trap_invert.jws
  │  └ masu_kokyo.jws
  ├ 給湯\
  │  ├ kyuto_gas.jws
  │  ├ kyuto_eco.jws
  │  └ header_4_6_8.jws
  ├ 位置マーク\
  │  └ vent_kyusui_kyuyu_haisui.jws
  └ README.txt

Tips: Jw_cadには標準で「図形」フォルダが設定されており、「基本設定」→「一般(2)」タブの「図形ファイル」欄でパスを確認できます。標準のフォルダの直下、または別のお好みのパスに persc_sanitary フォルダを置けば、図形読込ダイアログから素早くアクセスできます。図形フォルダの初期設定は 図形フォルダのパス設定 ※準備中 を参照してください。

手順3: Jw_cadを起動して衛生設備図JWWを開く

衛生設備図のJWWファイル(または白紙の新規ファイル)をJw_cadで開きます。書込みレイヤを「衛生器具」「給水管」「排水管」など適切なレイヤに切り替えてください。

図面種別推奨レイヤ
給排水衛生設備図(1/100)設備_衛生グループのレイヤ運用
給排水衛生設備図(1/50・店舗ビル)同上+系統別レイヤ強化
平面図への給排水位置マーク追記意匠グループの「衛生器具マーク」レイヤ

レイヤ運用の全体像は 建築図面のレイヤ分け実践 を参照してください。設備図向けレイヤテンプレを使う場合は 設備図向けレイヤテンプレ配布 のGp.2「設備_衛生」のレイヤ運用がそのまま使えます。

手順4: 「図形」コマンドで図形読込ダイアログを開く

メニューバー「その他(A)」→「図形(Z)」をクリック、またはツールバー「その他(1)」の「図形」アイコンをクリックします。図形ファイル選択ダイアログが開きます。

起動方法操作
メニューバー「その他(A)」→「図形(Z)」
ツールバー「その他(1)」ツールバーの「図形」アイコン
ショートカットZ(カスタマイズ可)

図形読込コマンドの基本操作は 図形読込 を参照してください。

手順5: 衛生設備図形集フォルダから目的のJWSをダブルクリック

図形ファイル選択ダイアログで persc_sanitary フォルダに移動し、カテゴリ別の階層(配管/バルブ/水栓/メーター/桝/給湯/位置マーク)から目的のJWSファイルを ダブルクリック で選択します。

例: 量水器(水道メーター)20mmを敷地引込み口に貼り付けたい場合

  1. persc_sanitary\ フォルダに入る
  2. メーター\ フォルダに入る
  3. meter_water_13_20_25.jws をダブルクリック
  4. 配置後に20mm以外の口径記号を消去

選択後、コントロールバーに「書込レイヤに作図」と表示され、マウスポインタにメーター図形のプレビュー(仮配置)が表示されます。

手順6: 設備図上で配置位置を左クリック

設備図の シンボルを置きたい位置 にマウスポインタを移動し、左クリック で配置確定します。バルブ・メーター・桝のシンボルは シンボル中心点 が基準になっているため、管軸の上に直接配置しやすくなっています。

クリック種別動作
左クリックフリーポジションで配置(マウス位置で確定)
右クリック既存図形の点読取りで配置(管軸の交点等にスナップ)

PERSCの推奨: バルブ・メーター・桝の配置では 右クリックで点読取り を使うのが正確です。先に給水管・排水管の管経路を線で描いておき、その線上で右クリックすると、シンボル中心が管軸の上に正確に乗ります。点読取りの基本は 点・線端点の読取り を参照。

手順7: 必要に応じて回転・線種変更・属性変更

配置後の図形は通常の図形要素として編集できます。配管経路の方向に合わせてシンボルを回転したり、事務所標準の線色に合わせて属性変更したりします。

編集コマンド用途
回転「移動」→「回転」または基点指定回転管経路の方向にシンボルを向ける
線色変更「属性変更」事務所標準の線色慣例に合わせる
鏡像反転「反転」給湯器の左右対称配置
個別調整「移動」「消去」不要な口径記号を削除

注意: 配布版の配管シンボルは 管軸の真上に置く前提 で基準点を中心に設定しています。管軸からずれた位置に配置するとシンボルと管経路の関係が読み解きにくくなるため、配置前に管経路の線が引かれていることを確認してください。


