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画面のスクロール(画面移動・パン操作)
このページでできるようになること
Jw_cadの作図ウィンドウで、倍率を変えずに画面の表示位置だけ動かす(パン・スクロール)操作ができるようになります。両ボタンクリックでの中央移動、Shift+両ボタンドラッグでの純スライド、矢印キーでの微調整など、目的に応じて使い分けられる状態を目指します。
背景: 拡大・縮小と違って、スクロールは「現在の倍率を保ったまま、見たい場所まで移動する」操作です。図面が大きいと、ズーム操作だけでは目的の場所にたどり着きづらいため、スクロール操作を組み合わせることで作業効率が大きく上がります。
このページの範囲: 画面の平行移動(パン・スクロール)に絞ります。拡大・縮小は 画面のズーム ※準備中、用紙全体表示は 全体表示・前倍率 ※準備中 を参照してください。
スクロール方法の早見表
| やりたいこと | 推奨操作 | 代替操作 |
|---|---|---|
| クリックした位置を画面中央に持ってくる | 両ボタンクリック(ドラッグなし) | — |
| 任意の方向に画面をドラッグでスライド | Shift+両ボタンドラッグ | Shift+左ドラッグ(要設定) |
| 上下左右に少しずつスクロール | 矢印キー(基本設定オン時) | — |
| マウスの両ボタン同時押しが苦手 | Shift+左ドラッグ(要設定) | ホイールボタンドラッグ |
Tips: 倍率を変えたいときと位置だけ変えたいときで、操作のキーが「Shiftあり/なし」で切り替わるのがポイントです。Shiftを押している間はズームしないと覚えておけば混乱しません。
両ボタンクリック ― クリック位置を画面中央へ
倍率を変えずに表示位置だけ動かしたい場合は、両ボタンを押した位置でそのまま離します(ドラッグしない)。クリックした位置が作図ウィンドウの中央になるよう、画面がスライドします。
画像準備中 — 両ボタンクリック前後の画面中央位置の比較
注意: ドラッグを少し動かしてしまうと別の機能(縮小・拡大など)が誤発動します。「動かさず即離す」を意識しましょう。
要確認: 両ボタンクリックと両ボタンドラッグの判定しきい値(何ピクセル動いたらドラッグと判定されるか)は実機で確認します。
Shift+両ボタンドラッグ ― 純粋な画面スライド
両ボタンドラッグはボタンを離した瞬間に拡大・縮小・全体表示などが発火するため、「離す前にカーソル位置を変えて誤操作した」ということが起こりがちです。
そこで、Shiftキーを押しながら両ボタンドラッグすると、機能の判定が止まり、純粋に画面のスライド(パン)として動作します。倍率は変えず、ドラッグした方向と距離どおりに表示範囲だけがスライドします。
画像準備中 — Shift+両ボタンドラッグでの画面スライド前後の比較
Tips: 大きな図面で「右上の隅から左下の隅へ視点を移したい」ような長距離移動はShift+両ボタンドラッグが最速です。両ボタンクリックで中央移動を繰り返すよりも一発で動けます。
Shift+左ドラッグでもスライドできる(要設定)
「設定」 →「基本設定」 →「一般(2)」タブの「Shift+左ドラッグで画面スライド」にチェックを入れると、Shiftを押しながら左ボタンだけのドラッグでもスライドできます。両ボタン同時押しが苦手な方はこちらの設定をおすすめします。
画像準備中 — 「一般(2)」タブの「Shift+左ドラッグで画面スライド」チェック項目
要確認: 「Shift+左ドラッグで画面スライド」項目の正式名称・所在タブ(一般(2) と記述)を実機で確認します。
Tips: ノートPC等で右ボタンが押しにくいマウスやトラックパッドを使っている方には、この設定がほぼ必須です。両ボタンドラッグの代替手段として常時オンを推奨します。
矢印キーでのスクロール(要設定)
「矢印キーで画面移動、PageUp・PageDownで画面拡大・縮小、Homeで全体表示にする。」(基本設定「一般(2)」タブ)にチェックを入れると、矢印キーで画面のスクロールができます。
