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2線コマンドの基本(間隔・基準線)
このコマンドでできること
Jw_cadの「2線」コマンドを使うと、作図ウィンドウ内にすでに引かれている1本の線(基準線)に平行な2本の線を、まとめて作図できます。基準線の両側にどれだけの間隔で線を引くかを数値で指定し、始点と終点をクリックするだけで、平行な2本の線が一気に確定します。住宅平面図の壁(通り芯から両側に75mm振り分けた壁面線)、ダクト・配管の幅、パイプスペースの枠など、「中心線に対して両側に同じ/異なる間隔の線を引きたい」場面で使う頻出コマンドです。
背景: 「2線」コマンドは、複線コマンドとよく似ていますが、目的が違います。複線が「すでにある線を1本ずつ平行コピーする」のに対し、2線は「中心線(基準線)から両側に振り分けて2本同時に引く」コマンドです。建築・土木の図面では「壁芯(中心線)から両側75mm」「配管中心から両側50mm」のように中心基準で考える機会が多いため、2線コマンドの使用頻度はかなり高いです。
起動方法
2線コマンドは3つの起動方法があります。どれを使っても同じコマンドが立ち上がります。
| 方法 | 操作 |
|---|---|
| ツールバー ★推奨 | 左側「作図(1)」ツールバー内の「2線」ボタンを左クリック |
| メニューバー | 「作図」 → 「2線」を左クリック |
| クロックメニュー | 作図ウィンドウ内でAM10時方向に左ドラッグ中に右クリック |
PERSCの推奨: 左側ツールバーの「2線」ボタンを使うのがおすすめです。「/」(線)「□」(矩形)の近くに配置されているため、線・矩形・2線という基本作図コマンド3兄弟をマウスの最短距離で行き来できます。
要確認: クロックメニューの起動方向(AM10時方向の左ドラッグ→右クリック)は実機で確認します。クロックメニューの基本については マウス操作の基本 と クロックメニュー入門 を参照。
画像準備中 — 2線コマンドの3つの起動方法(ツールバー/メニューバー/クロックメニュー)
基本操作: 間隔を入力 → 基準線 → 始点 → 終点
2線コマンドは、線・矩形コマンドと違って操作前に「間隔」の数値入力が必要です。流れは下記の4ステップです。
2線作図手順サマリー(全4ステップ)
| # | 操作 | 内容 |
|---|---|---|
| 1 | 間隔を入力 | コントロールバー「2線の間隔」に数値を入力 |
| 2 | 基準線を指示 | 平行コピーの元になる線を左クリックで選択 |
| 3 | 始点を指示 | 2線の作図開始位置を左クリック(読取点なら右クリック) |
| 4 | 終点を指示 | 2線の作図終了位置を左クリック(読取点なら右クリック) |
それぞれの詳細は以下のとおりです。
手順1: 2線コマンドを起動
左側ツールバーの「2線」ボタンを左クリックします。コントロールバーが2線コマンド用の表示に切り替わります。
画像準備中 — 2線コマンド起動直後のコントロールバー表示
手順2: 「2線の間隔」を入力
コントロールバーの「2線の間隔」テキストボックスに、基準線から両側それぞれに引きたい線までの距離を数値で入力します。
入力には2つのパターンがあります。
| 入力例 | 意味 |
|---|---|
75 | 両側とも75(同じ間隔)。Enterキーを押すと自動的に「75 , 75」に補完される |
75 , 75 | 両側とも75(カンマ区切りで明示) |
100 , 50 | 基準線の片側に100、反対側に50(異なる間隔) |
Tips: 数値入力欄はテキストボックスなので、過去に入力した値の履歴がプルダウン表示される場合があります。よく使う間隔(75、100、150等)はプルダウンから選ぶと素早く設定できます。
画像準備中 — コントロールバー「2線の間隔」に数値を入力した状態
手順3: 基準線を指示
作図ウィンドウ内の、基準にしたい直線の上で左クリックします。クリックした線が基準線として認識され、ここから両側に2線が振り分けられます。
注意: 基準線として指定できるのは直線だけです。円・円弧は基準線にできません。円・円弧の周囲に平行な線を引きたい場合は、複線コマンド(複線コマンド ※準備中)を使います。
Tips: 基準線をどの位置でクリックするかは、線の上であればどこでも構いません(線の中央でも端でもOK)。クリック位置は基準線の選択にしか使われず、2線の始点・終点とは別の操作です。
画像準備中 — 基準線を左クリックして選択した様子
手順4: 始点を指示
2線の作図を開始する位置で左クリック(既存の点に正確に合わせたい場合は右クリックで読取点)します。始点が確定すると、始点位置から基準線に平行な赤い仮線が2本表示されます。