カスタマイズ方法

線色を事務所標準に合わせる

配布版は給水=線色1(水色系)/給湯=線色9(橙系)/排水=線色8(赤系)/通気=線色3(緑系)/ガス=線色4(黄系)で作図しています。事務所標準が異なる場合の手順です。

  1. 貼り付けたシンボルを「範囲」で全選択
  2. メニューバー「編集」→「属性変更
  3. 線色・線種を事務所標準に変更
  4. 必要に応じて事務所版として再登録(図形登録 で別名保存)

詳しくは 属性変更 ※準備中 と 図形登録 を参照してください。

Tips: 線色慣例を頻繁に切り替える事務所では、配布版を事務所色に変換した状態で 別名のJWSとして再保存 しておくと便利です。例: valve_set_basic_office.jws のように _office サフィックスを付けて、案件ごとの切り替えコストをなくします。

線種凡例を1/100→1/50用に切り替える

配布版の線種凡例は 1/100基準 で長さ約100mm(1/100換算で実寸10m)に作成しています。1/50の設備詳細図で使う場合は半分の長さで描き直すか、配置後にパラメトリック変形で長さを縮小します。

  1. 配置済みの線種凡例を範囲選択
  2. パラメトリック変形」でX方向のみ50%に縮小
  3. 凡例文字の位置を「移動」で再配置

詳しくは パラメトリック変形 ※準備中 を参照してください。

バルブ・止水栓の口径表記を追加する

配布版のバルブシンボルは口径表記を含めていません(汎用化のため)。実施設計図で口径を明示したい場合の手順です。

  1. 配置済みのバルブシンボル隣接位置を確認
  2. 文字」コマンドで口径表記(例: φ20)を記入
  3. 文字色は管種の線色に合わせる(給水ならφ20を線色1)

PERSCの推奨: 住宅実務では、メーター直後の止水栓と各器具直前の止水栓に口径を明示するのが基本です。中間部分のバルブは凡例で口径ルールを示し、シンボルごとの個別表記は省略する運用が一般的です。1/100の平面図ではすべての口径を書き込まず、1/50の系統図で展開してください。

量水器・ガスメーターの口径を変える

meter_water_13_20_25.jws は3口径を1ファイルに同梱しています。実際の設計では使わない口径を消去します。

  1. 量水器シンボルを貼り付け(13・20・25mmの3種が並ぶ)
  2. 該当しない口径のシンボルを「範囲」で選択して 削除
  3. 必要な口径のシンボルだけを残す

ガスメーター meter_gas_n3_n4_n6.jws も同じ手順です。3口径同梱版にしている理由は「住戸ごとに口径が変わる集合住宅で、削除作業を1回で終わらせる」ためです。

排水桝のサイズ・記号を施工図向けに変更する

配布版の排水桝はφ150/φ200/φ300の3サイズ標準です。実際の現場でφ250など中間サイズが必要な場合の手順です。

  1. 該当桝シンボルを貼り付け
  2. パラメトリック変形」で円のサイズを変更
  3. 桝深さの数値表記を文字で書き換え

背景: 排水桝のサイズはJIS規格でφ150/φ200/φ300/φ400/φ450/φ500が標準で、住宅実務ではこのうちφ200とφ300の使用頻度が特に高くなっています。配布版もこの2サイズに重点を置いていますが、リフォーム既存撤去図などでφ250など非標準サイズに遭遇することはあるため、パラメトリック変形でのサイズ調整に対応しています。

給湯器の容量・サイズを変える

ガス給湯器 kyuto_gas.jws は16号/20号/24号の3容量を同梱、エコキュート kyuto_eco.jws は370L/460Lの2容量を同梱しています。容量変更は同梱版から不要な号数を削除する運用です。住宅外壁面に取り付ける外形寸法は次の目安で作図しています。

給湯器種別外形(W × H × D)重量目安
16号 ガス瞬間W520 × H600 × D250 mm約20kg
20号 ガス瞬間W520 × H600 × D250 mm約20kg
24号 ガス瞬間W550 × H650 × D260 mm約23kg
エコキュート 370Lφ630 × H1850 mm(貯湯ユニット)約80kg
エコキュート 460Lφ630 × H2150 mm(貯湯ユニット)約95kg

PERSCの推奨: 給湯器は 外壁側の地面・基礎部分 に設置するため、平面図では建物外形線の外側に配置します。ガス給湯器は外壁掛けがほとんどで配置スペースが小さいですが、エコキュートは貯湯ユニット+ヒートポンプユニットの2機構成で設置スペースを取るため、平面図への落とし込みでスペース確保を忘れないよう注意してください。

