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未検証

基本設定 文字 タブ

このページでできるようになること

メニューバー「設定」→「基本設定」を開いて表示される 「文字」タブ で、図面に書き込む文字の 大きさ・間隔・色を文字種1〜10ごとに定義 し、書込み文字種変更ダイアログで使うフォントや書式を設定できるようになります。室名・寸法値・面積記入・タイトルブロックといった建築実務でよく出てくる文字を、いちいち手動でサイズ指定しなくても番号を選ぶだけで切り替えられる状態に整えます。

背景: Jw_cadの文字は、線色と同じく「番号で属性を管理する」設計です。文字種1〜10という10個の番号にあらかじめサイズ・間隔・色を割り当てておき、現場では番号を選ぶだけで揃った文字が打てる仕組みになっています。事務所単位で「文字種3は室名」「文字種5は寸法値」といった運用を決めておくと、図面の見た目が機械的に統一されます。


起動方法

「文字」タブは「基本設定」ダイアログの中の1タブとして表示されます。基本設定ダイアログ自体の起動方法は以下のとおりです。

方法操作
メニューバー「設定」→「基本設定」
ツールバー「設定」ツールバー内の「基設」ボタンをクリック

ダイアログが表示されたら、上部のタブ一覧から「文字」をクリックして切り替えます。

Tips: タブを切り替えたあとに「OK」を押さず「キャンセル」で抜ければ、変更内容は反映されません。値をいじりすぎて元に戻せなくなったら、まずは「キャンセル」で抜けるのが安全です。

要確認: 基本設定ダイアログ全体の俯瞰(8タブの構成・タブ間の役割分担)は基本設定の起動と全タブ概要 ※準備中 で扱います。


「文字」タブの全体像

「文字」タブは大きく分けて以下のブロックで構成されています。最初に全体像を押さえてから、各ブロックの詳細に進むと迷いません。

ブロック設定対象主な用途
文字種1〜10各文字種の横幅・縦幅・間隔・色No.・使用文字数文字サイズの「定型10種」を定義
既に作図されている文字のサイズも変更するチェックボックスと変更基準点文字種設定変更を既存文字にも適用するか
日影用高さ・真北、2.5D用高さ・奥行きの文字サイズの種類指定(1〜10)数値入力(1〜10)日影図・2.5Dで使う文字サイズの紐付け
文字の輪郭を背景色で描画チェックボックス文字輪郭の背景塗り(線と重なる場所の視認性向上)
文字(寸法図形、ブロック図形)を最後に描画チェックボックス描画順の制御
文字列範囲を背景色で描画チェックボックスと「範囲増寸法」文字背面を背景色で塗ってマスクする

要確認: 上記の項目名と並び順は実機で正確に確認します。バージョンによって項目位置が前後する場合があります。


文字種1〜10の設定(横・縦・間隔・色No.)

「文字」タブの大半を占めるのが、文字種1〜10の表です。各文字種ごとに横幅・縦幅・文字の間隔・色を数値で設定します。

入力欄の意味

入力する内容単位
横(幅)全角文字の横幅mm
縦(高さ)全角・半角共通の文字高さmm
間隔文字と文字の間隔mm
色No.表示・印刷時に使う線色番号1〜9
使用文字数そのファイル内で使われている文字数(読み取り専用)

背景: 「横」と「縦」を別々に指定できるのは、Jw_cadが「縦長文字」「横長文字」もそのまま許容しているためです。たとえば横3mm × 縦5mm のような縦長文字をタイトル用に登録しておく、といった運用が可能です。

色No. と線色の対応

「色No.」の数値は色・画面タブで設定した線色とリンクしています。

色No.対応する線色
色No.1〜8線色1〜8
色No.9補助線色

たとえば色No.5を指定すると、その文字種で書いた文字は線色5の色(画面要素・プリンタ出力要素ともに線色5の設定値)で表示・印刷されます。色No.9(補助線色)を選ぶと、画面には表示されますが印刷されません