| キー | 機能 |
|---|---|
↑ ↓ ← → | 画面のスクロール(矢印の方向に画面が動く) |
移動率の調整
同じ設定欄に「移動率(0.01〜1.0)」があり、矢印キー1回押しでどれだけ画面が動くかを調整できます。値が大きいほど大きく動きます。
要確認: 移動率の初期値・1回押しでの実際の移動量は実機で測定します。
詳しい有効化手順や他のキーボード操作は キーボード操作 ※準備中 を参照。
ホイールボタンドラッグでの代替
「ホイールボタンクリックで線色線種選択」(基本設定「一般(2)」タブ)にチェックが入っていない場合、ホイールボタン(マウス中央のボタン)を押しながらドラッグすると、両ボタンドラッグと同じ動作になります。Shift併用で純スライドモードにもなります。
Tips: 両ボタン同時押しが苦手な方や、ノートPCのトラックパッドで操作している方は、ホイールクリックの方が安定するケースもあります。
実務での使い方 ★PERSC独自
1. 中距離移動は「両ボタンクリック」で十分
「次に作業する場所」が画面内にあるなら、わざわざドラッグせずに両ボタンクリックで中央に持ってくるのが最速です。動きが少ないので疲れません。
2. 長距離移動は「Shift+両ボタンドラッグ」一発
平面図の端から端まで視点を移すなら、Shift+両ボタンドラッグで一発移動。両ボタンクリックを何度も繰り返すよりも遥かに速いです。
3. 微調整は「矢印キー」で
最終的な位置合わせは矢印キーが扱いやすいです。マウス操作で大きく動かして、矢印キーで微調整、という二段構えがバランスよく決まります。
4. Shift+左ドラッグは「ノートPC組」必須設定
トラックパッドや片手マウスで作業する場合、両ボタン同時押しが安定しにくいため、Shift+左ドラッグでのスライドを必ず有効化しておきましょう。
つまずきポイント・対処 ★PERSC独自
Q: 両ボタンクリックしたら画面が拡大・縮小されてしまう
→ クリック時にマウスがわずかに動き、両ボタンドラッグと判定されています。クリック時はマウスを完全に止めること、もしくはShift+両ボタンドラッグを使ってください。
Q: Shift+両ボタンドラッグでスライドしない
→ Shiftキーをドラッグ開始前に押し、ドラッグ終了まで離さないようにしてください。途中でShiftを離すと拡大・縮小の判定に切り替わります。
Q: 矢印キーを押しても何も起こらない
→ 初期状態では矢印キーでの画面移動はオフです。基本設定「一般(2)」の「矢印キーで画面移動、PageUp・PageDownで画面拡大・縮小、Homeで全体表示にする。」にチェックを入れてください。
Q: 矢印キーが効くがコマンドの数値入力ができなくなった
→ 矢印キー画面移動を有効化すると、コマンド実行中の数値入力欄でも矢印キーが画面移動になる場合があります。数値入力欄に明示的にカーソルを置く(クリックする)ことで切り分けてください。
Q: ホイールボタンドラッグでスライドしない
→ 「ホイールボタンクリックで線色線種選択」がONになっている可能性があります。基本設定「一般(2)」で外せばホイールボタンドラッグが両ボタンドラッグ代替として機能します。
関連項目
- 画面のズーム ※準備中 — 拡大・縮小・前倍率
- 全体表示・前倍率 ※準備中 — 用紙全体・倍率1.0リセット・マークジャンプ
- マウス操作の基本(左右クリック・ダブルクリック) ※準備中 — 両ボタンドラッグの基本
- キーボード操作 ※準備中 — 矢印キー有効化と他のキー操作
- 基本設定 一般(2) タブ ※準備中 — Shift+左ドラッグ・矢印キー設定
まとめ
- クリック位置を中央に: 両ボタンクリック(ドラッグなし)
- 任意方向へ純スライド: Shift+両ボタンドラッグ
- ノートPC等で両ボタン押しにくい場合: Shift+左ドラッグを有効化
- 微調整は 矢印キー(要設定)
- ホイールボタンドラッグは両ボタン代替手段
- ズーム・全体表示は別記事