事務所オリジナルバリエーションの作成

配布版を叩き台にして、事務所オリジナルの衛生設備シンボル集を整備するのもおすすめです。

派生バリエーション例作り方
業務用大口径バルブ(DN50以上)基本セットを拡大して作図
浄化槽(5人槽・7人槽)矩形+管接続部で作図、別ファイルとして登録
中水・雨水利用システム配管色を変えて系統追加
業務用厨房グリーストラップ矩形+トラップ表記で別ファイル登録

事務所オリジナルバージョンとして整備したJWSは、持続可能なファイル名(例: office_valve_DN50.jws)で別名保存しておきましょう。


ライセンス・利用規約

要確認: 公開時のライセンス文言は最終確定前です。商用可・改変可・再配布不可の方針は維持予定ですが、細部は実機検証フェーズで確定します。

PERSC が配布予定の衛生設備図形集は、Ch.15 共通ライセンス方針に従って利用できる方針です。

利用可・不可の概要

項目可否
個人での作図・自宅でのCAD学習OK
設計事務所・工務店での商用利用OK
学校・職業訓練校での教材利用OK
改造して自社仕様にして社内利用OK
改造して納品図面に使用OK
配布物そのものを第三者へ再配布NG
配布物を自社サイトで配布NG
改造版を「自社オリジナル」と称して配布NG
配布物を販売・有償配布NG

詳細・最新方針は 配布物カタログTOP(PERSC素材ライブラリの使い方) のライセンス共通方針セクションを参照してください。

免責事項

  • 配布物は 「現状有姿」 で提供されます。動作不具合・互換性問題が発生してもPERSC編集部は責任を負いません
  • 配布物の寸法・線色・線幅は JIS製図通則および建築実務での慣習値 に基づいていますが、特定の規格・規則・確認申請要件への完全準拠を保証するものではありません
  • 確認申請・実施設計の最終図面では、所属事務所の図面規格・行政庁の指導に合わせて調整することをおすすめします

衛生設備図形集固有の免責補足

  • 配布版のシンボルは JIS A 0130(建築設備の図示記号)の慣例 に基づいていますが、特定地域・特定行政区の指定図示記号と完全一致を保証するものではありません。確認申請・実施設計の最終図面では、提出先の自治体・指定確認検査機関の凡例ルールを必ず確認してください
  • 排水桝・公共桝の配置・サイズは、設置自治体の下水道管理者の指定に従ってください

実務での使い方 ★PERSC独自

衛生設備図形集は、住宅から小規模ビル実務で次の5パターンの主要用途に対応します。それぞれの使い分けポイントを整理します。

パターン1: 戸建住宅の給排水衛生設備図(1/100)

戸建住宅の給排水衛生設備図(1/100)で、メーターから各衛生器具までの管経路と機器シンボルを配置する、最も標準的な使い方です。

項目
用紙A2 または A3(住宅実務の主流)
縮尺1/100
推奨ファイル線種凡例5本+ valve_set_basic.jwsmeter_water_13_20_25.jwsmasu_uju_amu.jws
レイヤ配置設備_衛生グループ(給水管・給湯管・排水管・通気管を別レイヤに)
配置時間図形読込で各シンボル数秒、設備図1枚で30〜60分

配置の流れ

  1. 平面図JWWに意匠の壁・建具・通り芯を背景表示として配置
  2. 書込みレイヤを「給水管」に切り替え、メーター位置から各衛生器具まで給水管経路を線で描く
  3. 線色を確認し、量水器・止水栓・止水栓のシンボルを図形読込で配置
  4. 同様に「給湯管」「排水管」レイヤで給湯器→各器具、各器具→桝→公共桝の経路を作図
  5. 排水桝・公共桝のシンボルを敷地境界沿いに配置
  6. 凡例欄に線種凡例5本を貼り付け
  7. 縮尺・線色・印刷チェック

PERSCの推奨: 1/100の住宅衛生設備図では、 管経路は単線表記 (太さ違いではなく線色・線種で区別)が読みやすく、図面密度も適切です。複線で管径ごとに線幅を変える表現は1/50以上の詳細図向けで、1/100では情報過多になります。配布版は単線表記前提で線種・線色を整備しています。