画像準備中 — 始点を指示した直後の赤い仮線(2本平行)
手順5: 終点を指示
マウスポインタを終点位置まで動かし、左クリック(読取点なら右クリック)して確定します。これで仮線が確定し、現在の書込線色・線種・書込レイヤで2線が作図されます。
画像準備中 — 終点を指示して2線が確定した状態
手順6: 続けて次の2線を引く
2線が1組確定すると、コマンドはそのまま次の作図を待ち受ける状態に戻ります。続けて別の2線を描く場合は、再び基準線 → 始点 → 終点の順で指示していきます。「2線の間隔」の数値はそのまま保持されるため、同じ間隔で複数の2線を引きたい場合は再入力不要です。
Tips: 2線コマンドを終了したい場合は、別のコマンド(線・矩形・消去など)を選ぶか、Escキーで現在の指示状態をキャンセルします。
「2線の間隔」の指定パターン
「2線の間隔」テキストボックスには、用途に応じて3パターンの数値指定ができます。
パターンA: 1つの数値(両側同間隔)
75数値を1つだけ入れてEnterキーを押すと、Jw_cadが自動的に「75 , 75」に補完してくれます。中心線の両側に同じ幅で線を引きたいときの最速入力パターンです。
Tips: 1つの数値を入れた時点でEnterを押し忘れると、補完されずに次の操作(基準線指示)に進んでしまう場合があります。基準線指示前にコントロールバーの表示を一度確認するクセをつけると安心です。
パターンB: カンマ区切りの2つの数値(同じ間隔)
75 , 75両側を明示的に指定する書き方です。パターンAと結果は同じになりますが、数値を見たときに「両側75ずつ」と即座にわかるため、後から見直したときの可読性が高い書き方です。
パターンC: カンマ区切りの2つの数値(異なる間隔)
100 , 50基準線の片側に100、反対側に50という、両側で異なる間隔を指定するパターンです。たとえば「基準線の上側に大きく振り分け、下側に少しだけ振る」という、非対称の壁・配管の作図で使います。
Tips: カンマ区切りは半角カンマ「,」を使います。半角スペースを入れても入れなくても認識されますが、入力の慣習としては「100 , 50」のようにカンマの両側にスペースを入れる書き方が一般的です。
間隔反転(基準線を境に間隔を入れ替え)
「2線の間隔」を異なる値(例: 100 , 50)で入力した場合、どちらが上でどちらが下かは始点を指示した時点で決まります。「逆だった」と気づいた場合は、コントロールバーの「間隔反転」ボタンで入れ替えできます。
間隔反転の使い方
- 「2線の間隔」に異なる数値(例:
100 , 50)を入力 - 基準線・始点を指示すると、赤い仮線が表示される
- 仮線の上下が思っていたのと逆だったら、終点指示の前にコントロールバーの「間隔反転」ボタンを左クリック
- 仮線が反転(基準線を境に間隔が入れ替わる)
- そのまま終点をクリックして確定
画像準備中 — 「間隔反転」ボタンを押す前後の仮線比較
注意: 「間隔反転」ボタンは両側の間隔が異なるときだけ有効になります。両側が同じ間隔(例:
75 , 75)のときは反転しても見た目が変わらないため、ボタンがグレーアウトされます。
Tips: 反転をやり直したい場合は、もう一度「間隔反転」ボタンをクリックすれば元に戻ります。何度でも切り替え可能です。
1/2間隔・2倍間隔ボタン
コントロールバーには「1/2間隔」と「2倍間隔」のボタンも用意されています。
| ボタン | 効果 |
|---|---|
| 1/2間隔 | 「2線の間隔」テキストボックスの数値を半分にする |
| 2倍間隔 | 「2線の間隔」テキストボックスの数値を2倍にする |
たとえば「200 , 200」と入力済みのときに「1/2間隔」を押すと、その場で「100 , 100」になります。複数の壁厚を試しながら作図したいときに、テキストボックスの数値を打ち直すよりも速く切り替えられます。
Tips: 1/2と2倍は両方使えるため、「200 →(1/2)→ 100 →(2倍)→ 200」のように行き来できます。同じ図面内で「壁の真ん中の細い線(薄い壁芯)と外側の壁面線」を交互に描くようなケースで便利です。
基準線と異なる長さで作図する
2線の始点・終点は、基準線の上にある必要はありません。基準線とまったく違う位置・違う長さで2線を引けるのが、複線コマンドとの大きな違いです。
よくある2パターン
パターン1: 基準線の端から端まで(基準線と同じ長さ)
基準線の片方の端で右クリック(読取点)して始点を取り、もう一方の端でも右クリックして終点を取ると、基準線とぴったり同じ長さの2線が引けます。中心線に沿って壁線を一気に作図したい場面でよく使います。