Tips: 「下書き用の文字を印刷したくない」場合は色No.9を割り当てた専用文字種を1つ確保しておくと便利です。寸法案・配置検討メモなどを補助線色で書いておけば、印刷漏れを気にせず納品図面を出せます。

使用文字数欄の使いどころ

「使用文字数」列には、現在開いているファイルで各文字種が何回使われているかが集計されます。テキストボックスへの入力はできず、表示専用です。

Tips: この欄を見ると、自分が「実際にはどの文字種を多用しているか」がひと目でわかります。0回のままの文字種があれば、そこに新しい用途を割り当てる、あるいは未使用のまま残しておく、といった判断材料になります。

任意サイズの扱い

文字種1〜10以外のサイズで書きたいときは、書込み文字種変更ダイアログ(後述)の「任意サイズ」欄でその都度サイズ・色を指定できます。「文字」タブで定義した1〜10は「定型サイズ10種類」、任意サイズは「その場限りのサイズ」と棲み分けて使い分けます。


既に作図されている文字のサイズも変更する

文字種の横・縦・間隔を変更したとき、その文字種で既に作図されている文字にも変更を反映するかを選ぶチェックボックスです。

状態挙動
OFF(初期値)文字種設定変更時、既存の同じ文字種で書かれた文字は 「任意サイズ」 に切り替わる
ON文字種設定変更時、その文字種で書かれた既存の文字も 新しいサイズに揃う

ONにすると、すぐ右に「変更基準点」の選択欄が表示されます。文字サイズが変わるとき、文字のどの位置を固定(基準)にしてサイズを変更するかを「左・中・右」「上・中・下」の組合せ9点から選びます。

注意: ONのまま文字種設定を変更すると、図面上のすべての該当文字が即座にサイズ変更されます。図面が完成段階に入ってから文字種を触るときは、まずOFFのまま試して、必要に応じてONに切り替えるのが安全です。

背景: OFFの場合に文字が「任意サイズ」になる仕様は、「あとから設定をいじっても、すでに描かれた文字には影響を与えたくない」という方針です。逆にONは「設定こそが正、図面はそれに従って書き換える」という方針で、運用ルールを明文化したい事務所向けの挙動です。


日影用高さ・真北、2.5D用高さ・奥行きの文字サイズの種類指定(1〜10)

日影図コマンドや2.5Dコマンドで自動生成される文字(高さ・真北・奥行き寸法等)について、上記で設定した文字種1〜10の どの番号のサイズで描くか を指定する欄です。

項目入力する数値
日影用高さ・真北文字種番号(1〜10)
2.5D用高さ・奥行き文字種番号(1〜10)

背景: 日影図・2.5Dで自動配置される文字は、図面の他の要素と比べて埋もれがちになります。ここで明示的に文字種を割り当てておけば、たとえば文字種8(タイトル用の太字)を指定して目立たせる、文字種5(寸法値用の細字)に揃えて控えめにする、といった調整が一括で効きます。

Tips: 文字種番号を指定しても、自動描画される文字の 作図種類自体は「任意サイズ」扱い になります。サイズの数値だけが文字種から借りられるイメージです。後から個別に編集することもできます。


文字の輪郭を背景色で描画

チェックを入れると、画面上の文字の 輪郭が背景色で描画 されます。線が通っている上に文字を重ねて配置したとき、文字と線が混ざって読みづらくなるのを防ぐ仕組みです。

状態挙動
OFF(初期値)文字は通常の塗り。背景の線とそのまま重なる
ON文字の輪郭が背景色で縁取られ、文字と線の重なりが避けられる

Tips: 寸法線の上に寸法値を載せるときに、寸法線が文字を貫通して見づらくなるのを抑えられます。ただしこの設定は 画面表示のみ に影響し、印刷物には反映されません。印刷時の文字背後マスクは下の「文字列範囲を背景色で描画」を使います。


文字(寸法図形、ブロック図形)を最後に描画

チェックを入れると、画面の描画順で 文字(および寸法図形・ブロック図形)が最後に描かれる ようになります。線・円より文字を後に描くため、線と文字が重なる箇所で文字が手前に出て読みやすくなります。