パターン2: 小規模ビル・店舗の給排水衛生設備図(1/50)

小規模ビル・店舗の給排水衛生設備図(1/50)で、店舗厨房・トイレ・洗面の系統を詳細に表現する用途です。

項目
用紙A1 または A2
縮尺1/50
推奨ファイル線種凡例5本+ valve_set_basic.jwsvalve_set_extra.jws +全水栓セット
レイヤ配置系統別にレイヤ細分化(給水主管・分岐管・止水栓位置を別レイヤに)
配置時間図形読込で各シンボル数秒、設備図1枚で1〜2時間

小規模ビル特有のポイント

  • 給水系統は メーター下流→主管→分岐管→各器具 の3階層に分けて作図
  • 排水系統は トラップ→雑排水→汚水合流→公共桝 の経路を線種で区別
  • 給湯系統は給湯器(ガス瞬間)またはエコキュートからの分岐で各器具へ
  • 通気管は破線で別経路に立ち上げ
  • 拡張バルブセット(減圧弁・空気抜弁)が必要になることあり

PERSCの推奨: 小規模ビル・店舗の衛生設備図では、住宅と異なり「系統数の多さ」が課題になります。配布版の 拡張バルブセット (ボール弁・減圧弁・電磁弁・空気抜弁・安全弁)はこの用途を意識した内容です。給湯系統が複雑になる場合は、ヘッダーシンボル header_4_6_8.jws で配管接続点を集約する設計が定石です。

パターン3: 戸建住宅の屋外排水経路図(1/100)

戸建住宅の屋外排水経路図(敷地内排水計画)で、屋根からの雨水と建物内からの汚水を桝で集めて公共桝まで導く経路を計画する用途です。

項目
用紙A2 または A3
縮尺1/100
推奨ファイルmasu_uju_amu.jwsmasu_trap_invert.jwsmasu_kokyo.jws
レイヤ配置排水管レイヤ+桝レイヤを意匠の敷地図と重ねる

配置の流れ

  1. 敷地図に建物外形・屋根伏せ・敷地境界線を作図
  2. 屋根からの雨樋落とし口に 雨水桝 を配置
  3. 衛生器具(キッチン・浴室・洗面・トイレ)の屋外取出し口に 汚水桝 または トラップ桝 を配置
  4. 雨水経路と汚水経路を別線で敷地境界の 公共桝 まで導く
  5. 桝間の管路勾配(1/100〜1/200)と各桝の深さを文字注記
  6. 公共桝への接続部は行政指定の凡例で表記

背景: 戸建住宅の屋外排水は、雨水と汚水を 別経路 で公共桝まで導く「分流式」と、敷地内の合流桝で合わせて公共桝に1経路で接続する「合流式」があります。地域・自治体の下水道管理者の指定によりどちらを採用するかが決まるため、配布版の masu_kokyo.jws には合流式・分流式の両対応版を同梱しています。

パターン4: 平面図への給排水位置マーク追記(1/100)

意匠の平面図に「給水・給湯・排水」の位置マークだけを追記して、衛生器具の配管接続位置を示す用途です。確認申請レベルの設計図書では、独立した衛生設備図を作らず平面図に位置マークだけ書き込む簡易表現を採用することがあります。

項目
用紙A2 または A3
縮尺1/100
推奨ファイルvent_kyusui_kyuyu_haisui.jws
レイヤ配置意匠グループの「衛生器具マーク」レイヤ(衛生器具と同レイヤで管理)

配置の流れ

  1. 意匠平面図でキッチン・浴室・洗面・トイレ等の衛生器具を配置済み状態
  2. 各衛生器具に隣接する位置に給水・給湯・排水のマークを図形読込
  3. 必要に応じてガスマーク(コンロ・給湯器接続部)も追加
  4. 文字注記でマーク種別を補足(混乱しないため)

Tips: 給排水位置マークだけを追記する簡易表現は、 意匠図と設備図を1枚に統合 したい中小事務所・小規模リフォームで便利です。マークを衛生器具と同レイヤで管理すれば、意匠変更時にマークが追従しやすくなります。本格的な設備図が必要な大型物件・申請物件では別途独立した衛生設備図を整備してください。

パターン5: リフォーム既存撤去図と提案図の並列表現

水回りリフォームで既存撤去図と新設提案図を並列で表現する用途です。

項目
用紙A3 横使い(左右に既存・提案を並列)
縮尺1/50 または 1/100
推奨ファイル既存と提案で同じJWSを使い、線色・線種で区別
表現既存=破線・グレー、提案=実線・カラー