パターン2: 基準線とは違う位置で短く・長く引く
始点・終点を任意点(左クリック)で指定すれば、基準線の長さに関係なく好きな範囲だけ2線を引けます。中心線の途中から始まる部分壁、中心線をはみ出して延長する袖壁などの作図で使います。
画像準備中 — パターン1(端から端)とパターン2(任意区間)の比較図
Tips: 基準線の途中で始点・終点を取りたい場合は、補助点を別コマンド(点コマンド)で先に打っておくか、線分上の任意点指示(中点取得など)を併用します。線分上の点取得については 読取点とマウス指示 を参照。
連続2線作図(基準線を途中で変更)
2線コマンドには、作図中に基準線を切り替えながら、折れ曲がった2線をひと筆書きで描く機能があります。建物の外壁のように「水平→垂直→水平」と方向を変えながら2線をつないでいきたいときに使います。
連続2線の手順
- 2線コマンドを起動し、間隔を入力
- 1本目の基準線(例: 横方向の通り芯)を左クリックで選択
- 始点を左クリックまたは右クリックで指示
- 折れ曲がる位置で、次の基準線(例: 縦方向の通り芯)を左ダブルクリック
- 仮線が新しい基準線に沿って折れ曲がる
- 終点を左クリックまたは右クリックで確定
画像準備中 — 連続2線作図の途中で基準線を左ダブルクリックした瞬間
Tips: 基準線の変更は何度でも繰り返せます。建物の外周をぐるっと描くような場面では、角ごとに基準線を左ダブルクリックで切り替えて、最後の終点で1組の連続2線として確定できます。
背景: この機能を使わずに「水平の2線を引く → 垂直の2線を引く」と別々に作図すると、角の部分で線が突き抜けてしまい、後から消去・コーナー処理(コーナー処理 ※準備中)で整える手間がかかります。連続2線で描けば、角がきれいに収まった状態でひと筆書きが完結します。
留線・包絡(このページでは概要のみ)
2線コマンドには、本コマンド固有のオプションとして「留線」と「包絡」があります。
| オプション | できること |
|---|---|
| 留線(コントロールバーチェック) | 2線の端に「壁の小口」のような閉じ線(留線)を入れる |
| 留線常駐(コントロールバーチェック) | 留線を継続して両端に入れる設定 |
| 留線出(コントロールバー数値入力) | 留線を始点・終点から数値分ズラした位置に入れる |
| 包絡(終点指示時に基準線以外の直線を右ダブルクリック) | 終点側で2線を別の線につなげる |
これらの詳細手順・使い分けは別記事で解説します。
Tips: 留線・包絡は2線コマンドの応用機能で、専用記事 2線の留線・包絡 で詳しく解説します。基本操作(間隔・基準線・始点・終点)に慣れてから取り組むのが推奨です。
書込線色・線種との関係
2線コマンドで作図される2本の線は、現在の書込線色・線種で描かれます。違う種類の線で2線を引きたい場合は、操作前に書込線属性を切り替えます。
画面下部のステータスバー右寄りに「線属性」ボタン(「日」のマーク)があります。クリックすると線属性ダイアログが開き、線色(線色1〜8)と線種(実線・点線・一点鎖線・二点鎖線等)を切り替えられます。
画像準備中 — 線属性ダイアログを開いて2線用の線色・線種を選ぶ画面
Tips: 壁線の場合は「線色2・実線」、補助の壁芯なら「線色6・一点鎖線」のように、用途で線属性を使い分けると印刷時の見栄えが整います。詳しくは 線属性(線色・線種)の設定 と 線種の使い分け を参照。
AUTOモードからの呼び出し
Jw_cadの「AUTOモード」では、別のコマンド作業中にクロックメニュー経由で2線コマンドを呼び出せます。「いまの作業の流れを止めずに、2線を1組だけ追加で引きたい」場面に向いています。
Tips: AUTOモードの基本操作と、AUTOモードから呼び出せるコマンド一覧は AUTOモードの使い方 を参照。
実務での使い方 ★PERSC独自
木造住宅の壁線(通り芯から両側75mm)
木造住宅の標準的な壁厚は150mm(柱120mmの両側に石膏ボード等を加えた厚み)です。通り芯(中心線)から両側に75mmずつ振り分けた壁面線を2線コマンドで一気に引くのが、最も速い作図手順です。
- 通り芯を線コマンドで「水平・垂直」ON+線色6(一点鎖線)で引く
- 線属性を線色2・実線に切替
- 2線コマンドを起動し、「2線の間隔」に
75を入力 → Enter(自動で75 , 75に補完) - 通り芯を左クリックで基準線指定
- 始点・終点を右クリックで通り芯の両端に合わせる
- 通り芯と同じ長さの壁面線2本が一気に作図される
これを縦横の通り芯ごとに繰り返すと、住宅の主要な壁が短時間で骨組みとして見えてきます。
RC造の壁(中心線から両側100mm、両側150mm)