Tips: 線が密集している部分に寸法値を打ち込むことが多い建築図面では、この設定をONにしておくと文字が常に上に来て可読性が安定します。寸法ごとに「白塗りで隠す」処理をしなくても済むケースが増えます。

背景: 描画順の制御は「色・画面」タブの「画像・ソリッドを最初に描画」(一般(1))とも関連します。総じて「重要な情報を最後に描いて手前に出す」のが図面表現の基本姿勢です。


文字列範囲を背景色で描画 と 範囲増寸法

文字列の 範囲(外接矩形)を背景色で描画 する設定です。チェックを入れると、文字の四角い範囲が背景色で塗りつぶされ、文字の背景にあった線・ハッチングが文字部分でマスクされます。

状態挙動
OFF(初期値)文字背後の線・ハッチがそのまま透けて見える
ON文字の範囲が背景色で塗られ、背後の要素が隠れる

ONにすると、すぐ下にある「範囲増寸法(−1〜10mm)」の数値が有効になります。文字サイズより少し広い範囲を背景色で塗りたい場合の余白量を mm単位 で指定します。

数値効果
0文字の外接矩形ぴったりで背景色塗り
正の値(1〜10mm)文字の四方にその数値分の余白を加えて背景色塗り
負の値(−1)文字より一段狭い範囲で背景色塗り

PERSCの推奨: 室名や面積記入を ハッチング(仕上げ表現)の上に重ねる 場面では、この設定をONにして範囲増寸法を1〜2mm程度にしておくと、文字の周囲に程よく白抜きの余白が確保されて読みやすくなります。

要確認: この設定が印刷時にも反映されるか(画面のみか)は実機で確認します。「文字の輪郭を背景色で描画」(画面のみ)との挙動差を観察します。


フォントの設定はどこにあるか

「文字」タブには 使用フォントを直接選ぶ欄はありません。フォントの選択は、ここで定義した文字種を実際に使うときの 「書込み文字種変更ダイアログ」 で行います。

書込み文字種変更ダイアログの開き方

文字コマンドのコントロールバー左端にある 書込み文字種ボタン をクリックすると、書込み文字種変更ダイアログが表示されます。

設定項目内容
文字種番号(1〜10)「文字」タブで定義したサイズの中から選択
任意サイズ文字種1〜10にない大きさをその場で指定
フォントTrue Type フォントから選択(明朝・ゴシック等)
斜体文字を斜めに傾けて描画
太字文字を太く強調
角度継続直前の文字角度を継続
フォント読取既存文字を選択した時にフォントを読み取って入力欄へ反映

設定値はどう保持されるか

書込み文字種変更ダイアログでフォントを変更すると、その設定は 次に書込み文字種を切り替えるまでの「現在の書き込み属性」 として保持されます。「文字」タブの文字種1〜10そのものに恒久的にフォントを紐付ける欄ではない点に注意します。

背景: フォント設定が「文字種」ではなく「書込み属性」側にある設計のため、同じ文字種3でも明朝で打つこともゴシックで打つこともできます。文字種は「サイズと色のテンプレート」であり、フォントは「その時の選択」と覚えておくと混乱しません。

Tips: フォントを毎回切り替えるのが手間な場合は、環境設定ファイル(jw_win.jwf)でデフォルトフォントを指定する方法もあります。詳しくは環境設定ファイル ※準備中 を参照してください。

明朝・ゴシック切替の指針

Jw_cadは Windows にインストールされている True Type フォント を一覧から選べます。一般的な指針は以下のとおりです。

用途推奨フォント例
図面本文・室名・寸法値MS ゴシック / Yu Gothic UI / Meiryo UI
表題・図面タイトルMS 明朝 / Yu Mincho(やや格式を出したいとき)
注記・小文字MS Pゴシック(プロポーショナル可で詰めて表示)