リフォーム提案の流れ

  1. 既存図に配布版から既存メーター・既存桝・既存配管経路を配置
  2. 既存側の図形を範囲選択して 線種を破線に変更、または線色をグレーに変更
  3. 提案図に新設メーター・新設桝・新設配管経路を配置
  4. 提案側は実線・カラーで強調
  5. 撤去対象(既存ガス給湯器→エコキュート交換等)を矢印・吹き出しで説明

PERSCの推奨: 水回りリフォームでは「ガス給湯器→エコキュート交換」「単管式→ヘッダー方式更新」「樹脂管リフォーム配管」など、既存と提案で 設備方式そのものが変わる ケースが頻出です。配布版のヘッダーシンボル・エコキュートシンボルはこの用途で「提案側の新方式」を表現するのに最適化されています。

衛生器具本体の図形集との組み合わせ

衛生設備図形集(このページ)は配管シンボル・記号集で、衛生器具本体(便器・洗面・キッチン・浴槽など)はそれぞれ別の配布記事で整備しています。組み合わせて使うことで、住宅・小規模ビルの設備図一式が短時間で揃います。

衛生器具配布記事このページとの関係
キッチンキッチン図形集 配布キッチン本体+給排水位置マーク
浴室浴室図形集 配布 ※準備中ユニットバス本体+給排水・追焚配管
トイレトイレ図形集 配布 ※準備中便器本体+給水・排水位置
電気設備電気設備図形集 配布 ※準備中コンセント・スイッチ・配線

これらと組み合わせることで、住宅平面図の水回りエリア全体+衛生設備図1セットが短時間で整います。

設備図ワークフローとの関係

衛生設備図形集は、衛生設備図作成全体のワークフローでは「シンボル配置フェーズ」で使います。

フェーズ内容衛生設備図形集の使用
1. 意匠取り込み意匠図の壁・建具・通り芯を背景表示
2. 系統計画給水・給湯・排水・通気の経路計画(手書きラフ等)
3. 管経路作図線種・線色を切り替えて経路を線で作図
4. シンボル配置バルブ・メーター・桝・水栓を配置★ ここで配布版を活用
5. 凡例・記号表線種凡例・口径表・桝深さ表を整備★ 線種凡例ファイルを活用
6. チェック・出図線色・線幅・記号位置の確認、印刷出力

設備図向けのレイヤ運用は 設備図向けレイヤテンプレ配布 を参照してください。


つまずきポイント・対処 ★PERSC独自

Q: 図形読込でJWSを開いたら、画面上にシンボルが表示されない

→ 縮尺の不整合の可能性があります。書込みグループの縮尺と、貼り付けようとしている設備図の縮尺が大きく異なると、画面上で「点」のように小さく表示されてしまいます。

確認項目確認方法
設備図JWWの書込みグループ縮尺ステータスバーの縮尺表示
想定縮尺1/100(住宅)または 1/50(小規模ビル・店舗)
図形ファイル側の縮尺JWSは縮尺非依存。書込みグループの縮尺で表示される

書込みグループを 1/100 に設定してから図形読込を試してください。「全体表示」(Home キー)で全体を見渡すと、貼り付けた図形が見えるかも確認できます。

Q: 配管シンボルが線色2(黒)で表示されてしまう

→ 図形読込時に書込みレイヤの線色設定が「線色2」のままになっている可能性があります。配布版のシンボルは作図時に線色情報を持っていますが、書込みレイヤの設定が優先される場合があります。

  1. 書込みレイヤの線色を「書込線色」コントロールで管種に合わせて変更
  2. 例: 給水なら線色1(水色)、給湯なら線色9(橙)
  3. その後に図形読込でシンボルを貼り付け

線色の慣例は 線色標準 を参照してください。

Q: 配管経路の線が他のレイヤと混ざって見にくい

→ 設備図向けレイヤテンプレでは、給水・給湯・排水・通気を別レイヤで管理する前提です。レイヤ非表示・編集可能化を切り替えて、目的の系統だけ表示する運用にしてください。

