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未検証

寸法設定(矢印・文字位置・単位・引出線)

このページでできるようになること

Jw_cadの「寸法設定」ダイアログで設定できる項目をひととおり理解し、寸法を作図する前に「矢印か点か」「文字位置は線間か線上か」「単位はmmかmか」「小数点以下を何桁出すか」「引出線記号「=」「-」をどう運用するか」を自分の事務所の標準に合わせて整えられるようになります。寸法コマンドを実行する前に1度だけこの設定を整えておくことで、寸法作図のたびに細かい修正を入れる手間がなくなります。

背景: 寸法設定はJw_cadのなかで「最も初期値のまま使うと違和感が出やすい」ダイアログのひとつです。建築実務では事務所ごとに「矢印スタイル・文字位置・小数桁数」のローカル標準があるため、初期値を一度きちんと理解したうえで、自社標準に書き換えてjwf(環境設定ファイル)に保存しておくのが一般的な運用です。


ダイアログの起動方法

経路操作
メニューバー「設定」→「寸法設定」
コントロールバー寸法コマンド実行中に「設定」ボタン

Tips: 寸法コマンドの実行中であれば、コントロールバー「設定」ボタンから同じダイアログを直接開けます。寸法を描きながら「単位がおかしい」「小数桁を変えたい」と気づいたときは、わざわざメニューに戻らず、その場でコントロールバーから開くのが速いです。

注意: ダイアログ上部の「OK」を押さずに「キャンセル」で閉じると変更内容は反映されません。値を試したいだけの場合は「キャンセル」で抜けるのが安全です。逆に意図して変えた場合は必ず「OK」で確定してください。


寸法設定ダイアログの全体像

「寸法設定」ダイアログは縦長で項目数も多いため、最初に全体像を押さえてから個別項目に進むと迷いません。大きく以下の8ブロックで構成されています。

ブロック設定対象主な用途
文字種・線色寸法値の文字種、寸法線・引出線・矢印の各色寸法のビジュアル全般
文字スタイルフォント・斜体・太字・全角・カンマ表現寸法値の見た目
矢印・端部矢印長さ・矢印角度・ソリッド有無・逆矢印突出線端の表現
寸法線・引出線位置寸法線と文字の間隔、引出線の突出寸法寸法線まわりの余白
単位・桁数寸法単位(mm/m)、単位表示、小数桁、丸め方数値表記の標準化
R・φ・角度半径/直径記号、角度単位、°表示有無円・角度寸法の表記
引出線位置の基準=(1) / =(2) / - 各モードのオフセット値引出線・寸法線の自動オフセット量
累進寸法・寸法図形累進寸法の基点円、寸法図形化、寸法線角度継続連動・効率化オプション

文字種・線色(寸法のビジュアル基礎)

寸法値の文字種と、寸法線・引出線・矢印(または点)の色を設定します。

項目入力意味
文字種類1〜10の番号寸法値に使う文字種。サイズ自体は基本設定「文字」タブで定義済み
フォントフォント名寸法値のフォント
寸法線色1〜9(9=補助線色)寸法線そのものの線色
引出線色1〜9(9=補助線色)寸法を補助する引出線の線色
矢印・点色1〜9(9=補助線色)寸法線端部の矢印または点の色

背景: 線色番号の意味(線色1=細線、線色3=太線など)は事務所ごとの線色運用ルールに依存します。寸法設定で「寸法線色」「引出線色」を何番にするかは、図面全体の線色運用と整合させる必要があります。詳しくは 線色運用ルール ※準備中 を参照してください。

Tips: 寸法値の文字サイズそのものはこのダイアログでは設定できません。文字種番号(1〜10)に紐付くサイズは 基本設定 文字 タブ で定義します。

補助線色(線色9)を使う場面

寸法線色や引出線色に「9(補助線色)」を指定すると、その線は画面に表示されても印刷されない扱いになります。下書きとして寸法を入れたいが印刷物には出したくない、という限定的な用途で使うことがあります。通常は線色1〜8のいずれかを使います。


文字スタイル(寸法値の見た目)

寸法値の文字スタイルを細かく整えるブロックです。

項目種別効果
斜体チェックONで寸法値が斜体(イタリック)
太字チェックONで寸法値が太字
全角文字チェックONで寸法値が全角数字
(,)をスペースチェックONで「1,000」が「1 000」に置換
(,)全角チェックONでカンマが全角「,」になる
(.)全角チェックONで小数点が全角「.」になる
寸法値の(,)表示「有」「無」桁区切りカンマの有無(有: 1,000 無: 1000)

