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メール送信・図面情報コピー
このページでできるようになること
Jw_cad から直接メールクライアントを起動して図面ファイルを添付送信したり、図面の現在の情報(ファイルパス・座標・レイヤ状態・表示倍率)をクリップボードにコピーして、メモやドキュメントに貼り付けたり、タグジャンプで他のファイルに連携させたりできるようになります。
背景: これら2つの機能は「ファイル操作」コマンドに含まれる便利な補助機能です。メール送信は図面納品・打ち合わせ資料の共有を効率化し、図面情報コピーはチーム作業時のファイル参照管理を支援します。
メール送信
概要
Jw_cad で開いている図面ファイルを、メーラー(メールソフト)に自動添付して送信する機能です。
特徴
- メーラーを自動起動: Jw_cad からワンクリックでメールウィンドウを開く
- ファイルを自動添付: 現在編集中の図面が自動的に添付される
- メーラー設定に依存: 使用しているメールソフト(Outlook / Gmail / Windows メール等)で動作が異なる
使用場面
- 図面の初回提出: クライアント・関連部門に図面案を送付
- 修正版の配布: 修正が完了した図面を送信
- 打ち合わせ資料: 検討用の図面を複数ファイル添付送信
操作手順
ステップ 1: 送信したいファイルを開く
Jw_cad で送信する図面ファイルを開いて、アクティブ状態(最前面)にしておきます。
画像準備中 — 送信対象の図面ファイル表示
ステップ 2: メール送信コマンドを実行
メニューバーから「ファイル」→「ファイル操作」→「送信」をクリックします。
画像準備中 — ファイルメニュー → ファイル操作 → 送信
ステップ 3: メーラーが起動・ファイル自動添付を確認
メールソフトが起動し、「新規メッセージ」ウィンドウが表示されます。編集中のファイルが自動的に添付されている ことを確認します。
画像準備中 — メーラー起動後の新規メッセージウィンドウ(ファイル添付確認)
ステップ 4: 宛先・件名・本文を入力
| 項目 | 入力内容 | 例 |
|---|---|---|
| 宛先 | 受け取り人のメールアドレス | client@example.com |
| 件名 | メールの題名 | 「プロジェクトA 平面図 v2.0」 |
| 本文 | 挨拶・説明文 | 「お世話になっています。修正版図面をお送ります...」 |
画像準備中 — メール入力例
ステップ 5: 送信
全ての項目の入力が完了したら、メーラーの「送信」ボタンをクリックしてメールを送信します。
画像準備中 — メーラーの送信ボタン
複数ファイルを一度に送信したい場合
Jw_cad の「送信」コマンドは1回の実行で1ファイルのみ添付します。複数ファイルを送信する場合:
- ファイルA を開く → ファイル操作 → 送信
- ファイル B を開く → ファイル操作 → 送信
- (以下、ファイル数分繰り返し)
または
- Outlook など複数添付対応メーラーの場合: 1つ目のファイルを送信後、メーラーで直接複数ファイルを添付してから送信
Tips: メール送信前に、図面が最新版であること(保存済みであること)を確認してください。未保存の編集内容は添付ファイルに含まれません。
図面情報コピー
概要
作図中の図面の現在の状態情報を取得してクリップボードにコピーする機能です。
コピーされる情報
| 情報項目 | 説明 | 用途 |
|---|---|---|
| ファイル名のフルパス | ファイルの完全なファイルパス(例: C:\Users\username\Documents\design.jww) | ファイル位置の記録・タグジャンプ連携 |
| 表示画面中心の座標 | 現在 Jw_cad の画面中央に表示されている点の座標(X, Y) | 重要な個所の座標記録・打ち合わせ時の位置指示 |
| レイヤの状態 | 現在のレイヤ構成・表示/非表示状態 | チーム作業時の状態共有 |
| 表示倍率 | 画面に表示されている倍率(例: 1/100) | 図面の詳細度合いの記録 |
使用場面
- チーム内での位置指示: 「この図形がある座標を報告して」という場面で、コマンド実行後クリップボードの座標をコピー
- メモ・メール本文への図面情報添付: コピーした情報をメール本文に貼り付けて、参照図面の情報を共有
- タグジャンプの準備: 複数ファイル間の参照関係を構築する際、ファイルパス情報を自動取得
操作手順
ステップ 1: 図面情報を取得したい状態で表示
Jw_cad で図面を開き、情報を取得したい場所(座標・表示倍率)に画面をスクロール・ズームして表示します。
ポイント: コピーされる座標は「画面の中央」のため、目的の座標を画面中央に配置してからコマンドを実行します。
画像準備中 — 情報取得対象の図面表示
ステップ 2: 図面情報コピーコマンドを実行
メニューバーから「ファイル」→「ファイル操作」→「図面情報コピー」をクリックします。
画像準備中 — ファイルメニュー → ファイル操作 → 図面情報コピー
ステップ 3: コピー完了のメッセージを確認
作図画面上に「コピーしました」などのメッセージが表示され、図面情報がクリップボードにコピーされたことが確認できます。
背景: 画面にメッセージが表示されているだけで、新しいウィンドウは開きません。ユーザーが明示的に別のアプリケーション(メモ帳・メーラーなど)に貼り付けるまで、コピーした情報は Jw_cad の背景で保管されています。
画像準備中 — コピー完了メッセージの表示
ステップ 4: クリップボードの情報を必要な箇所に貼り付け
Word / Outlook / メモ帳など、図面情報を貼り付けたい別のアプリケーションで Ctrl + V を実行します。
以下のような形式でテキスト情報が貼り付けられます:
C:\Users\username\Documents\design.jww
X: 150.25, Y: 200.50
レイヤ: 構造体(表示), 寸法(表示), 詳細図(非表示)
倍率: 1/100画像準備中 — メールや Word への貼り付け例
タグジャンプとの連携
図面情報コピーとタグジャンプの関係
「図面情報コピー」でコピーしたファイルパス情報は、「タグジャンプ」コマンドで別ファイル間を移動する際に利用できます。
詳しくは タグジャンプ を参照。
よくある質問と対処
Q: メール送信コマンドを実行しても、メーラーが起動しない
→ 以下の原因が考えられます:
- メールソフトが設定されていない: Windows のデフォルトメーラーが未設定。「設定」→「アプリ」→「既定のアプリ」でメーラーを指定
- メールソフト自体がインストールされていない: Outlook / Thunderbird など、何らかのメーラーが必要。Web メール(Gmail / Outlook.com)のみの場合は、ブラウザメーラーを既定に設定(可能なメーラーのみ)
- メーラーが起動済み: 既にメーラーが開いている場合、新規ウィンドウが起動する場合と、既存ウィンドウが前面に出る場合とがあります。タスクバーを確認
Q: 複数のメーラーがインストールされている。どのメーラーが使われる?