RC造の壁厚は200mmまたは150mm〜180mmが一般的です。「100 , 100」または「90 , 90」「75 , 75」など、設計値に応じて2線の間隔を切り替えます。マンション設計で住戸間の戸境壁(180mmや200mm)と外壁(150mm〜180mm)を描き分ける際は、ピラスター(柱型)と壁を1/2間隔ボタンで半分・倍と切り替えながら作図すると効率が良いです。
ダクト・配管の幅取り(設備図)
設備図では、ダクトや配管を「中心線から両側に幅の半分ずつ振り分け」で描きます。たとえば角ダクト300×200の幅方向は、中心線から両側に150mmずつ。2線コマンドの「2線の間隔」に 150 を入れて両側同間隔で引けば、中心線に対称なダクト線がひと操作で描けます。
Tips: 設備図のダクト・配管は線種を多用するため(実線・点線・一点鎖線で系統を区別)、線属性を頻繁に切り替えながら2線を引く場面が多くなります。線属性の切替効率も含めて作業時間に影響するため、線色・線種の使い分けルールはあらかじめ決めておくのが推奨です。
非対称の壁(外断熱の付加断熱層、PSダクトの偏った位置)
外断熱仕様の住宅では、構造体の柱中心と外壁仕上げ面の中心がズレることがあります。「100 , 50」のように両側の間隔を変えて2線を引くと、柱中心線から外側に厚い断熱層、内側に薄い壁を表現できます。間隔反転ボタンを使えば、左右の振り分けを途中で逆転させることも可能なので、非対称壁の作図では2線コマンドが最も柔軟に対応できます。
階段の側板・蹴上ライン
階段の踏面・蹴上を描く際、1段ずつ線コマンドで引くより、踏面中心線を引いて2線コマンドで両側を出すほうが速いケースがあります。複線コマンドとの使い分けになりますが、「中心が決まっていて両側に振り分ける思考」なら2線、「片側の線が決まっていて反対側に複製する思考」なら複線、と頭を使い分けると整理しやすいです。
つまずきポイント・対処 ★PERSC独自
Q: 2線が描けない・反応しない
→ 2線コマンドが起動していない可能性があります。コントロールバーの表示が「2線の間隔」「間隔反転」「1/2間隔」「2倍間隔」「留線」などになっているか確認してください。違うコマンドのコントロールバーが出ている場合は、左ツールバーの「2線」ボタンを左クリックして再起動します。
Q: 基準線をクリックしても何も起こらない
→ ステータスバー(画面左下)の指示文を確認してください。「基準線を指示してください」となっているはずなのに反応しない場合、クリックした線が基準線として認識される範囲外(線の上を正確にクリックできていない)の可能性があります。線の真上で改めて左クリックしてみてください。
Q: 円弧を基準線にしようとしたら無視された
→ 2線コマンドの基準線として指定できるのは直線だけです。円・円弧は基準線にできない仕様です。円・円弧の周囲に平行な線を引きたい場合は、複線コマンド(複線コマンド ※準備中)を使ってください。
Q: 「2線の間隔」を入力したのに反映されない
→ 数値入力後にEnterキーを押していない可能性があります。テキストボックスに数値を入れたらEnterキーで確定するクセをつけましょう。Enter前に基準線をクリックしてしまうと、前回の数値のまま2線が描かれます。
Q: 仮線の振り分けが思っていたのと逆になっている
→ コントロールバーの「間隔反転」ボタンを左クリックすると、基準線を境に間隔が入れ替わります。終点を確定する前であれば何度でも反転できるので、仮線の表示を見て調整してから終点をクリックしましょう。両側同間隔(例: 75 , 75)のときは反転しても見た目が変わらないため、間隔反転ボタンはグレーアウトされます。
Q: 基準線と違う長さで2線を引きたい
→ 始点・終点は基準線の長さと無関係に指定できます。基準線の途中から短く引きたい場合は始点を任意点(左クリック)で取り、基準線をはみ出して延長したい場合は終点をはみ出した位置で指定します。基準線と同じ長さでぴったり引きたい場合は、基準線の両端で右クリック(読取点)を使ってください。
Q: 連続2線で基準線を切り替えても折れない
→ 基準線を切り替える操作は「左ダブルクリック」です。シングルクリックでは基準線変更にならず、ただの始点・終点指示になってしまいます。基準線変更したいタイミングで、変更先の線の上を左でダブルクリックすることを意識してください。
Q: 2線を描いたら角が突き抜けている
→ 連続2線(基準線変更)を使わずに、横の2線・縦の2線を別々に描くと、交差部分で線が突き抜けます。後処理としてコーナー処理 ※準備中 で角を整えるか、最初から連続2線でひと筆書きするのが推奨です。
Q: 2線コマンドと複線コマンド、どちらを使えばいい?