PERSCの推奨: 建築図面では半角数字+桁区切りカンマありが標準です。「全角文字」「(,)全角」「(.)全角」はすべてOFF、「寸法値の(,)表示」は「有」、「(,)をスペース」もOFFが推奨設定です。

背景: 全角や全角カンマは、官公庁書類や一部の意匠系図面で「数値を強調したい」場合に使われることがあります。設備・構造図では基本的に半角推奨です。


矢印・端部(線端の表現)

寸法線端部の矢印形状と、点表示時の挙動を設定するブロックです。

項目入力意味
矢印 長さ数値(mm)矢印の長さ
矢印 角度数値(度)矢印の開き角度
ソリッドチェックONで矢印が塗りつぶし三角になる(中抜きでなく塗り)
逆矢印の寸法線突出寸法数値(mm)逆向き矢印(端部─<)使用時の寸法線突出量

矢印・逆矢印・点の切替(コントロールバー側)

矢印・逆矢印・点の3種類の切替は寸法コマンド実行中のコントロールバー「端部」ボタンで行います。クリックするごとに以下のように切り替わります。

端部─>(矢印)→ 端部─<(逆矢印)→ 端部●(点)

要確認: 「端部─>」「端部─<」「端部●」のラベル表記は実機で確認してください。バージョンによって表記が微妙に異なる可能性があります。

このコントロールバー側の選択肢の見た目(矢印長さ・角度・ソリッド有無)を整えるのが、寸法設定ダイアログ側の役割という関係です。

PERSCの推奨: 建築図面では**矢印(端部─>)が標準ですが、機械系の図面と並べる場合や、土木系の標準に合わせる場合は点(端部●)**を使うこともあります。事務所の標準を1つ決めてjwfに保存しておきましょう。

矢印サイズの目安

用途矢印 長さ矢印 角度ソリッド
一般建築(推奨)2.5〜3 mm15〜20°OFF(中抜き)
大判図面(A1〜A0)3〜5 mm15〜20°OFF
詳細図・縮尺大1.5〜2 mm15°OFF
強調したい矢印3 mm20°ON(塗り)

寸法線・引出線位置(線まわりの余白)

寸法線・引出線がどれくらい余白を持って描かれるかを設定します。

項目入力意味
寸法線と文字の間隔数値(mm)寸法線と寸法値(数字)の間の隙間
引出線の突出寸法数値(mm)引出線が寸法線をどれだけ越えて突き出るか
文字方向無補正チェックONで寸法値の文字方向が「始点→終点」の向きに固定(OFFは常に読みやすい向きへ自動補正)

文字方向無補正のON/OFF

状態挙動
OFF(初期値・推奨)寸法値が常に読みやすい向きに自動補正される(建築図面の標準)
ON寸法の始点→終点方向に寸法値が並ぶ(数字が逆さまになる場合あり)

PERSCの推奨: 建築図面ではOFF(自動補正)が読みやすさの観点で標準です。機械製図のJIS規定に厳密に合わせたい場合のみONを検討します。


単位・桁数(数値表記の標準化)

単位(mm/m)と小数点以下の桁数、丸め方を設定します。

項目入力意味
寸法単位mm / m寸法値の単位
寸法単位表示有 / 無寸法値の末尾に「mm」「m」を付けるか
小数点以下の0表示有 / 無「1.00」を「1」と省略するか(無で省略)
小数点以下 表示桁0 / 1 / 2 / 3小数点以下の桁数
小数点以下 表示桁以下四捨五入 / 切捨 / 切上表示桁を超える数値の丸め方

単位の使い分け

図面種類推奨単位
建築 平面図・断面図・詳細図mm
建築 配置図(敷地図)mm(敷地が広い場合のみ m を検討)
土木 全般m
機械製図mm

背景: 建築の現場ではすべて「mm」で寸法を扱うのが慣習です。配置図や測量図と組み合わせる場合のみ「m」表記が混在します。事務所内で「mm専用」と決めておくと寸法の取り違え事故が減ります。

小数桁数の使い分け

用途推奨桁数
平面図・立面図(mm単位)0桁(整数)
詳細図(mm単位)0〜1桁
配置図・敷地図(mm単位)0桁
配置図(m単位)2〜3桁
角度寸法0〜2桁(度分秒の場合は別途)