→ Windows の「既定のメーラー」に設定されているアプリが使用されます。
変更方法:
- Windows 「設定」を開く
- 「アプリ」→「既定のアプリ」
- 「メール」の項目で目的のメーラーを選択
Q: 図面情報コピーでコピーされた座標が、目的と異なる
→ **クリップボードにコピーされる座標は「画面の中央」**です。
対応方法:
- コマンド実行前に、取得したい座標が「画面の中央」に来るよう、スクロール・ズームを調整してからコマンドを実行
Q: 図面情報コピーの内容をテキストファイルに保存したい
→ クリップボードにコピーされた情報を、メモ帳などで貼り付けて保存します:
- 図面情報コピーを実行
- メモ帳を開く(スタートメニュー検索で「メモ帳」)
Ctrl + Vで貼り付け- ファイル名を付けて保存
実務での使い方 ★PERSC独自
図面納品フロー
クライアント・協力事務所への図面納品プロセス:
| フェーズ | 操作 | 用途 |
|---|---|---|
| 設計案作成 | Jw_cad で図面編集 | 通常の設計作業 |
| 内部チェック | メニュー「ファイル操作」→「送信」で主任に送付 | 品質確認 |
| クライアント提出 | 修正版を再度「送信」で納品 | 納品図面の共有 |
| 修正指示対応 | 「図面情報コピー」で座標情報をメール本文に挿入 | 修正個所の正確な指示 |
複数事務所での図面共有
遠隔地の協力事務所と図面をやり取りする場合:
- 最新版を開く
- メニュー「ファイル操作」→「送信」で協力先へ配布
- 修正版を受け取ったら、チーム内で「図面情報コピー」で座標付きで共有(レビュー効率化)
- 最終版を再度配布
つまずきポイント・対処 ★PERSC独自
Q: メール送信時に「添付ファイルが大きすぎる」エラーが出た
→ Jw_cad ファイル(.jww)が大きい場合、メールサーバーの容量制限に引っかかることがあります。
対応方法:
- ファイルサイズの削減: 不要なレイヤ・オブジェクト・外部参照画像を削除してから送信
- 圧縮: ファイルを ZIP 圧縮してからメーラーで手動添付
- ファイル共有サービス: Google Drive / Dropbox などのクラウド共有サービスを使用し、リンクをメール本文に貼付
- DXF 形式での送信: DXF は JWW より圧縮率が高い場合があります(ファイル一括変換後に送信)
Q: 図面情報コピーで複数行の情報が貼り付かれたが、どの情報が何を示すか不明
→ コピーされた情報の見方:
1行目: C:\Users\roku6\Documents\design.jww
↑ ファイルの完全パス。タグジャンプで参照する際に使用
2行目: X: 150.25, Y: 200.50
↑ 画面中央の座標。会議での位置指示や、詳細図の座標記録に使用
3行目: レイヤ: 構造体(表示), 寸法(表示), 詳細図(非表示)
↑ 現在のレイヤ表示状態。チーム作業時に「このレイヤ構成で見てください」と指示
4行目: 倍率: 1/100
↑ 図面の表示倍率。「1/100で見ると〇〇が分かります」と説明する際に使用Q: メール送信後、Jw_cad に戻ってきたら、図面が編集状態に見える
→ メール送信コマンドは、ファイルをコピーして添付するだけで、ファイルそのものを閉じません。
Jw_cad での編集は继续できます。ただし、メール送信時点のファイル内容が送信されるため、送信後に追加編集した内容は添付ファイルに含まれません。
メール送信後に図面を編集した場合は、更新版を再度送信する必要があります。
関連項目
- ファイル操作(比較・名前変更・削除・属性変更) — ファイル管理の基本機能
- タグジャンプ — 図面情報コピーで取得したパス情報を使用
- 上書き保存 — メール送信前の確実な保存方法
まとめ
- メール送信: Jw_cad から直接メーラーを起動し、編集中ファイルを自動添付。複数ファイル送信には複数回実行が必要
- 図面情報コピー: ファイルパス・座標・レイヤ・倍率をクリップボードにコピー。メール本文や共有ドキュメントに貼り付けて、チーム内の位置指示や参照管理に活用
- メーラーが起動しない場合: Windows の既定メーラー設定を確認
- 複数ファイル送信: メール送信コマンドは1回で1ファイル。複数送信には複数回実行か、メーラーでの手動添付を活用