PERSCの推奨: 建築実務の本文は ゴシック系 で統一するのが視認性・印刷再現性の点で安全です。明朝系は線の太さが場所によって変わるため、細かい寸法値だと印刷時に潰れて読めなくなる事故が起きやすくなります。


文字基点の確認(基点設定ダイアログ)

「文字」タブには文字基点を設定する欄もありません。基点設定は文字コマンドのコントロールバー 「基点」ボタン から開く文字基点設定ダイアログで行います。

基点位置の9点

縦\横
左上中上右上
左中中中右中
左下中下右下

「文字位置を指示する点」が、文字の四角形のどこにあたるかをこの9点から選びます。

周囲線・ずれ使用

基点設定ダイアログには以下のオプションも並びます。

項目効果
ずれ使用基点位置からのずれ量(X・Y)を指定できる
下線作図文字の下に下線を作図
上線作図文字の上に上線を作図
左右縦線文字の左右に縦線を作図

3つすべてにチェックを入れると、文字を四角で囲む形になります。

Tips: 室名と面積を「上線・下線・左右縦線」で囲って タイトル枠付きの文字 にできるため、室名表記が見やすくなります。詳しい使用例は文字基点・周囲線(下線・上線・左右縦線) で扱います。


書込み文字種の確認方法

現在「書込み文字種」が何番に設定されているかは、文字コマンド実行中のコントロールバー左端のボタン表示でいつでも確認できます。

表示例意味
[5] W=2.5 H=2.5 D=0.5 (8)文字種5、横2.5mm、高2.5mm、間隔0.5mm、色No.8
[ 任 ] W=4.0 H=4.0 D=0.5 (3)任意サイズ、横4.0mm、高4.0mm、間隔0.5mm、色No.3

数字部分は「文字」タブで設定した値がそのまま表示されます。書込み文字種を切り替えたい場合は、このボタンをクリックして書込み文字種変更ダイアログから選び直します。

要確認: コントロールバー左端の表示フォーマット(W/H/D/(色)の表記順序)は実機で確認します。バージョンによって略号が異なる場合があります。


文字種設定の参考プリセット

「文字種1〜10にどんな数値を入れるか」は事務所のルール次第ですが、新規ユーザー向けに 建築実務での出発点となる典型例 を1パターン紹介します。

文字種横×縦(mm)間隔(mm)色No.主な用途
12.0 × 2.00.55引出線の補足注記・小さい記号
22.5 × 2.50.55寸法値(細字)
33.0 × 3.00.55寸法値(標準)
43.5 × 3.50.55室名(小)
54.5 × 4.50.57室名(標準)
66.0 × 6.00.57面積記入・部屋番号
78.0 × 8.01.08図面タイトル(小)
810.0 × 10.01.08図面タイトル(中)
914.0 × 14.01.58図面タイトル(大)
104.0 × 4.00.59補助線色での下書き文字(印刷されない)

PERSCの推奨: 最初は上記のような「文字サイズが昇順に並ぶ」構成にしておくと、現場で 数字が大きいほど目立つ文字 という直感が成り立つので運用が安定します。寸法値・室名・タイトルといった用途ごとの文字サイズ設計は文字サイズ標準 ※準備中 で詳しく扱います。

背景: 上記はあくまで一例で、出力する図面の縮尺と用紙サイズに応じて変わります。1/100 の住宅平面図と 1/30 の詳細図では、文字種に入れるべき数値も変わってきます。設計事務所では用紙サイズ × 縮尺ごとに jwf を使い分けるパターンも見られます。


設定値をjwf(環境設定ファイル)に保存して共有する

「文字」タブで詰めた文字種1〜10の設定は、環境設定ファイル(jw_win.jwf)に保存 しておくと、別PCに移したり、新人スタッフのPCに配布したりするときに「ワンクリックで自社標準の文字種を再現」できます。詳しくは以下のページを参照してください。