PERSCの推奨: 建築のmm寸法は基本「0桁(整数表記)」で揃えるのが標準です。1mm未満を表現したい詳細図のみ1桁を検討します。

「小数桁」コントロールバーとの関係

寸法コマンド実行中のコントロールバーには「小数桁」ボタンがあり、クリックするたびに 0 → 1 → 2 → 3 → 0 と切り替わります。これは寸法設定ダイアログ「小数点以下 表示桁」と連動しており、コントロールバー側で変更すると、ダイアログ側の表示桁数も書き換わります。

要確認: コントロールバー「小数桁」とダイアログ側「表示桁」の双方向連動の挙動は実機で確認してください。


R・φ・角度の表記

円・円弧・角度寸法に固有の設定です。

項目選択意味
半径(R)、直径(φ)前付 / 後付 / 無半径寸法の「R」、直径寸法の「φ」をどこに付けるか
角度単位度(°) / 度分秒角度の表示方式
度(°)単位追加 無チェック角度単位「度」のときに「°」記号を付けないようにする
小数点以下桁数(角度)0〜6角度値の小数点以下桁数

半径(R)・直径(φ)の表記パターン

設定半径30mmの円直径60mmの円
前付R30φ60
後付30R60φ
3060

PERSCの推奨: 建築標準は**前付(R30、φ60)**です。土木・機械系の規定に合わせる場合のみ後付・無を検討します。

角度単位の使い分け

用途推奨単位
建築(傾斜屋根の勾配以外)度(°)
測量図・敷地求積度分秒
機械製図度(°)

度分秒表記の例: 30°30'36"(30度30分36秒)

要確認: 度分秒表記の区切り文字('と")が半角か全角か、実機で確認してください。


引出線位置の基準(=(1) / =(2) / - のオフセット値)

寸法コマンドのコントロールバーには引出線位置の指定モードを切り替える「=」ボタンがあり、クリックするたびに以下のように切り替わります。

=(指示位置から作図)→ =(1)(オフセット1)→ =(2)(オフセット2)→ -(引出線指示なし)→ =

このうち「=(1)」「=(2)」「-」の各モードで使われるオフセット量を寸法設定ダイアログで設定します。

項目入力意味
引出線位置 指定[=(1)] 引出線数値(mm)=(1)モード時の引出線開始位置オフセット
引出線位置 指定[=(1)] 寸法線数値(mm)=(1)モード時の寸法線位置オフセット
引出線位置 指定[=(2)] 引出線数値(mm)=(2)モード時の引出線開始位置オフセット
引出線位置 指定[=(2)] 寸法線数値(mm)=(2)モード時の寸法線位置オフセット
指示点からの引出線位置 指定[-]数値(mm)-モード時の引出線位置(指示点からのオフセット)

各モードの使いどころ

モード動作使う場面
指示した位置に引出線・寸法線を作図自由配置
=(1)設定オフセット1を使って自動配置標準位置1(例: 寸法線まで5mm離す)
=(2)設定オフセット2を使って自動配置標準位置2(例: 詳細図用に2mm離す)
-引出線位置を指示せず、始点・終点から指定オフセットで自動配置引出線を簡略にしたい場合

Tips: =(1) と =(2) で 2 種類のオフセットパターンを登録しておけば、平面図用と詳細図用で「ボタン1回」で切り替えられます。事務所で2パターン使い分けるなら覚えておくと便利です。

要確認: 「引出線位置」「寸法線位置」のラベル表記、入力欄の並び順(引出線が上か寸法線が上か)は実機で確認してください。


累進寸法・寸法図形・継続オプション

ダイアログ下部の効率化系オプションです。

項目種別意味
累進寸法 基点円チェックONで累進寸法の基点位置に円が描かれる
累進寸法 円半径数値(mm)上記基点円の半径
累進寸法 文字高位置中心チェックONで累進寸法の文字が引出線位置に対して中心揃え
寸法線と値を【寸法図形】にするチェックONで寸法線と寸法値が連動する1つの図形になる(寸法図形化)
寸法図形を複写・パラメトリック変形等で現寸法設定に変更チェックONで寸法図形を複写・変形した際に現在の寸法設定で再描画
作図した寸法線の角度を次回の作図に継続するチェックONで寸法線の傾き設定がコマンド切替後も保持される
寸法をグループ化するチェックONで寸法線・引出線・寸法値・矢印が1つのグループ扱い

寸法図形化との関係

「寸法線と値を【寸法図形】にする」をONにしておくと、寸法を描いた瞬間にその寸法線と寸法値が1つの図形(寸法図形)として連動します。寸法線を伸ばすと寸法値も自動で書き換わるため、寸法の修正効率が大きく上がります。詳しい挙動と「寸法図形化」「寸法図形解除」コマンドそのものの解説は別ページで扱います。