確認すべき機能用途
レイヤ表示・非表示の切替給水だけ表示/排水だけ表示
編集可能レイヤの切替編集対象を1系統に絞る

レイヤ運用の応用は レイヤ状態切替 を参照。

Q: 量水器・ガスメーターの口径記号がすべて見えてしまう

→ 配布版の meter_water_13_20_25.jws は3口径(13・20・25mm)を1ファイルに同梱しているため、貼り付けた直後は3個並んで表示されます。実設計では使う口径を1つだけ残し、他の2つを範囲選択して削除してください。

ガスメーター meter_gas_n3_n4_n6.jws も同じ手順で、N3・N4・N6のうち該当しないサイズを削除します。

Q: バルブシンボルの向きが管経路と合わない

→ バルブシンボルは横向き(水平管軸)で作図されています。縦向きの管軸(立て管)に配置する場合は、貼り付け後に「移動」コマンドの回転オプションで90°回転させてください。

配置場面バルブ向き操作
横引き管(水平)そのまま図形読込→配置
立て管(垂直)90°回転移動コマンドの回転オプション
斜め管任意角度移動コマンドの基点指定回転で角度入力

Tips: 同じ向きのバルブを複数配置する場合は、最初の1個を回転して位置決めしたあと、 複写 コマンドで連続配置するほうが速いです。

Q: 排水桝の深さ表記をどう書けばよいか

→ 排水桝の深さは桝シンボル横に「H=○○○」または「GL-○○○」の形で文字注記します。桝深さの基準は GL(地盤レベル)から桝底までの距離 です。

桝種一般的な深さ
雨水桝(最浅部)GL-300〜500 mm
汚水桝(中間部)GL-500〜800 mm
公共桝(最深部)GL-800〜1500 mm

桝間の管路勾配(1/100〜1/200)に従って、上流から下流に向かって徐々に深くなる経路を計画します。

Q: 公共桝のサイズ・位置を自分で決めてよいか

→ 公共桝の位置は 行政の指定 に従います。下水道管理者(自治体)が指定する位置・サイズ・接続方式(合流式/分流式)に合わせる必要があります。事前に下水道管理者への相談・申請が必須です。

配布版の masu_kokyo.jws は最頻出の合流式・分流式の2バリエーションを同梱していますが、地域指定の独自シンボルがある場合はそれに合わせてカスタマイズしてください。

Q: 給湯器の配置位置はどこが正解か

→ 給湯器は 外壁側の屋外 に配置します。ガス給湯器(壁掛けタイプ)は外壁面に取付、エコキュートは貯湯ユニット+ヒートポンプユニットを地面に設置します。

給湯器種別配置場所配置スペース目安
ガス給湯器(壁掛け)外壁面W600 × D300 mm
エコキュート(貯湯ユニット)地面(基礎付近)円筒φ700 mm
エコキュート(ヒートポンプ)地面(貯湯ユニット隣接)W900 × D350 mm

配管経路と外壁の関係も合わせて確認してください。

Q: 通気管の経路をどう描けばよいか

→ 通気管は排水管トラップ封水を保護するための経路で、 建物の最高所 (屋根上)まで立ち上げて大気開放します。配布版の pipe_tsuki_legend.jws は破線・線色3(緑系)で表記する慣例に従っています。

通気管の作図ポイント:

  • トイレ・浴室・洗面の各排水経路から立て管で立ち上げる
  • 立て管は壁内またはパイプスペース(PS)内を通る
  • 屋根面で大気開放(伸頂通気)または立ち上げ高さを確保

詳細な通気経路の計算は設備設計士の知識領域になるため、配布版は線種凡例と経路マーキング用の基本シンボルに絞って整備しています。

Q: ヘッダー方式と先分岐方式の違いがわからない

→ 「先分岐方式」は給水主管から各衛生器具まで分岐を繰り返して配管する従来方式、「ヘッダー方式」(さや管ヘッダー方式)はヘッダー本体から各器具まで個別の樹脂管で配管する近年の主流方式です。新築住宅ではヘッダー方式が標準で、配布版の header_4_6_8.jws はこの方式に対応しています。

方式特徴配布版対応
先分岐方式(在来)鋼管・銅管で順次分岐線種凡例+バルブセットで作図
ヘッダー方式(さや管)樹脂管で個別配管header_4_6_8.jws を活用