→ 思考のスタートが「中心」か「片側」かで決めると整理しやすいです。
- 中心線がある/中心から両側に振り分けたい → 2線コマンド
- すでにある線の隣にもう1本平行な線を引きたい → 複線コマンド
詳しい比較は 複線コマンドの基本 ※準備中 とこの記事を見比べてください。
Q: 2線で「両側同じ間隔」と「両側異なる間隔」を切り替えるたびに数値を打ち直すのが面倒
→ 一度入力した数値はテキストボックスの履歴に残るため、プルダウンから過去の入力を呼び出せます。よく使う組み合わせ(75 , 75 100 , 100 100 , 50 等)は履歴に蓄積されるので、2回目以降は選ぶだけで済みます。
Q: クロックメニューが反応しない
→ クロックメニューはマウスの左ボタン・右ボタンを押し込んだまま動かす操作(ドラッグ)です。普通のクリックでは反応しません。AM10時方向に左ドラッグしてから右クリックする操作が苦手な場合は、ツールバーまたはメニューバーから2線コマンドを起動するルートで問題ありません。詳しくは マウス操作の基本 と クロックメニュー入門 を参照。
Q: 2線を描き始めたけどキャンセルしたい
→ Escキー(操作の巻き戻し)で現在の指示状態をキャンセルできます。間違って始点をクリックしてしまった場合の救済策として覚えておきましょう。
関連項目
- 線コマンドの基本(始点・終点・水平垂直) — 2線の前段で基準線(中心線)を引く
- 矩形コマンドの基本(始点・対角点) — 同じ作図(1)ツールバー内の基本コマンド
- 2線の留線・包絡 — 2線の端を閉じる・他の線とつなげる応用
- 中心線(点と点・円中心線) — 中心線の専用作図コマンド
- AUTOモードの使い方 — 別コマンド中の2線呼び出し
- 複線コマンドの基本 ※準備中 — 「片側の線から平行コピー」する複線との使い分け
- 両側複線 ※準備中 — 複線の両側オプションと2線の比較
- コーナー処理 ※準備中 — 2線同士の交差部分を整える
- 読取点とマウス指示 — 始点・終点を既存図形に正確に合わせる
- マウス操作の基本(左右クリック・ダブルクリック) — 連続2線の左ダブルクリック・包絡の右ダブルクリック
- 線属性(線色・線種)の設定 — 2線の書込線色・線種の切替
- 線種の使い分け — 壁線・通り芯・補助線で線色・線種を使い分けるルール
- 画面構成 ※準備中 — コントロールバー・ステータスバーの位置確認
まとめ
- 2線コマンドは「2線」ボタン(または「作図」→「2線」)で起動し、間隔入力 → 基準線 → 始点 → 終点の4ステップで平行な2本の線を一気に引く
- 「2線の間隔」は1つの数値(両側同間隔・自動補完)またはカンマ区切りの2つの数値(同間隔/異なる間隔)で指定する
- 異なる間隔のときは「間隔反転」ボタンで基準線を境にした振り分けを左右入れ替えできる
- 始点・終点は基準線の長さと無関係に指定でき、基準線と同じ長さで引きたい場合は両端を読取点(右クリック)で取る
- 連続2線(基準線を左ダブルクリックで切り替え)を使えば、折れ曲がった2線をひと筆書きで描ける
- 留線・包絡などの応用機能は別記事 2線の留線・包絡 で詳しく解説する