要確認: 「寸法をグループ化する」項目はバージョンによって存在しない場合があります。実機で確認してください。


寸法コマンド側のコントロールバーとの対応

寸法設定ダイアログで定義する項目のうち、寸法コマンド実行中のコントロールバーで直接ワンクリック切替できるものがあります。一覧で対応関係を整理します。

コントロールバー切替肢対応するダイアログ項目
端部─> / ─< / ●矢印 長さ・角度・ソリッド、逆矢印突出
小数桁0 / 1 / 2 / 3小数点以下 表示桁
= / =(1) / =(2) / -引出線位置 指定[=(1)] / [=(2)] / [-] のオフセット
引出角0 / 30° / 45° / -45° / -30°(ダイアログ側に対応項目なし、コントロールバー専用)
半径 / 直径 / 円周 / 角度 / 累進モード切替(ダイアログの「累進寸法」「半径(R)、直径(φ)」と部分連動)

ダイアログの設定は「事務所の基本」、コントロールバーは「描きながらの一時切替」と理解すると、使い分けが整理しやすくなります。寸法コマンド本体の操作は別ページで扱います。


実務での使い方 ★PERSC独自

建築事務所の典型的な「寸法スタイル」

事務所ごとに「うちの寸法スタイル」が決まっていることが多くあります。PERSC編集部で典型例として紹介する組合せは以下のとおりです。

項目推奨設定(建築標準)備考
文字種類3文字サイズ約2〜2.5mm相当
寸法線色6細線(薄め)
引出線色6細線(薄め)
矢印・点色1または2細線(はっきり)
矢印 長さ2.5〜3 mmA3〜A2想定
矢印 角度15°スマートな矢印
ソリッドOFF中抜き矢印が一般的
寸法線と文字の間隔0.5 mmやや詰めると読みやすい
引出線の突出寸法0 mm突出させない(または1mm程度)
文字方向無補正OFF自動補正で読みやすく
寸法単位mm建築は基本mm
寸法単位表示「mm」を付けない(暗黙でmm)
小数点以下の0表示1.00→1
小数点以下 表示桁0整数表記
表示桁以下四捨五入標準的な丸め
半径(R)、直径(φ)前付R30 / φ60
角度単位度(°)一般的
寸法線と値を【寸法図形】にするON寸法修正効率が上がる
寸法をグループ化するON(バージョンに項目があれば)寸法のまとまりを保持

PERSCの推奨: 上記はあくまで一例です。事務所内で統一した寸法スタイルをjwfに保存しておくと、新人スタッフのPCに配布したり、別案件で使い回したりするときに「ワンクリックで自社標準を再現」できます。詳しくは 環境設定ファイル(jw_win.jwf) ※準備中 を参照してください。

平面図用と詳細図用で2種類のjwfを使い分ける

平面図と詳細図では寸法スタイルを変えたい場面が多くあります。

項目平面図用詳細図用
矢印 長さ3 mm1.5 mm
寸法線と文字の間隔0.5 mm0.3 mm
小数点以下 表示桁01
=(1) 引出線オフセット5 mm2 mm
=(2) 引出線オフセット10 mm3 mm

平面図用と詳細図用で2つのjwfを用意しておけば、案件の途中で「詳細図フェーズに入った」タイミングで設定ファイルを切り替えるだけで寸法スタイルが切り替わります。

寸法図形化をONにした運用

「寸法線と値を【寸法図形】にする」をONにしておくと、寸法を描いた瞬間に寸法線と寸法値が連動します。後から寸法線を伸縮するだけで寸法値も自動で書き換わるため、修正の手間が大きく減ります。

状態修正手順
寸法図形化OFF寸法線を伸ばす → 寸法値を文字編集で手で書き換え
寸法図形化ON寸法線を伸ばす → 寸法値が自動で書き換わる

PERSCの推奨: 建築実務では寸法図形化ONが標準です。OFFのまま運用すると寸法線と寸法値の不一致事故(記載寸法と実寸が違う)が起きやすくなります。詳しくは 寸法図形化・解除 ※準備中 を参照してください。

引出線記号「=」「-」を使い分ける運用

寸法コマンドのコントロールバー「=」ボタンで切り替えられる「=」「=(1)」「=(2)」「-」のうち、事務所の標準として2つを決めておくのが現実的です。

パターン推奨
平面図=(1)(オフセット5mm)で標準位置に自動配置
詳細図=(指示位置でその場作図)で柔軟配置
寸法を密に詰めたい-(引出線指示なし)でコンパクトに