実務での使い方 ★PERSC独自

文字種番号で「用途」を機械的に管理する

設計事務所で図面の文字を統一するには、「文字種番号 = 用途」を社内ルールで決める のがもっとも軽量で安定します。例えば以下のような割当てです。

文字種用途固定担当者の判断不要
文字種2寸法値(細字、1/100スケール用)サイズ・色を考えなくていい
文字種3寸法値(標準、1/50用)同上
文字種5室名同上
文字種6面積記入同上
文字種8図面タイトル同上
文字種10下書き・検討メモ(補助線色)印刷されないので残してもOK

このルールを jwf に固めておけば、新人が入っても「室名は文字種5」と覚えるだけで、サイズ・色・間隔の細かい数値を気にせず統一感のある図面が描けます。

1/100スケールを基準に文字種をmm数値で設計する

「文字種に何mmを入れるか」を考えるときは、最終的に印刷される図面の用紙上での文字高さ から逆算するのが実務的です。

たとえば1/100スケールの住宅平面図で、印刷時に文字高さ3mmで読ませたい寸法値があったとします。Jw_cadの文字サイズはあくまで mm単位の実寸(紙上のサイズ) で指定するため、文字種の縦欄に「3.0」と入れればそのまま印刷時3mmで出ます。寸法線・寸法値・室名がスケールに応じて自動で大きさが変わる仕組みではない点に注意します。

背景: スケールが変わったときに文字サイズも連動して変える運用にしたい事務所では、縮尺設定 ※準備中 の「文字サイズ変更連動」設定と組み合わせて運用します。標準設定では「mm数値はそのまま、紙上のサイズ」となります。

寸法値・室名・面積記入の使い分け例

建築実務でよくある3用途について、文字種の設計指針を整理します。

用途推奨文字種サイズの目安(1/100スケール、紙上)色(線色番号)備考
寸法値文字種2 or 3横2.5×縦2.5 〜 横3.0×縦3.0線色5(寸法用)行間1.5〜2倍で連続記入時の読みやすさを確保
室名文字種5横4.5×縦4.5線色7(文字大用)上線・下線・左右縦線でタイトル枠化も検討
面積記入文字種6横6.0×縦6.0線色7室名と上下に並べる時はサイズを一段大きくして主従を出す

PERSCの推奨: 寸法値・室名・面積記入の3用途は使用頻度が高いため、3つの文字種を専用に確保 しておくのが軸になります。文字種1や文字種4のような中間サイズに割当てを細分化しすぎると、運用時の判断コストが上がってしまいます。

補助線色(色No.9)の文字種を1つ確保しておく

検討段階で書き込んだ仮の文字を、印刷時に意図せず出してしまう事故を防ぐには、色No.9(補助線色)を割り当てた文字種を1つ専用で確保 しておくのが効果的です。

用途文字種への割当て例
検討中の寸法案文字種10 = 横3.0 × 縦3.0、色No.9
配置検討メモ同上
レビュー指摘の追記同上

これらを補助線色の文字種で書いておけば、図面が完成して納品PDF化する段階でも 「補助線色は印刷されない」仕様により自動的に消える ため、消し忘れリスクがゼロになります。

文字種設定の事務所内共有

文字種1〜10の設定値は、JWWファイルそのものではなく 環境設定ファイル(jw_win.jwf)に保存 されます。事務所内でJWファイルを受け渡しても、相手PCのjwfが違えば、開いた時の文字種設定も違って見えるリスクがあります。

実務では以下のいずれかで運用を安定させます。

  1. jwfを社内共有フォルダに置き、各PCに配布する(もっとも軽量)
  2. JWWファイル冒頭に文字種仕様の凡例ブロックを設ける(ファイル単独で意図が伝わる)
  3. PERSC推奨初期設定の jwf を採用PERSC推奨初期設定 ※準備中)

つまずきポイント・対処 ★PERSC独自

Q: 文字種を変更しても、すでに描いた文字のサイズが変わらない

→ 「既に作図されている文字のサイズも変更する」チェックがOFFになっています。OFFのまま設定を変えると、既存文字は「任意サイズ」扱いに切り替わり、新しい文字種設定の影響を受けません。既存文字も揃えたい場合はチェックをONにしてから「OK」を押します。ただし図面が完成段階に入っている場合は、安全のため一度バックアップを取ってから操作します。