新築住宅でヘッダー方式を採用する場合は、ヘッダー本体を床下点検口付近に配置して、各器具まで給水・給湯の2系統を個別配管する設計にしてください。

Q: 配布版を貼り付けたら、線色が事務所の標準と違っていた

→ 「カスタマイズ方法」の「線色を事務所標準に合わせる」を参照してください。配布版は最頻出の慣例(給水青/給湯橙/排水赤/通気緑/ガス黄)で作図しているため、事務所標準が異なる場合は属性変更コマンドで一括変更できます。

Q: 配布版のシンボルが地域指定の凡例と微妙にずれる

→ 衛生設備図の凡例ルールは行政地区・指定確認検査機関で微妙に異なります。配布版はJIS A 0130を参照した最頻出版ですが、提出先の指定凡例と異なる場合は その地区版に書き換え が必要です。書き換え後は事務所内で別名保存して、案件先地区別のシンボル集として整備してください。

Q: 図形フォルダの場所がわからない/変えたい

→ Jw_cadの図形フォルダは「基本設定」→「一般(2)」タブの「図形ファイル」欄で確認・変更できます。デフォルトは C:\jww\ 直下のフォルダが指定されていることが多く、ここに persc_sanitary フォルダを置くと図形読込ダイアログから素早くアクセスできます。詳しくは 図形フォルダのパス設定 ※準備中 を参照してください。

Q: ダウンロードしたJWSが他のJw_cadバージョンで開けない

→ 配布版は Jw_cad v8.x 系 で作成しています。v7.x など古いバージョンでは正しく読み込めない場合があります。古いバージョンを使い続ける必要がある場合は、 Jw_cadのインストール を参照して最新版へのアップデートを検討してください。

Q: メーカー(リクシル・TOTO・ノーリツ・リンナイ等)のCADデータをそのまま使ったほうが良いのでは?

→ 実施設計フェーズでは メーカー公式CADデータ との差し替えがおすすめです。配布版は「企画・基本設計・提案・打ち合わせ」フェーズで「とりあえず正しいシンボルで設備図を1枚仕上げる」用途に最適化されています。実施設計の最終図面では給湯器・水栓金具などはメーカーCADデータに差し替えてください。メーカーCADの活用は メーカー提供CADデータの活用 ※準備中 を参照。

Q: 配布版を別の事務所と共有したい

→ ライセンスで「再配布禁止」としていますので、別事務所と直接共有することはできません。代わりに、別事務所のメンバーに PERSC JOURNALのこの配布ページのURL を共有してください。ダウンロードは個別に行ってもらう運用です。事務所内(同じ事業所のメンバー間)での共有は問題ありません。

Q: 配布版のシンボルにない設備(浄化槽・グリーストラップ等)を追加したい

→ 配布版には浄化槽・業務用グリーストラップ・受水槽・高架水槽などの大型機器シンボルは含めていません。これらは個別の事務所オリジナル図形として作図・登録する想定です。「カスタマイズ方法」の「事務所オリジナルバリエーションの作成」を参考に、配布版を叩き台にして事務所版を整備してください。


関連項目


まとめ

  • 衛生設備図形集は 配管線種凡例5種・配管継手・バルブ基本/拡張・水栓金具3種・量水器・ガスメーター・排水桝4種・公共桝・給湯器2種・ヘッダー・給排水位置マーク の合計20本のJWS図形と README で構成
  • 住宅実務で最頻出は 線種凡例5本+ valve_set_basic + meter_water 20mm + masu_uju_amu の組み合わせ。これだけで戸建住宅の給排水衛生設備図の8割をカバー
  • 使い方は ダウンロード → 図形フォルダに解凍 → 衛生設備図JWWを開く → 図形読込 → 管軸の上に配置 の5ステップで、1個の貼り付けは数秒で完了
  • 1/100の住宅衛生設備図でも 1/50の小規模ビル・店舗設備図でも使えるよう、線色・線幅を中庸に調整。詳細図ではバルブ拡張セット・水栓金具シンボルが活躍
  • カスタマイズは 線色の事務所標準対応・凡例の縮尺切替・口径表記の追加・桝サイズの調整 の4パターンが定番
  • ライセンスは 個人・商用利用可・改造可・再配布NG で公開予定。実施設計フェーズではメーカー公式CADデータ・行政指定凡例との差し替えを推奨
  • 戸建住宅・小規模ビル店舗・屋外排水経路・平面図位置マーク追記・水回りリフォームの5パターンに対応
  • 本配布物は実機検証フェーズで整備中。同梱ファイル・README・ライセンス文言は公開前に最終確定します