寸法設定ダイアログで「=(1)」のオフセット量を事務所標準に設定しておけば、コントロールバーで=(1)を選ぶだけで「いつもの位置」に寸法が並びます。

半径(R)・直径(φ)記号の付け方は事務所標準を1つに

R・φ記号の「前付/後付/無」は、案件途中で混在すると図面の品質が落ちます。事務所内で1つに統一し、jwfに保存しておきましょう。建築標準は**前付(R30、φ60)**です。


つまずきポイント・対処 ★PERSC独自

Q: 寸法を描いたら数値が「mm」付きで出てしまう

→ 寸法設定ダイアログ「寸法単位表示」を「無」に変更してください。建築図面は暗黙でmm単位のため、数字だけで「mm」を省略するのが標準です。

Q: 寸法値の小数点以下が「.00」と出てしまう

→ 「小数点以下の0表示」を「無」に変更してください。「1.00」が「1」と省略表示されます。

Q: 配置図でmからmm表記に変えたら桁数が増えすぎた

→ 「小数点以下 表示桁」を「0」に変更してください。「12.345 m」が「12345 mm」のように整数表記になります。

Q: 矢印が小さすぎて見えない

→ 「矢印 長さ」を 2.5〜3 mm に増やしてください。A3図面なら3mm、A4詳細なら2mm程度が読みやすい目安です。「矢印 角度」も15〜20°が標準です。

Q: 寸法線と寸法値が重なって見にくい

→ 「寸法線と文字の間隔」を 0.5〜1 mm に設定してください。間隔を空けすぎると寸法値が線から離れすぎてしまうので、0.5mm程度がバランスの取れた値です。

Q: 引出線が寸法線より長く突き出てしまう

→ 「引出線の突出寸法」を 0 mm に設定してください。1mm程度だと「線の端がスッと止まらない」見た目を避けつつ、突出も最小限にできます。

Q: 寸法線を伸ばしても寸法値が変わらない

→ 「寸法線と値を【寸法図形】にする」のチェックがOFFのまま寸法を作図したためです。すでに描いた寸法を寸法図形化するには、別途「寸法図形化」コマンドで一括変換できます。詳しくは 寸法図形化・解除 ※準備中 と トラブルシュート: 寸法線を伸縮しても寸法値が連動しない ※準備中 を参照してください。

Q: 半径寸法に「R」が付かない / 直径寸法に「φ」が付かない

→ 「半径(R)、直径(φ)」のラジオボタンが「無」になっています。「前付」または「後付」に変更してください。建築標準は前付(R30、φ60)です。

Q: 角度の小数点以下を細かく出したい

→ 「角度単位」が「度(°)」になっていることを確認したうえで、「小数点以下桁数(角度)」を 1〜6 の範囲で増やしてください。測量系の精度が必要な場合は「度分秒」表示も検討します。

Q: 寸法値が逆さまに描かれてしまう

→ 「文字方向無補正」のチェックをOFFにしてください。ONになっていると「始点→終点」の方向に文字が並ぶため、向きによっては逆さまに見えます。建築標準はOFFです。

Q: 設定を変更したのに、すでに描いてある寸法に反映されない

→ 寸法設定はこれから描く寸法に対して有効になります。すでに描いてある寸法に反映させるには、その寸法を消去して描き直すか、寸法図形であれば「寸法図形を複写・パラメトリック変形等で現寸法設定に変更」をONにしたうえで再配置します。

Q: 寸法設定がjwfに保存されない

→ Jw_cadを正常に終了しないと設定がjw_win.jwfに保存されない場合があります。メニューバー「ファイル」→「Jw_cadの終了」で正規終了する習慣をつけましょう。詳しくは トラブルシュート: 設定が保存されない ※準備中 を参照してください。


関連項目


まとめ

  • 寸法設定はメニューバー「設定」→「寸法設定」、または寸法コマンド中のコントロールバー「設定」から開ける
  • 設定項目は8ブロック構成(文字種・線色/文字スタイル/矢印・端部/寸法線位置/単位・桁数/R・φ・角度/引出線オフセット/累進・寸法図形化)
  • 建築標準はmm・整数表記・mm単位非表示・矢印スタイル・前付R/φ
  • 「寸法線と値を【寸法図形】にする」はONが推奨(寸法線と寸法値の連動で修正効率アップ)
  • コントロールバー側の「端部」「小数桁」「=」ボタンは、ダイアログで定義した値をワンクリックで切り替えるためのスイッチ
  • 事務所標準を整えたらjwfに保存して、別PC・新人配布・案件横断で「ワンクリック復元」できる状態にしておく