Q: 印刷したら文字の色が想定と違う

→ 「文字」タブの「色No.」と色・画面タブの「プリンタ出力要素」の線色設定の 両方 を確認してください。たとえば文字種5に色No.7を割り当てていても、線色7のプリンタ出力RGBが赤系に設定されていれば印刷物は赤系で出ます。「文字色 = 文字種の色No. × 線色番号のプリンタ出力色」という二段構えになっています。

Q: 文字を打ったら印刷時に出てこない

→ 文字種の「色No.」が 9(補助線色) になっている可能性が高いです。補助線色は仕様として印刷されません。書込み文字種変更ダイアログを開いて色No.を1〜8のいずれかに変更してください。

Q: フォントを変えたいが「文字」タブにフォント欄がない

→ 「文字」タブにはフォント欄はありません。フォント選択は 書込み文字種変更ダイアログ(文字コマンドのコントロールバー左端のボタン)から行います。文字種1〜10ごとに恒久的にフォントを紐付ける欄ではなく、「次に書く文字に使うフォント」を都度切り替える設計です。

Q: 文字種1〜10にないサイズで一回だけ書きたい

→ 書込み文字種変更ダイアログの 「任意サイズ」 欄に直接サイズを入力すれば、その場限りのサイズで書けます。任意サイズで書いた文字は、後から「文字」タブで文字種設定を変えても影響を受けません。

Q: 寸法線と文字値が重なって読みづらい

→ 「文字(寸法図形、ブロック図形)を最後に描画」をONにすると、文字が線より手前に描画されて読みやすくなります。さらに「文字の輪郭を背景色で描画」もONにすると、画面表示時の輪郭が背景色で縁取られます。それでも印刷時に重なる場合は「文字列範囲を背景色で描画」と「範囲増寸法」で文字の四角範囲を背景色マスクします。

Q: 「使用文字数」の数値が0のままなのに、図面に文字を打った

→ 文字を打った直後に「文字」タブを開き直すと数値が更新されます。タブを開いた時点での集計値が表示される仕様のため、リアルタイム更新ではない点に注意します。一度タブを切り替えて再度「文字」タブに戻ると数値が反映されます。

Q: 図面ファイルを別PCで開いたら文字サイズが違って表示された

→ 文字種1〜10の設定は 環境設定ファイル(jw_win.jwf)に保存 されており、JWWファイルには記録されません。別PCのjwfが違えば文字種の数値も違って見えます。事務所内で揃えたい場合は jwf 自体を共有してください。詳しくは環境設定ファイル ※準備中 を参照してください。

Q: 文字を入れたら印刷時に枠(▢)だけ表示された

→ 一般(1)タブの「文字表示と枠表示の切り替えドット数」で設定したドット数より、画面の文字が小さく表示されているためです。これは画面表示のみの挙動で、印刷物には影響しません。詳しくは文字表示設定(小さい文字の枠表示・倍率) ※準備中 を参照してください。

Q: 設定を変えたが反映されない

→ 「OK」ボタンを押さずに「キャンセル」で抜けると、変更は反映されません。また、Jw_cadを正常終了せずに強制終了すると、変更内容がjw_win.jwfに保存されない場合があります。詳しくは設定が保存されない ※準備中 を参照してください。


関連項目


まとめ

  • 「文字」タブは 文字種1〜10の「サイズ・間隔・色」テンプレート を定義する場所
  • フォントは「文字」タブにはなく、書込み文字種変更ダイアログ側で都度選ぶ設計
  • 色No.は色・画面タブの線色1〜8 / 補助線色(色No.9)を参照する番号制
  • 既存文字に設定変更を反映するかは「既に作図されている文字のサイズも変更する」で切替
  • 寸法値・室名・面積記入の3用途を3つの文字種に固定する運用が事務所統一の最短ルート
  • 設定値はjw_win.jwfに保存される。事務所内共有はjwfを配布するのが軽量